市川 マサ(いちかわ マサ)は、日本の漫画家。2009年に『週刊少年マガジン』(講談社)で連載開始した『A-BOUT!』でデビュー。
来歴・人物
漫画家になった経緯は、本人曰く「(喋るとき)昔からよくどもる」のが悩みで、とくに「寝不足、オールした夜の終盤などで体力が下がっている時に著しくどもる」とのこと。言葉の最初がア行だと9割方そうなり、過去にコンビニでアルバイトしていた際にもどもり、それが漫画家という職業を選んだ側面もあるとも述べている[1]。
漫画の執筆フォームは、本人曰く「反テクニック」で、「漫画を描くテクニックをあまり知らないが、自分にはそう合っている気がするから」とのこと[2]。また、ネーム(コンテ)は、編集部のネーム室で描いているという[3]。
本名の下の名前(の読み)は四文字。昔のアダ名は小・中学生時代が「ブチコ」、高校時代が「ジェフ」。自身のワーストアダ名は「フケイチゴ」で小5のときに頭からフケが出ているのを見つかり、3日でそれを呼ぶのを阻止した[4]。
メキシコ・カンクンの観光地で立小便をしていたところ、警官に逮捕されたことがあり、今でもトラウマになっている[5]。
西本英雄(現:にしもとひでお)のルポ漫画『もう、しませんから。』および『ちょっと盛りました。』によれば、『A-BOUT!』の舞台である上野は、学生時代に友人が不良に絡まれて相談されたところ、「上野に近づかないようにしよう」と決め、そこから15年間インタビューを受けるまで上野に行かなかったという[3]。
妻帯者であり、2018年6月から約10年前、既に結婚していた[6]。
作品リスト
- 15の夜 いじめられているきみへ(『週刊少年マガジン』、2007年10号 - 11号、市川正孝名義)
- A-BOUT!(『週刊少年マガジン』、2009年52号 - 2013年24号、全19巻)
- A-BOUT!!〜朝桐大活躍編〜(『週刊少年マガジン』、2013年28号[7] - 2014年15号[8]、全5巻)
- A-BOUT! SURF(『イブニング』、2021年15号[9] - 2022年20号[10]、全5巻)
- バカビリーバー(『週刊ヤングマガジン』、2015年12号[11] - 2016年12号[12]、全5巻)
- 僕はどこから(『週刊ヤングマガジン』、2018年7号[13] - 2018年50号、全4巻)
- レッドカード(『週刊ヤングマガジン』、2019年52号[14] - 2020年40号[15]→『マガジンポケット』2020年9月13日[16] - 2021年2月28日、全7巻)
- 正義と極道(『イブニング』、2023年1号[17] - 2023年6号[18]→『コミックDAYS』[18]) - 短期集中連載[17]
その他
- 新約「巨人の星」花形 第22巻(2011年2月) - 寄せ書き[19]
関連人物
- 玉越博幸
- 師匠。
- 岡田卓也
- アシスタント。
脚注
Wikiwand in your browser!
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.