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ラム・オブ・ゴッド(英: Lamb of God)は、アメリカ合衆国バージニア州リッチモンドで結成された5人組ヘヴィメタルバンド。
現在までに8枚のアルバム・3枚のDVDをリリースしており、アメリカではそれらを総合して約200万枚のセールスを誇る。初来日となったLOUD PARK06を含めた7回の来日経験がある。
1994年、バージニア・コモンウェルス大学の学寮での友人同士だったマーク・モートン、クリス・アドラー、ジョン・キャンベル、マット・コナーの4人で「Burn the Priest」として活動を開始。当初はヴォーカリストのいないインストゥルメンタルバンドであった。しばらくしてマーク・モートンは学業に専念し修士号を取る為に一時脱退し、マット・コナーも脱退。
3つのデモをリリースした後、ヴォーカリストとしてランディ・ブライが加入する。1997年、マーク・モートンがバンドに復帰。その2年後にはリージョン・レコードからアルバム『Burn The Priest』を発表。1999年にクリスの弟、ウィル(ウィリー)・アドラーが加入し、現在のラインナップとなる。バンド名も「Lamb of God」に改名する。
その後、2000年に『New American Gospel』、2003年に『As The Palaces Burn』を発表。ツアーを重ね、徐々に人気を博す。新たにエピックレコードと契約を交わし、2004年に発表した『Ashes Of The Wake』は発売1週目に35,000枚以上を売り上げ、ビルボードチャートの27位にランクインした。またこのアルバムからは"Laid To Rest", "Now You've Got Something To Die For"等、ライヴでの人気曲も生まれている。
さらに2006年発表の『Sacrament』は発売1週目に65,000枚以上を売り上げ、ビルボードチャートの8位にランクイン。「ニュー・ウェーブ・オブ・アメリカン・ヘヴィ・メタル」のバンド群の中でも突出した人気ぶりを見せつけた。このアルバムに伴うツアーではスレイヤー、マストドン 、チルドレン・オブ・ボドム, メガデスらと共に世界を周り、またダウンロード・フェスティバル、オズフェスト、LOUD PARK等、数々のフェスティバルにも出演した。さらにこのアルバム収録の"Redneck"は2007年のグラミー賞ベスト・メタル・パフォーマンス部門にノミネートされた(受賞したのはスレイヤー)。
2009年、ロードランナーに移籍して発表(アメリカのみエピックの配給)された『Wrath』はビルボードチャートの2位、カナダのチャートでは1位にランクイン。その他の国でも上位にランクインし、高い人気ぶりを見せつけた。
2012年に『Resolution』に伴うツアーでソニックと共に5度目の来日。東京公演では同じ日に同じ渋谷でニュークリア・アソルトがライヴを行っていたが、ソールドアウトとなる盛況ぶりで、日本でも高い人気を誇ることを証明した。
2010年5月のチェコ共和国プラハでのライヴを訪れた、当時19歳の少年がライブの後に死亡。これはこの少年がステージにあがってきた所をランディに押し返され、落下し負った傷が元であるとされた。後の2012年6月、バンドが再び当国を訪れるとランディは傷害致死罪で逮捕され、2ヶ月ほど勾留された。その後、裁判が行われたが、2013年3月無罪が確定した。(詳細は英語版Randy Blythe manslaughter caseを参照) また、これらの経緯はバンドによる2014年作のドキュメンタリー『As the Palaces Burn』となっている(日本語版DVD等未定)。Don Argott監督。
苗字が同じウィリーとクリスの2人は兄弟である。
長らくランディのラストネームは「ブライス」と表記されてきたが、「本当は“the”の部分は発音せずに“fly”のように「ブライ」と読むのが正しい」ことを明かした。 このことから、2015年にリリースされた7thアルバムからはクレジットに「ランディ・ブライ」と表記されるようになった。
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