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中心結節(ちゅうしんけっせつ)とは、歯の形態異常、異常結節[1]の一つ。咬合面中央部に出現する、円錐状や棒状の小突起[2]。小臼歯、大臼歯の他、まれに上顎側切歯にも見られることがある[3]が、好発は下顎第二小臼歯である[1]。ただし、小臼歯の物と他の物が同一の物かは議論がある[4][3]。
中心結節は萌出直後の咬合や咀嚼により破折することがある[6]。中心結節が大きな物では、結節内に歯髄が有るために露髄し、歯髄炎や根尖性歯周炎を引き起こすことがあり[7]、注意が必要である。
破折を未然に防ぐために事前の削合[8]や、早期の接着性レジン等による保護[9]、シーラントによる保護が有効とされる[1]が、削合は不顕性露髄の恐れもある[1]。
歯髄腔が開放されているので、急性歯髄炎の症状が出ることは少ないが、食物残渣が入り込むことによる急性発作を引き起こすことがある[6]。
露髄した場合、症状に応じてアペキソゲネーシス、アペキシフィケーション等の治療が選択される[9]。
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