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日本の実業家 ウィキペディアから
中司 清(なかつかさ きよし、1900年10月21日 - 1990年5月1日)は、日本の実業家。鐘淵化学工業(現:カネカ)元社長、会長。山形県山形市出身[1]。
1924年に慶應義塾大学経済学部を卒業し、鐘淵紡績に入社した[1]。満州の新京出張所所長などを歴任し、1944年からは取締役、常務を務め、1947年から副社長を務めた[1]。
1949年6月に鐘淵紡績から分離発足した鐘淵化学工業の初代社長に就任し、塩化ビニールをいち早く企業化し、アクリル系合繊「カネカロン」の開発などにより、同社を日本有数の総合化学企業に育て上げた[2]。社長在任中の1968年にカネミ油症事件が起きた[3]。1969年5月に会長を務め、1974年11月に取締役相談役を経て、1978年6月から相談役名誉会長を務めた[1]。
化学業界の重鎮として、日本化学工業協会会長を務める一方で、関西経済連合会副会長、関西経済同友会代表幹事も務め、関西財界の重鎮として活躍した[4]。1971年に佐伯勇を団長とする使節団の副団長を務め、中国に訪問するなど、日中友好の促進にも力を入れた[5]。1961年に藍綬褒章を受章し、1970年に勲二等旭日重光章を受章した[1]。
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