信松院
東京都八王子市にある曹洞宗の寺院 ウィキペディアから
東京都八王子市にある曹洞宗の寺院 ウィキペディアから
信松院(しんしょういん)は、東京都八王子市台町三丁目にある曹洞宗の寺院。山号は金龍山。開基は信松尼(武田信玄の四女・松姫)。開山は卜山舜越。八王子七福神の一つである布袋像を祀る。
1590年(天正18年)に信松尼(松姫)が心源院より八王子御所水(現・八王子市台町)の草庵に移転したのが創建とされる。
松姫は1567年(永禄10年)、7歳のとき、織田信長嫡男の信忠11歳と婚約したが、1573年(元亀3年)、両家は交戦状態(三方ヶ原の戦い)となり、婚約も破棄された。信玄の没後、1582年(天正10年)に織田勢による甲州征伐が開始されると、松姫は逃避行の末、武州多摩郡恩方にたどり着く。武田家は天目山の戦いで滅亡し、その後、本能寺の変で信忠が亡くなるという悲報が続き、松姫は心源院に移り出家した。
1945年(昭和20年)の八王子空襲では、焼失は逃れたものの、松姫が植えたとされている松が枯れた。
松姫の名を冠した「まつひめ幼稚園」を経営していたが1986年3月閉園した[4]。
東京都八王子市台町3丁目18番28号
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