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日本のラグビーチーム ウィキペディアから
三重ホンダヒート(みえホンダヒート)は、ジャパンラグビーリーグワンに所属しているラグビーチームである。略称は「三重H」。練習グラウンドは、Hondaアクティブランド(三重県鈴鹿市)。
クラブカラー | 黒 赤 | ||
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愛称 | HEAT | ||
創設年 | 1961年 | ||
本拠地 | 三重県 | ||
グラウンド | 三重交通Gスポーツの森鈴鹿サッカー・ラグビー場 | ||
収容人数 | 12000 | ||
代表 |
松浦康子(部長) トニー・ハンクス(ハイパフォーマンスマネージャー) | ||
ヘッドコーチ | キーラン・クロウリー | ||
所属リーグ | ジャパンラグビーリーグワン | ||
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公式サイト | |||
http://www.honda-heat.jp/ |
ホームグラウンド(ホストゲーム会場)は、鈴鹿市の球技場「三重県営鈴鹿スポーツガーデン(三重交通Gスポーツの杜鈴鹿)」のサッカー・ラグビー場を使用する。現状は、収容人員が座席で約4,000人・芝生席を含めた総数が12,000人で、リーグワン基準の15,000人を満たしていない[1]。
2023年までに座席増をリーグワン側が求めていることから、地元のサッカークラブ(日本フットボールリーグ所属)の鈴鹿ポイントゲッターズ共々、施設充足のための改修(改築)を行えるように三重県に働きかけている[1]。
四日市市や伊勢市、桑名市などのリーグワン開催基準を充足したスタジアムでの開催も検討されたが[1]、実現していない。
2024年9月19日、観客動員数の伸び悩みなど運営面の課題を解消するため、2026-27シーズンから、活動拠点を栃木県宇都宮市(主となるホストスタジアムは栃木県グリーンスタジアム)に移転することを決定した[2]。
1960年に本田技研工業株式会社鈴鹿製作所、同好会として発足。
1961年にラグビー部として認定され、協会に登録。三重県社会人リーグに参加。
1978年に関西社会人A初昇格。1985年に降格するも、1シーズンでAに復帰する。
1978年には全国社会人大会に初出場している。
2003-2004からはトップウェストAに参入し、2004-2005から3シーズン連続でトップリーグとの入れ替え戦に進出。
2008年5月、チームとして初めて山田章仁をプロ選手として契約した[5]。
2008-2009シーズンに優勝し、トップチャレンジ1に出場、2位の成績で初のトップリーグ昇格を決めた。初めてトップリーグに臨んだ2009-2010シーズンは13試合で1勝しか挙げられず、トップウェストAに自動降格した。
2010-2011シーズンにトップウェストAでは優勝を逃したものの、トップチャレンジ2で1位となりトップチャレンジ1に進出。さらにトップチャレンジ1で2位に食い込み、1シーズンでトップリーグ復帰を決めた。しかし、2011-2012シーズンでは、またしても自動降格となった。
その後2014-2015シーズンにトップウェストAで優勝し、トップチャレンジ1に出場、3勝0敗の1位の成績でトップリーグ昇格を決めた。翌トップリーグ2015-2016シーズンは11位と健闘し始めて残留を決めたが、2016-2017シーズンでは16位(最下位)に終わり、新設されるトップチャレンジリーグへの参入となった。
2017-2018シーズンはトップチャレンジリーグで1st・2ndステージともに無敗で優勝し、1年でトップリーグに復帰した。
2018-2019シーズンはトップリーグ ホワイトカンファレンスに所属。2勝4敗1分で5位通過。総合順位決定トーナメントではサニックス・キヤノン・NECを破り、チーム史上最高のトップリーグ総合9位となった。個人タイトルとしてレメキ・ロマノ・ラヴァ選手がベスト15とトライ王に輝いた。
2021年7月16日、新しい社会人リーグジャパンラグビーリーグワンのDIVISION2(2部リーグ)に振り分けされることになった[6]。
2022年度から、山田章仁(2008-2010在籍)以来となる日本人プロ選手(藤田慶和や金井健雄ら)を獲得し、社員選手のプロ契約も限定的に解禁した[5]。
2023年7月に親会社の本田技研工業は、保有する7つの運動部のうち、三重ホンダヒートとHonda陸上競技部の2つを「ブランディングスポーツ」へ格上げし、モータースポーツと並ぶホンダのシンボルとして強化を始めた[5]。これに伴い、チームの所轄母体を鈴鹿製作所から東京本社の直轄事業[2]に移行した。
リーグワン2年目の2022-23シーズンにおいて、DIVISION2リーグ戦は6チーム中2位[7]。2023年5月、DIVISION1のNECグリーンロケッツ東葛を入替戦で破り[8]、次期シーズンのDIVISION1昇格が決まった[9]。
ワールドカップ2023でイタリア代表のヘッドコーチを務めたキーラン・クロウリーが、2023-24シーズンからヘッドコーチに就任した[10][11]。
2024年5月29日、全選手の3分の1にあたる21人の退団を発表[5][12]。2024-25シーズンは新契約プロ選手で補強し、チームとして初めてプロ選手が社員選手の数を上回る編成になる見込み[5]。
2024年9月、NHK[13]が、2026-27シーズン以後に、栃木県宇都宮市に本拠を移す方針であることを報じ、即日で[2]クラブからも公式にホストタウン移転を公表した。現在の三交スポーツの森鈴鹿サッカー・ラグビー場でのホストマッチ(主管試合)では平均動員が1部の平均の3分の1の3000人程度しか入らかった興行的な課題のほか、移転先の栃木県には、母体企業のホンダの工場(本社生産企画統括部 高根沢町、パワートレインユニット製造部 真岡市など)があることや、栃木県グリーンスタジアム、カンセキスタジアムとちぎといったプロリーグ開催に適したスタジアムがあることから、より多くの動員を見込めると判断したという。なお三重県鈴鹿市もマザータウン的な位置づけによるセカンダリーホストタウンとして、三交スポーツの森鈴鹿など県内のスタジアムで数試合行う他、ラグビースクールなどの活動を継続する予定としている。
出典[3]
チーム公式ホームページには、「全ての原点である心、すなわち気持ちが熱くなければ真の強さは得られない! そしてHonda HEATに関わる全ての人達とその“熱さ”を共に感じたい。HEATという名称にはこの様な想いを込めています!」と掲出している。
人間尊重、喜びの創造、EXCITING RUGBY[3]
全国大会
最上位リーグ
なし
下位リーグ
出典[4]
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リーグ戦順位 | チーム | 試合数 | 勝ち点 | 勝 | 分 | 負 | 得点 | 失点 | 得失差 | 最終順位 | プレーオフ/入替戦 | ||||||
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1 | 埼玉ワイルドナイツ | 16 | 75 | 16 | 0 | 0 | 747 | 275 | 472 | 2位 | プレーオフ進出 | ||||||
2 | 東芝ブレイブルーパス東京 | 16 | 65 | 14 | 1 | 1 | 554 | 373 | 181 | 優勝 | プレーオフ進出 | ||||||
3 | 東京サンゴリアス | 16 | 50 | 10 | 1 | 5 | 584 | 425 | 159 | 3位 | プレーオフ進出 | ||||||
4 | 横浜キヤノンイーグルス | 16 | 49 | 10 | 0 | 6 | 518 | 446 | 72 | 4位 | プレーオフ進出 | ||||||
5 | コベルコ神戸スティーラーズ | 16 | 45 | 9 | 1 | 6 | 647 | 459 | 188 | 5位 | |||||||
6 | クボタスピアーズ船橋・東京ベイ | 16 | 44 | 8 | 1 | 7 | 554 | 447 | 107 | 6位 | |||||||
7 | トヨタヴェルブリッツ | 16 | 43 | 9 | 0 | 7 | 498 | 450 | 48 | 7位 | |||||||
8 | 静岡ブルーレヴズ | 16 | 33 | 6 | 2 | 8 | 501 | 513 | -12 | 8位 | |||||||
9 | 三菱重工相模原ダイナボアーズ | 16 | 27 | 6 | 0 | 10 | 457 | 637 | -180 | 9位 | |||||||
10 | ブラックラムズ東京 | 16 | 17 | 3 | 0 | 13 | 321 | 203 | -182 | 10位 | DIVISION2 3位に勝利、残留 | ||||||
11 | 三重ホンダヒート | 16 | 7 | 1 | 0 | 15 | 242 | 744 | -502 | 11位 | DIVISION2 2位に勝利、残留 | ||||||
12 | 花園近鉄ライナーズ | 16 | 6 | 1 | 0 | 15 | 353 | 704 | -351 | 12位 | DIVISION2 1位に敗れ、降格 | ||||||
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カテゴリA(日本代表の実績または資格あり)は、試合登録枠17名以上、同時出場可能枠11名以上。カテゴリB(日本代表の資格獲得見込み)は、試合登録枠・同時出場可能枠ともに任意。カテゴリC(他国代表歴あり等、カテゴリ A, B以外)は、試合登録枠3名以下。
三重ホンダヒートの2024-25シーズンのスコッドは下記のとおり(2024年6月21日現在)[35]。
ヘッドコーチ: キアラン・クローリー
【2024年5月退団】
2007年4月に、小学生のためのラグビースクール「鈴鹿ラグビースクール」を開校。ヒート選手による指導、交流会等を通じ、地元鈴鹿市のラグビー文化発展に貢献している[36]。
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