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中城 けんたろう(なかじょう けんたろう、1938年4月12日 - 2020年1月19日[1])は、日本の漫画家、中城建雄のペンネーム。他にも中城健太郎、中城健、中城けん、中城たておなどのペンネームを使用している。高知県高知市出身。
1956年に中城たてお名義で『ロボット狂時代』(冒険王)で漫画家デビュー。タツノコプロ創成期に作画家として参加した事もある。
1970年代は梶原一騎原作作品を多く手がけたが、中城は生前の梶原と最も深く交流し、梶原にひけを取らない巨漢で酒も強いということもあって、彼と対等に話ができた数少ない漫画家と言われている[2]。梶原に向かって『カラテ地獄変』の原作を「なんだい先週の原作は。空手バカ(一代)の焼き直しじゃないか。」と酷評し、「なんだとこの野郎。ぶっ叩いてやろうか。」と言う梶原に「おお、できるもんならやってもらおうじゃない。俺はつのだじろうじゃねえぞ。」[3]と言い放つなど、よく一緒に酒を飲み、喧嘩じみた議論をしたという。「週刊サンケイ」の編集者と梶原、中城の三人で飲んでいた時に何かで怒った梶原が編集者にヘッドロックを掛けた時、仲裁に入った中城が「オトシマエ」と称して、その夜から翌日の午後まで梶原と飲み歩き、最後は中城が酔い潰れて梶原に背負われて店を出たというエピソードも残っている。
1980年代中頃からは漫画家としては第一線を退き、天理教道友社の刊行物の劇画の書き下ろしや、天理教教団の発行する各機関誌への漫画の連載をする事が多くなった。1987年12月には、天理教森高分教会長に就任している。
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