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日本の女優 ウィキペディアから
井上 希美(いのうえ のぞみ、1992年5月8日 - )は、元女優。2022年から漫画編集者。
兵庫県神戸市出身[1]。東京俳優・映画&放送専門学校 総合俳優専攻卒業[2]。劇団四季・CAMINO REAL所属していた。
兵庫県立須磨東高等学校時代は放送部に所属し、主に朗読部門で大会に出場。1年時から県大会で優勝を重ね、3年時の2010年に行われた第57回NHK杯全国高校放送コンテスト朗読部門で4位となり優秀賞を受賞している[3]。高校卒業後は「もっと表現者としてのスキルを磨きたい」と大学ではなく専門学校への進学を選択し、舞台と映像の両方が学べるとして東京フィルムセンター映画・俳優専門学校(現・東京俳優・映画&放送専門学校)へ進学して総合俳優専攻にて演技を学ぶ。舞台制作プロジェクトを通じて、3年時には劇団四季出身の講師の指導のもとで『ウエスト・サイド物語』のヒロイン・マリア役、『クレイジー・フォー・ユー』のヒロイン・ポリー役などを演じた[2]。
専門学校在学中に劇団四季研究所の研究生募集オーディションに合格して、卒業後の2014年に入所。同年8月10日に自由劇場で開幕した『ジーザス・クライスト・スーパースター エルサレム・バージョン』のアンサンブルで初舞台に立ち、その後2015年の『サウンド・オブ・ミュージック』のリーズル役、2016年の『ガンバの大冒険』の潮路役を演じてステップアップを重ね、2016年11月13日には前日京都劇場で開幕した『美女と野獣』で目標としていたヒロイン・ベル役に抜擢された[2]。
2017年、劇団四季を退団。
2019年には、約5,000人が応募し5次試験にまで及んだ『やすらぎの刻〜道』(テレビ朝日)の出演者オーディションを勝ち抜き[4]、根来信子役を演じて連続ドラマに初出演。 翌2020年には同度前期放送の『エール』でNHK連続テレビ小説に初出演し、歌手・藤丸役を演じて注目を集める[5][6][7][8]。
書道師範の資格を持つ[9]。
しかしコロナ禍を機に、エンタメは不要不急と言われ出して「私がしていることって何だろう」と考えて迷いが生じ、そして生活に困窮する人がいることを意識して「誰かを直接支えられる人になりたい」と考えるようになる。そこで転職する上で思い浮かんだのは小学生の頃から心の支えにするほど大好きな漫画で、自分から編集者として物語を届けたいと決める[10] 。
2022年3月6日、自身のSNSにて「3月31日を以て俳優を引退する」ことを報告。同年4月から幻冬舎コミックスに入社して漫画誌の編集部員として勤務している。usao作のコミックエッセイ「はじめましてあかちゃん 赤ちゃんより泣いちゃう母親の絵日記」(2023年10月30日発売)を自ら初めて企画した[10]。
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