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九条山駅(くじょうやまえき)は、かつて京都府京都市山科区にあった京阪電気鉄道京津線の停留場である。
1997年(平成9年)の京都市営地下鉄東西線開業に伴い、京津線京津三条 - 御陵間と共に廃止された。
相対式ホーム2面2線を有する停留場であり、ホームは専用軌道上にあった。当停留場は高床ホームであり、ステップを用いずに乗降することができたが、ステップなしの車両で運行される急行(1981年廃止)や準急も利用者数が少なかったため通過していた。無人駅であり、駅付近の周辺人口は多くなかった。
蹴上 - 九条山間では東山を越えるべく66.7‰の急勾配があったが、九条山駅はその峠に設けられており、京津線の駅では最も標高が高かった[2]。
駅西側には渡り線があり、緊急時の折り返しに用いられていた。また廃止後には、解体車両の留置場とされていたこともあった[3]。
東山ドライブウェイと立体交差する地点の南側にあり、京阪京津線に沿って三条通(京都府道143号線)が並行する。停留場は日岡峠[4]内にあるため民家や店舗は少ないが、近隣には史跡が点在する。
乗降客数は廃止区間で最低だったこともあり、東西線開業に際しては当停留場の代替駅は設置されなかった。なお、廃線後は三条通の拡幅に供されており、北行き車線の一部となっている。
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