伊達忠一

日本の政治家 ウィキペディアから

伊達忠一

伊達 忠一(だて ちゅういち、1939年昭和14年〉1月20日 - )は、日本政治家札幌臨床検査センター代表取締役会長。

概要 生年月日, 出生地 ...
伊達 忠一
だて ちゅういち
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2019年6月、国会にて
生年月日 (1939-01-20) 1939年1月20日(86歳)
出生地 日本 北海道芦別市
出身校 北海道立衛生検査技師養成所卒業
北海道芦別高等学校卒業
前職 臨床検査技師
現職 札幌臨床検査センター代表取締役会長
所属政党 自由民主党細田派
称号 桐花大綬章

第31代 参議院議長
在任期間 2016年8月1日 - 2019年7月28日
天皇 明仁
今上天皇

選挙区 北海道選挙区
当選回数 3回
在任期間 2001年7月30日 - 2019年7月28日

選挙区 (芦別市選挙区→)
札幌市厚別区選挙区
当選回数 4回
在任期間 1983年4月 - 1987年4月
1991年4月 - 2001年

その他の職歴
自由民主党参議院幹事長
(総裁:安倍晋三
2014年 - 2016年
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参議院議員(3期)、参議院議長(第31代)、国土交通大臣政務官第2次小泉改造内閣)、内閣府副大臣第2次安倍内閣)、自由民主党幹事長代理、自由民主党参議院国会対策委員長、自由民主党参議院幹事長などを務めた。

経歴

参議院本会議で伊達と安倍晋三(2018年1月)

北海道生まれ。芦別市出身[1]とも上士幌町出身[2]とも言われる。北海道芦別高等学校卒業。北海道立衛生検査技師養成所卒業。臨床検査技師1963年4月から札幌医科大学付属病院検査部に勤務し、1965年9月に札幌臨床検査センター株式会社を設立した[3]

1983年4月、芦別市から北海道議会議員に初当選。1987年4月の選挙で落選後、1991年4月の選挙で札幌市厚別区に国替えし、計4期務めた[3]

2001年第19回参議院議員通常選挙で参議院議員に初当選。2004年9月30日、第2次小泉改造内閣国土交通大臣政務官国土関係の施策北海道開発関係の施策の担当[4])に就任[3]

2007年第21回参議院議員通常選挙では、新党大地民主党国民新党が推薦した無所属新人多原香里の猛追を振り切り再選。

安倍内閣福田康夫内閣麻生内閣で自由民主党副幹事長を務めた。また、自民党参議院幹事長代理、幹事長代理、国会対策委員会筆頭理事・副委員長などを務めている[3]

2012年第2次安倍内閣内閣府副大臣沖縄北方対策科学技術などの担当)に就任。2013年第23回参議院議員通常選挙では2位に40万票近い差をつけトップで3選。同年9月に内閣府副大臣を退任し、10月より自民党参議院国会対策委員長を務める[3]

2014年9月、自民党参議院幹事長に就任[5]

2016年8月、第191回国会参議院本会議において参議院議長に選出された[6]。2017年2月に参議院改革協議会を7年ぶりに設置した[7]

2018年11月12日、2019年第25回参議院議員通常選挙には出馬せず、政界を引退する意向を示した[8]

2019年、桐花大綬章受賞[9]。2020年、紺綬褒章受賞[10]

政策

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ロシア連邦院にて(2018年7月)

2013参院選 毎日新聞候補者アンケートによると

統一教会との関係

2015年、伊達は、同じ臨床検査技師出身で、日本臨床衛生検査技師会会長を務めていた宮島喜文に、翌年の参議院議員選挙への立候補を打診[12]。2015年8月28日、宮島が出馬の意向を固めたことが報じられた[13]。しかし「票が足りない」と踏んだ伊達は安倍晋三首相に世界平和統一家庭連合(旧統一教会)の組織票を回すよう依頼。安倍は了承し、選挙公示直前に教団の関連団体「世界平和連合」の推薦が決まり[12]、宮島に統一教会の票が回った[14][15]。自民党は比例代表で19議席を獲得し、宮島は党内得票数17位で初当選を果たした[16]

2019年7月の任期満了をもって伊達は政界を引退。同年10月5日、統一教会の関連団体「天宙平和連合」(UPF)がホテルナゴヤキャッスルで開いた「ジャパンサミット&リーダーシップカンファレンス」に出席し、基調講演を行った[17][18]。2020年2月3日から5日にかけて、天宙平和連合は韓国高陽市キンテックスで「ワールドサミット2020」を開催[19]。このうち4日に開催された世界平和頂上連合総会[20]に出席しスピーチした[注 1]。同年8月9日、統一協会がネットワーク中継したイベント「RALLY OF HOPE 神統一世界安着のための100万希望前進大会」にオンラインで参加。2022年2月11日と12日、統一教会の関連団体がソウルのロッテホテルワールドで「Think Tank 2022 フォーラム分科セッション」を開催。伊達は11日に元衆議院議員の原田義昭とオンラインで参加し、演説を行った[22]。これらはいずれも、宮島の当選の見返りとして参加したものだったと、伊達はのちに北海道テレビの取材で証言している[14][15]

安倍は首相を退いたものの、2021年11月11日に清和政策研究会の会長に就任。派閥名も「安倍派」となり[23]、依然として権勢を振るっていた。伊達は2022年の参院選に向け、安倍に対し、宮島に統一教会の票を回すよう再び依頼するが、安倍は、かつて自身の首相秘書官を務めた元職の井上義行に票を回すと述べ、拒否[14][15]。再選の望みが薄いことを悟った宮島は同年4月に公認を辞退し、不出馬を選んだ[24]。同年7月の選挙で、自民党は比例代表に特定枠2人を含め計33人の候補者を擁立し、18議席を獲得。井上は11番目の得票数で通算2期目の当選を果たした[25]

人物

所属団体・議員連盟

脚注

関連項目

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