リェイダ県
スペインの県 ウィキペディアから
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リェイダ県(カタルーニャ語: Província de Lleida)[2]は、スペイン・カタルーニャ州の県。県都はリェイダ。アラン語表記はProvíncia de Lhèida(リェイダ県)、スペイン語表記はProvincia de Lérida(レリダ県)であるが、カタルーニャ語表記が公式名である。
カタルーニャ州のジローナ県とバルセロナ県とタラゴナ県、アラゴン州のサラゴサ県とウエスカ県、フランス、アンドラ公国に接している。
リェイダ県ではナシやモモなどの果物の生産が盛んである。リェイダ県にはアイグアストルタス・イ・アスターニ・ダ・サン・マウリーシ国立公園がある。
リェイダ県の人口推移 1900-2010 |
出典:INE(スペイン国立統計局)1900年 - 1991年[3]、1996年 - [4] |
1833年スペイン地方行政区分再編ではスペイン全土に49の県が設置された。この際にレリダ県も設置され、県都はレリダに定められた。カタルーニャ語名のLleida(リェイダ県/リェイダ)ではなく、スペイン語名のLérida(レリダ県/レリダ)が正式名称となっている。
1939年から1975年のフランコ独裁体制化を経て、スペインの民主化移行期の1970年代末から1980年代初頭にはスペイン全土に17の自治州が設置された。1979年9月18日にはレリダ県など4県からなるカタルーニャ州が発足した。カタルーニャ語とスペイン語がカタルーニャ州の公用語に定められた。
1992年には県と県都の正式名称が、スペイン語名のLérida(レリダ県/レリダ)からカタルーニャ語名のLleida(リェイダ県/リェイダ)に変更された。2010年9月21日にはアラン語が公用語に追加された。
リェイダ県には231のムニシピオ(基礎自治体)がある。県都リェイダはリェイダ県の人口の約30%を有している。リェイダ以外の主要な町には、大司教座があるラ・セウ・ドゥルジェイ、ムリャルーサ、サルベーラ、タラガなどがある。
リェイダ県には13のコマルカ(郡)がある。
リェイダ県は10の司法管轄区に分けられる[5]。太字は中心自治体。
リェイダ県の公用語は、カタルーニャ語、スペイン語、アラン語の3言語である。「lleidatà」として知られる特徴的な方言を持ち、定冠詞に「lo」や「los」を使う。この方言は西カタルーニャ語圏内の北西カタルーニャ語として知られ、特徴のいくつかはバレンシア語と共通する。
この県のアラン谷(バル・ダラン郡)は特殊なコマルカ(郡)であり、大きな自治権を有するほか、オック語のひとつであるガスコーニュ語の変種のアラン語が話されている。かつてはバル・ダラン郡のみに限って、アラン語はスペイン語やカタルーニャ語とともに公用語だった。2010年9月21日にはカタルーニャ自治州議会によって、アラン語がカタルーニャ州全体の公用語となった[13]。
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