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日本の潜水艦の艦級 ウィキペディアから
伊百六十五型潜水艦(いひゃくろくじゅうごがたせんすいかん)は、大日本帝国海軍の潜水艦の艦級。海大V型(かいだいごがた)とも。同型艦3隻。1隻が事故で沈没、2隻が太平洋戦争で戦没した。
伊百六十五型潜水艦(海大5型) | |
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基本情報 | |
艦種 | 一等潜水艦 |
運用者 | 大日本帝国海軍 |
計画数 | 3 |
建造数 | 3 |
前級 | 伊百六十二型潜水艦(海大4型) |
次級 | 伊百六十八型潜水艦(海大6型a) |
要目 | |
基準排水量 | 1,575トン |
常備排水量 | 1,705トン |
水中排水量 | 2,330トン |
全長 | 97.70m |
最大幅 | 8.20m |
吃水 | 4.70m |
主機 | ズ式3号ディーゼルx2基 |
推進器 | 2軸 |
出力 |
水上:6,000馬力 水中:1,800馬力 |
最大速力 |
水上:20.5kt 水中:8.2kt |
航続距離 |
水上:10ktで10,000海里 水中:3ktで60海里 |
燃料 | 重油230トン |
潜航深度 | 安全潜航深度:75m |
乗員 | 62名 |
兵装 |
10cm単装高角砲x1門 12mm機銃x1挺 53cm魚雷発射管x6門(艦首4門、艦尾2門) 魚雷x14本 |
搭載機 | なし |
ソナー | MV式水中聴音機 |
1927年(昭和2年)度の予算で3隻が建造され、1932年(昭和7年)に竣工した。計画番号S29。海大4型の改良型であるが、船体形状は全く改められ、より推進効率の良い船型とした。主機は海大3型bと同じズルツァー式ディーゼルを搭載したが水上速力は0.5ノット増加している。
兵装は大きく変更されている。まず備砲が10cm高角砲とされ対水上、対空の両用を意図した[1]。機銃は12mmに強化、水中聴音機はKチューブに変わってMV式水中聴音機をアメリカから輸入し装備した。魚雷兵装に変更はないが発射管は無気泡発射管を新たに装備している。
伊67は訓練中に急速潜航に失敗して沈没して失われた。残りの二艦は太平洋戦争で通商破壊に従事し、オランダ潜水艦K XVIを沈めた。その後、伊166は1944年(昭和19年)に戦没。伊165は1945年(昭和20年)に回天攻撃隊に参加し撃沈された。伊165は商船8隻を撃沈しており、同じく8隻を撃沈した伊20と共に、撃沈隻数では日本潜水艦第5位にランクインしている。
1942年(昭和17年)5月20日に改称、艦番に100を加えた。
伊165型は同型艦3隻からなるため、3隻で1個潜水隊を編成した。佐世保鎮守府に配備されたため、佐鎮の固有番号を与えられて第30潜水隊となった。
昭和7年11月10日に呉鎮守府籍の伊67、佐世保鎮守府籍の伊66の2隻で編成。その後遅れて竣工した伊65を編入した。昭和15年8月29日に伊67が事故により失われ、残りの2隻は太平洋戦争に参加し、マレー作戦に参加した後、主にインド洋で活動した他、ミッドウェー海戦にも参加している。昭和19年3月25日に解隊された。
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