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広島県福山市の鞆の浦に浮かぶ島 ウィキペディアから
仙酔島(せんすいじま)は、広島県福山市の鞆の浦に浮かぶ島。1934年(昭和9年)に全国で最初に指定された国立公園である瀬戸内海国立公園内にある周囲約6kmの島である[1]。国名勝「鞆公園」の一部に含まれている[2]。ホテル関係者ら通勤する者がいる無定住島だが、無人島に分類されている。別名、亀の島[1]。
古代より潮待ちの港として栄えた鞆の浦において、隣接の弁天島と共に象徴的な存在の島で、外周約5キロほどの無人島であるが、島内にはホテル・キャンプ施設があり、福山市営渡船で行くことが出来る。
約9000万年前の大規模な火山活動により主に溶結凝灰岩で形成されたもので地質的に非常に希少なものとなっている。
対岸の福禅寺対潮楼は、江戸時代を通じて朝鮮通信使のための迎賓館として使用された。1711年に対潮楼を訪れた従事官の李邦彦は、客殿から見た仙酔島や弁天島の景色にいたく感動し、「日東第一形勝(朝鮮より東で一番美しい景勝地の意)」と賞賛した。元々、仙酔島という名前も“仙人も酔ってしまうほど美しい島”という意味である。またこの島には、日本で唯一ここにしかない五色岩がある。
南側の海岸沿いに田ノ浦海岸から島の東側、彦浦海岸へ行く為の遊歩道が、2004年の台風により崩壊して大部分が通行止めとなった為、山越えしなければならなかったが、2010年春に補修工事が完了している。
※現在、島内にある宿泊施設・キャンプ場などは、全て福山市に本社のある感謝グループが運営している。
なお、国民宿舎仙酔島があったが2021年(令和3年)春に閉館している[4]。
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