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埼玉県さいたま市中央区にある公園 ウィキペディアから
明治政府は1873年(明治6年)、近代化路線の一環として太政官交付で公園制度を発足させ、同市浦和区の浦和偕楽園(現・調公園)、行田市の成田公園(現・水城公園)に次ぐ県内で3番目の公園として1877年(明治10年)に与野公園を開園した。
与野公園内にある天祖神社、御嶽社、大国社の境内を整備し、1977年(昭和52年)に5万平方メートルのバラ園が開設し、バラの名所として有名である。また、ソメイヨシノ、八重桜など、約60本の桜が植えられており、桜の名所としても知られる。児童遊園施設、噴水がある池、天祖神社(与野七福神・寿老人)、銭洗弁天がある。
園内は常時開放状態で、国道17号新大宮バイパス沿いにある駐車場は無料で駐車できる。
現在、後述されているリニューアル工事に伴い[6]、南園側の駐車場は閉鎖されており、北園側の駐車場のみ開園時間中に開放されている。
2022年8月のさいたま市「与野公園整備・運営管理事業」の Park-PFI(公募設置管理制度)にて、大和リース株式会社が2024年1月17日に事業予定者として選定され[7]、2024年4月1日より指定管理業務が開始された[8]。
この事業では与野公園の再整備にあたり、ベーカリーカフェやパークセンター、バラ園を眺められる展望デッキなどの施設整備・運営を行う。事業期間は2024年4月1日から2044年3月31日の20年間が予定されている。また、リニューアル工事のため南園が2024年4月1日をもって閉鎖[6]されており、2025年春にオープン予定である。なお、駐車場は南園側に集約し、駐車可能台数を18台から53台へ拡大したうえで、北園の駐車場を多目的スペースに転用することが予定されている[9]。
公園部分は常時開放されており、トイレも24時間利用可能となっている。駐車場は時期によって開放時間が異なっており、4月から10月は9時から19時まで、11月から3月は9時から17時まで開放されている。
1977年にバラ園が開設された。5,500平方メートルのバラ園には、現在約170種類、約3,000株のバラが植えられている。1980年以来、毎年5月に「ばらまつり」が開催されている。
バラは旧与野市の「市民の花」として親しまれ、合併後も中央区の「区の花」に選定された。また、中央区の「区の色」にも「ばら色」が選定されている。
2006年、バラ園のバラ2,700株のうち6割から7割が根頭がん腫病にかかっていることが明らかになり、園芸専門家が参画する活性化対策検討会を設置し、3年かけて土壌入れ替えや周辺樹木の選定作業などを実施し、樹勢回復に努めた[10]。
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