不思議の国のアニー

アニー・ハズラムのアルバム ウィキペディアから

不思議の国のアニー』(原題:Annie in Wonderland)は、イギリスの歌手アニー・ハズラム1977年に発表した、ソロ名義では初のスタジオ・アルバム

概要 『不思議の国のアニー』, アニー・ハズラム の スタジオ・アルバム ...
『不思議の国のアニー』
アニー・ハズラムスタジオ・アルバム
リリース
録音 ウェンブリー The Music Centre[1]
ジャンル プログレッシブ・ロック、シンフォニック・ロック
時間
レーベル ワーナー・ブラザース・レコード
サイアー・レコード
プロデュース ロイ・ウッド
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 167位(アメリカ[2]
アニー・ハズラム アルバム 年表
不思議の国のアニー
(1977年)
スティル・ライフ
(1985年)
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背景

ルネッサンス在籍時に制作・発表され、同バンドのジョン・キャンプもソングライティング及び演奏に貢献した[3]。また、当時ハズラムの婚約者であったロイ・ウッドが、プロデュース及び大部分の楽器の演奏を担当している[4]。なお、本作のレコーディング当時、隣のスタジオでウイングスのアルバム『スピード・オブ・サウンド』のミキシングが行われており、「もしも貴方を愛したら」のプレイ・バックを聴いたポール・マッカートニーが「背筋が震えるようだったよ」と称賛したエピソードがある[5]

「もしも貴方を愛したら」と「ネイチャー・ボーイ」はスタンダード・ナンバーのカヴァーで、アマチュアのコメディアン/歌手であったハズラムの父も歌っていた曲だという[5]

オリジナルLPは見開きジャケット仕様で発売され、アートワークもロイ・ウッドが担当した[1]。ジャケットの絵は『不思議の国のアリス』をモチーフとしており、ウッドはイモムシ英語版の姿で描かれた[3]

反響・評価

アメリカでは、1978年にBillboard 200で167位を記録した[2]。Tomas Mureikaはオールミュージックにおいて5点満点中3点を付け「ルネッサンスはプログ・ロックからニュー・ウェイヴ・ポップへの方向転換を始めていたが、アニー・ハズラムとロイ・ウッドは、プログ・ロック・ファンを繋ぎ止めるべく、この可愛らしい宝石を作り上げた」と評している[6]

収録曲

  1. イントロリーズ/私が音楽でできてたら "Introlise/If I Were Made of Music" (Jon Camp) – 4:46
  2. 愛への疑い "I Never Believed in Love" (Roy Wood) – 3:40
  3. もしも貴方を愛したら "If I Loved You" (Richard Rodgers, Oscar Hammerstein II) – 4:39
  4. フニオコ "Hunioco" (R. Wood) – 7:33
  5. ロッカリーズ "Rockalise" (R. Wood) – 6:09
  6. ネイチャー・ボーイ "Nature Boy" (Eden Ahbez) – 4:56
  7. インサイド・マイ・ライフ "Inside My Life" (J. Camp) – 4:51
  8. 家路(ドヴォルザーク『新世界』より) "Going Home" (Antonín Dvořák, William Arms Fisher) – 5:01

参加ミュージシャン

脚注・出典

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