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八千代市コミュニティバス(やちよしコミュニティバス)は、千葉県八千代市が運行するコミュニティバスである[3][4]。京成バス習志野出張所に運行を委託している[3][4]。
1998年(平成10年)3月2日より、八千代市公共施設循環バス(やちよしこうきょうしせつじゅんかんバス)として運行開始、市内をぐるっと回ることから「ぐるっと号」の愛称が付けられ、4コースの運転が行われた。
その後、八千代市公共施設循環バス「ぐるっと号」は2012年8月31日をもって廃止され、翌9月1日より新たに「八千代市コミュニティバス」として試行運行を実施した[5]。その結果、2014年8月1日より「八千代台コース」のみ運行継続されている[6]。
千葉県八千代市は、戦後の高度経済成長期に東京のベッドタウンとして人口が増加し、市内には八千代台団地、高津団地、村上団地などの大規模団地が造成された。
その頃に移住してきた人々の高齢化が進んでいくものと推定されたため、自家用車などの交通手段を持たない市民を含めた幅広い年齢層の交通の利便性を確保するとともに、市内の公共施設の利用促進や地域コミュニティ活動の活性化などを目的として、八千代市はコミュニティバスの運行を検討開始した。
そして1998年(平成10年)3月2日から、八千代市公共施設循環バス「ぐるっと号」の運転を行うこととし、市が委託バス事業者に対し、車両の購入費用および1コースにつき年間1,600万円を限度とした補助を行うこととした。
「ぐるっと号」の運行開始時は、京成電鉄直営時代の京成バス(長沼営業所)に委託し[1][2]、運行開始に際しては、専用車として日産ディーゼル・RN(富士重工業8E車体架装)が1台「ぐるっと号」専用カラーで導入された[1]。当時の京成電鉄自動車部では日産ディーゼル製車両の導入が極めて少なく、当時は高速車がごく少数在籍するに過ぎなかったため、当時は唯一の日産ディーゼル製路線車であった[1]。
2000年代に入るとバス事業の規制緩和が行われ、これに伴い、市内で一般路線バスを運行する東洋バスが不採算路線の廃止を行ったため(米本団地 - 小室間など)、初期の目的のほか、阿蘇地区におけるスクールバスとしての利用など、既存のバス路線が廃止あるいは存在しない公共交通不便地域における公共交通としても利用されるようになった。
こうして「ぐるっと号」は運行を続けてきたが、2007年には運行開始から10年近くが経過したこともあり、八千代市におけるバス路線環境の変化や市の財政再建などともあいまって、「ぐるっと号」の運行形態の見直しが進められた。
その結果、2012年(平成24年)8月31日をもって「ぐるっと号」は運行終了し、翌9月1日から新たに「八千代市コミュニティバス」として1年間の試行運行を行った[5]。
さらに2014年(平成26年)1月7日からはコースを見直し、3月31日まで3か月間の試行運行を行った[6][7]。その結果、八千代台コースのみが継続、他コースは7月31日にて廃止となった[6]。
現行路線は「八千代台コース」1路線のみで、年中無休で運行する[3][4]。
2014年1月7日から運行開始した試行運行は9コースがあったが、2014年8月1日からは八千代台コースのみの運行となっている。運行は京成バス新都心営業所習志野出張所に委託している。2015年9月1日からPASMOが導入された。
「ぐるっと号」は4コースがあり、A - Cコースは東洋バス新山営業所、Dコースは京成バス長沼営業所花見川車庫[2]に委託していた。
各コースとも運賃は100円均一であった。毎週月曜日から金曜日に運行され、土日は運休であった。(平日の祝日などは運行)。
各コースは、右回りと左回りが一日3回ずつ運行され、1周あたりの所要時間は1時間20分ほどであった。バス停留所には各コースごとにバス停ナンバリングが1から順に付与されていた。
運行開始時から京成バスはスロープ付き小型ワンステップバスの日産ディーゼル・RNを導入しており、車椅子での利用もできたが、安全上の問題もあり車椅子では乗降できるバス停が限られていた。
「ぐるっと号」の多くの区間は、過去に東洋バスや京成電鉄(のち京成バス)が路線を持っていた区間であり、それらの廃止代替バスとしての役割も担っていた。
2012年9月1日から、7コースで試行運行を開始した。
各コースとも運賃は200円均一に改定された。ただし、八千代中央駅、村上駅、米本団地で各コースとの乗り継ぎが可能で、乗り継ぎ後の運賃は100円だった。
2013年8月31日で試行運行の期限を迎えたが、最終便の運行時刻を繰り上げた上で、同年12月28日まで運行を継続した。
その後、コース、運賃制度の変更を行い、2014年1月7日から3月31日まで9コースで運行し、2014年7月31日をもって以下の路線が廃止され、東洋バスは撤退した。
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