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亀本 洋(かめもと ひろし、1957年12月15日[1] - )は、日本の法学者。専門は法哲学。京都大学大学院法学研究科教授などを経て、明治大学法学部教授。
元:日本法哲学会理事長(2013年~2017年)[2][3]。法哲学の教科書として公刊した『法哲学』(成文堂、2011年)は、全体を通じて古典注釈と判例原文読解の方法を駆使しつつ、経済学への理解をもとに経済フォーラム論を展開(第6章・第7章)しており、白鷗大学教授の阿部信行によって「重厚かつユニークな法哲学(教科)書」と評される[4]。その後、ジョン・ロールズの格差原理に関する研究の成果を『格差原理』(成文堂、2012年)として公刊し、さらにロールズを批判するデザート論者の見解や、現代正義論の一勢力としてのデザート論者の諸見解についての研究の成果を『ロールズとデザート』(成文堂、2015年)として公刊した。また、ロールズの格差原理に含まれる「運の影響をいかに緩和するか」という考え方を継ぐものとしての運の平等主義の端緒の一つとされる、ロナルド・ドゥオーキンの資源の平等論についての研究の成果を『ドゥオーキン「資源の平等」を真剣に読む』(成文堂、2016年)として公刊した。
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