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日本の広島県のローカルタレント ウィキペディアから
一文字 弥太郎(いちもんじ やたろう、1959年〈昭和34年〉3月17日[3] - 2022年〈令和4年〉2月18日[1])は、広島県で活動していたフリーパーソナリティ、ローカルタレント。
本名の名切勝則[1][4](なぎり かつのり)[5][6]名義で放送作家、実業家としても活動し、一般社団法人・日本放送作家協会の中国支部長も務めていたが、2021年まで名切が一文字の正体であることは非公表だった[7]。
京都産業大学卒業約1年後の1985年から[8]、テレビ局でカメラアシスタントや機材運搬などのアルバイトを開始[9]。その頃ディレクターに台本作成を命じられたことが放送作家の始まり[7]。その後、話の面白さからラジオパーソナリティの話が舞い込み、1987年10月、中国放送(RCC)で放送開始のラジオ番組「びしびしばしばしらんらんラジオ」のパーソナリティとして活動開始[7][10][11]。通算10年6ヶ月間務め、自身の代表作になる。
一文字の芸名は、仮面ライダーの主人公の役名が由来で[11]、本名で行っていた放送作家としての活動と区別するためにディレクターの下畠英治などの複数人により名づけられた[9][11][6]。デビュー当初より覆面パーソナリティで正体について色々な噂があった中、長らく公式には非公表としていたが、2021年4月掲載の日本放送作家協会のリレーエッセイで、正体が名切であることを自ら公表した[7][注釈 1]。
ラジオに初登場したのは1987年夏。「西田篤史のギャザリングミュージックシャワー」内にて。あっちゃんの「きょうはスタジオに牛が来ています!」の掛け声に合わせ「モ~~~」と絶叫したのが初登場だったという(びしばし内にて本人談)。
放送作家としては、1992年から担当した週刊パパたいむで最高視聴率33%を記録した[7]。
プロレスの大ファンで、「びしびしばしばしらんらんラジオ」では「ペンネーム」「ラジオネーム」の代わりに「リングネーム」を使っていたほどである。
2013年にテレビやラジオ・映画・インターネットなどの映像などの企画制作を行う会社一文字屋を設立。2014年に飲食部門を始め、2017年には実店舗のイリガン珈琲店、2019年には実店舗のイリガン咖哩店を開店した[8]。イリガンは、苗字の名切をローマ字表記した上で逆さ読みしたもの[12][補足 1]。出演者としては没時時点でRCCラジオ「一文字弥太郎の週末ナチュラリスト 朝ナマ!」のパーソナリティを務めた。
2022年1月8日の放送以降番組を休演していたが、2月18日の朝に死去したことが翌19日の「週末ナチュラリスト 朝ナマ!」冒頭で発表された[13][14][15][6]。改めて、一文字が運営するイリガン珈琲店のホームページで、1月中旬にコロナウイルス感染判明後療養、症状悪化後入院していたが、細菌性の肺炎合併症悪化により18日8時44分に62歳で死去したことを発表した[1][2]。
2022年3月27日、西区民文化センター(広島市西区)で「ありがとう 一文字弥太郎さん メモリアルひろば」が設けられお別れ会が行われた[16][4][6][注釈 2]。
以前は覆面パーソナリティとして正体は非公表とされ、かつて放送していた「びしびしばしばしらんらんラジオ」出演時の雑誌取材で以下の情報程度しか公表されなかった。
「一文字弥太郎の週末ナチュラリスト 朝ナマ!」などでも日本放送作家協会リレーエッセイ公表まで以上の情報程度しか公表されなかった。
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