ライオンの隠れ家
日本のテレビドラマ ウィキペディアから
『ライオンの隠れ家』(ライオンのかくれが)は、2024年10月11日から12月20日までTBS系「金曜ドラマ」枠で放送されたテレビドラマ[1][2]。主演は柳楽優弥[1]。
ライオンの隠れ家 | |
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ジャンル | 連続ドラマ |
企画 |
【編成】 吉藤芽衣 中野翔貴 |
脚本 |
徳尾浩司 一戸慶乃 |
演出 |
坪井敏雄 青山貴洋 泉正英 |
監修 | 伊庭葉子(自閉スペクトラム症) |
出演者 |
柳楽優弥 坂東龍汰 齋藤飛鳥 佐藤大空 柿澤勇人 入山法子 岡崎体育 尾崎匠海(INI) 平井まさあき(男性ブランコ) 森優作 桜井ユキ 岡山天音 でんでん 向井理 尾野真千子 |
音楽 | 青木沙也果 |
エンディング | Vaundy「風神」 |
国・地域 | 日本 |
言語 | 日本語 |
製作 | |
プロデューサー | 佐藤敦司 |
制作プロデューサー | 松本友香(編成) |
製作 |
TBSスパークル TBSテレビ |
放送 | |
放送チャンネル | TBS系列 |
映像形式 | 文字多重放送 番組連動データ放送 |
音声形式 | ステレオ放送 |
放送国・地域 | 日本 |
放送期間 | 2024年10月11日 - 12月20日 |
放送時間 | 金曜 22:00 - 22:54 |
放送枠 | 金曜ドラマ |
放送分 | 54分 |
回数 | 11 |
公式サイト | |
特記事項: 第6話は45分繰り下げ(22:45 - 23:39)。 第7話は65分繰り下げ(23:05 - 23:59)。 |
あらすじ
茨城県浦尾市の市役所で働く小森洸人は、両親を事故で亡くしてから、自閉スペクトラム症を持つ弟の美路人と2人で暮らしている。洸人は美路人のルーティーンに合わせて彼をデザイン会社へ見送ってから市役所へ出勤して、同僚たちと仕事をこなすと、美路人を迎えに行って2人で帰宅という生活を何年も続けていた。
だが、ある日「ライオン」と名乗る男の子が2人の前に現れる。洸人はライオンを一晩だけ預かろうとするが、いつも通りだった2人の生活が崩れることを恐れて翌朝には警察に引き渡すことを決める。
洸人はライオンのスマートフォンに送られてきたメッセージから、ライオンを置いていったのが異母姉の愛生ではないかと思い、警察に引き渡すのを辞め、3人で暮らすことを決める。
キャスト
主要人物
- 小森洸人(こもり ひろと)
- 演 - 柳楽優弥(幼少期:大角英夫[2])
- 両親を事故で亡くしてから、弟の美路人と2人で暮らしている。東京の大学に行っていたが中退後に茨城県の浦尾市役所の福祉課で勤務することとなる。
- 家出した時に東京で会った楓に後押しされる形で、社会人選抜の大学受験を決意し、市役所を退職して2025年4月から東智大学文学部文学科日本文学専攻に入学して東京で一人暮らしすることになった。大学で学んだ後は本に関わる仕事をして、いつか美路人の絵を集めた本を出したいと思っているという。
- 小森美路人(こもり みちと)
- 演 - 坂東龍汰[1](幼少期:加藤竣志[2])
- 洸人の弟。アート会社「プラネットイレブン」でアーティストとして働いている。自閉スペクトラム症の特性からこだわりが強く、コミュニケーションが苦手。
- 洸人の大学進学を機にアートグループホーム「オービットハウス」に入居することを決める。
- ライオン / 橘愁人(たちばな しゅうと)〈5 → 6〉
- 演 - 佐藤大空[1]
- ある日突然小森家にやって来た謎の男の子。「ライオン」と名乗る。後に愛生の息子である橘愁人と判明。
- 母の愛生に似て、食べ物にマヨネーズをかけるのが好きである。
浦尾市役所
- 牧村美央(まきむら みお)
- 演 - 齋藤飛鳥[3]
- 洸人の後輩。子ども支援課で子ども相談窓口を担当する。以前は保育士として働いていた。5人兄弟。X(柚留木)に協力を依頼されており、洸人たちが警察に行かないように見張っていたり、ライオン(愁人)が愛生と遊園地で再会しようとした際には、ライオン(愁人)の存在を警察に知られないように途中でライオン(愁人)を止めていた。
- 貞本洋太(さだもと ようた)
- 演 - 岡崎体育[3]
- 洸人と同じ課の同僚だが、親友でもある。兄が1人いる。妻の夏子とは結婚10年目で、息子が3人いる。
- 洸人と美央からライオン(愁人)に関する事実を聞かされた後は、佐渡島にある親戚のペンションを貸し与える。
週刊真相 編集部
山梨県警
周辺人物
- 船木真魚(ふなき まお)
- 演 - 平井まさあき(男性ブランコ)[3]
- 「プラネットイレブン」のデザイナー兼CEO。
- 小野寺武宏(おのでら たけひろ)
- 演 - 森優作[3]
- 美路人と同じ会社で働く同僚で自閉スペクトラム症のアーティスト。
- 美路人が入居することとなったオービットハウスにともに入居した。
- 須賀野かすみ(すがの かすみ)
- 演 - 入山法子[4]
- 山梨のカラオケスナック「かすみ」のママで、地元の情報屋。
- 吉見寅吉(よしみ とらきち)
- 演 - でんでん[6]
- 小森兄弟を暖かく見守る定食屋「とら亭」の元店主。美路人たちからは「寅じい」と呼ばれている。
- X / 柚留木(ゆるぎ)
- 演 - 岡山天音[6]
- 洸人たちの行動を常に監視している謎の青年。
- 愛生からの依頼でライオン(愁人)を洸人の家へと送り届け、ライオンが持っていたスマートフォンにメッセージを送っていた。洸人に接触を試みようとしたが、それが叶わなかったため、代わりに美央に協力を依頼し、洸人が警察に行かないように見張らせていた。
- 幼少期に父親からDVを受けて母親とともにシェルターや施設を渡り歩いていたが、中学生の時に母親が過労死する。父親が黒い衣類を着ていたことから、それを嫌い、現在では常に白い帽子や衣類を身につけている。
- 小森恵美(こもり えみ)
- 演 - 坂井真紀[2]
- 小森兄弟の母。故人。
- 小森太一(こもり たいち)
- 演 - 西野大作[7]
- 小森兄弟の父親。故人。
- 橘祥吾(たちばな しょうご)
- 演 - 向井理[8]
- 山梨県で建築会社を経営している橘家の次男で建築会社「たちばな都市建設」に勤務。愛生の夫でライオン(愁人)の父親。愛生と愁人にDVをしていた。
- 幼少期から児童養護施設で育ち、たちばな都市建設のあとを継ぐために橘家の養子に入る。だが、義兄の春一の病状が回復し、彼が社長になることとなった。
- 橘愛生(たちばな あおい)〈36〉
- 演 - 尾野真千子[9](少女期:宮﨑優[10])
- 洸人と美路人の異母姉。祥吾の妻で愁人の母。食べ物にマヨネーズをかけるのが好きである。
- 実母に捨てられ、15歳のときに父の現在の家庭である小森家にやってくる。洸人たちとは数年一緒に暮らしたが、18歳のときに洸人と海の近くまで自転車で出かけた後に家出をしたきり消息不明になっていた。
- 結婚後に祥吾からのDVに身の危険を感じ、柚留木に依頼して愁人とともに偽装死を図る。
- 新宿のキャバクラで「田中」という偽名で働いていたが、天音の隠し撮りで生存していることが判明したため、同僚ホステスの財布を盗んだ後、X(柚留木)の手引きで逃走する。そして、ライオン(愁人)と遊園地で会う約束をするも、彼の目の前で逮捕される。
- 釈放されてからは祥吾に気づかれないように柚留木の手引きで洸人たちがいる佐渡島へと向かい、彼らと再会する。そして、戸籍を変えて愁人と生きることを決め、洸人や美路人と別れるが、愁人とともに行方をくらます。
- その後は、愁人とともに樺島によって祥吾の元へ連れ出されるが、彼から離婚を切り出され、離婚届を提出するまで3人で再び生活をする。元々は親権も自分が持つはずであったが、祥吾からたった1人の血のつながった家族であった愁人の親権を譲らなければ、離婚は認めないという条件を切り出され、これを拒絶する。
- 洸人と美路人が実家を出てからは、愁人と2人で暮らす。
ゲスト
第1話
第2話
- 亀ヶ谷宗史郎(かめがや)
- 演 - 岩谷健司[14](第3話・第7話・第9話・第10話)
- 甲府駅前で辻立ち演説する栄明党の議員。楓たちが6股の不倫疑惑を追っている。リニアの工事に便乗して裏で派手に地上げをしており、周囲ではリニア関連事業の関係者が数人失踪している。
- 後に楓たちの取材で7股であることが判明する。
- 磯谷
- 演 - 笹田優花[15]
- 浦尾北警察署生活安全課の署員。美路人を保護して洸人に連絡してきた。
- 友人[注 1]
- 演 - 土橋竜太、大野瑞生、村越亮太[16]
- 8年前に洸人とバスで偶然乗り合わせた、大学の夏休みで帰省していた友人たち。
- アナウンサー
- 演 - 藤森祥平(TBSアナウンサー)(第4話)
- 山梨県須那村の笛乃川で、今月3日から行方がわからなくなっている愛生の血痕が付いた衣類が見つかったニュースを伝える。
第3話
- 橘春一(たちばな はるいち)
- 演 - 黒田大輔[17](第4話・第6話・第8話 - 第10話)
- たちばな都市建設代表取締役社長。祥吾の義兄。
- 社長のあとを継ぐ予定であったが、元々病弱であったことから祥吾がその代わりとなった。だが、病状が回復したため、社長となった。
- 樺島竜太郎〈44〉(かばしま)
- 演 - 後藤剛範[18](第6話 - 第9話)
- 祥吾の部下。建設会社「樺島中央工務店」社長。
- 亀ヶ谷の元秘書であった奈美子を殺害し、その後は祥吾の指示で工作活動を続けていたが、楓にそのことで問い詰められ、彼女を襲ったことで高田に現行犯逮捕された。
- 客
- 演 - 飯山さな[19]
- 「あさがお動物園」の掲示板に貼られた「みんなの動物アート展」のポスターを見ている女の子。
- スタッフ
- 演 - 坂野渚[20]
- 船木と共に姿が見えなくなった小野寺を探す「みんなの動物アート展」のスタッフ。
- 飼育員
- 演 - 堂ノ下沙羅[21]
- 洸人たちに一緒に写真を撮りましょうと声をかける「あさがお動物園」のスタッフ。
- 栗原
- 演 - 世志男[22]
- 愛生がパートしていたクリーニング店「エンジョイクリーニング」の店主。
- ホステス
- 演 - 一ノ瀬のこ
- 祥吾が常連のクラブ「ギャラクシームーン」のホステス。
- アナウンサー
- 演 - 上村彩子(TBSアナウンサー)[23](第4話)
第4話
第5話
- 有澤
- 演 - 谷田部俊(第6話・第8話)
- 同僚ホステスから財布を盗んだ愛生を追う警視庁新宿中央警察署の刑事。
- 杉山華
- 演 - 島田桃依[29]
- 「スターライト書房」の編集者。たくさんの動物と一緒に暮らす家族に密着したエッセイの挿絵を美路人に頼みたいと言う。
- 店長
- 演 - 山川ありそ[30]
- 愛生が田中という偽名で働いていた新宿のキャバクラの店長。
- 陽田翔太、長尾ユリコ、加古素之
第6話
- 職員
- 演 - 西野優希
- 浦尾市役所職員。美央から今日は休むと連絡があったと洸人に話す。
- 母親
- 演 - 乃緑[31]
- 美央が保育士時代に担当し、虐待を受けていることに気付きながら何も出来ず死なせてしまった園児である橋下莉乃の母親。
第7話
第9話
第10話
- 佐藤和久、長友美聡[39]
最終話
スタッフ
放送日程
話数 | 放送日 | サブタイトル[45] | 脚本 | 演出 | 視聴率 |
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第1話 | 10月11日 | 「ライオン」との出会い | 徳尾浩司 一戸慶乃 | 坪井敏雄 | 5.1%[46] |
第2話 | 10月18日 | 事件に巻き込まれてる!? | 6.3%[47] | ||
第3話 | 10月25日 | 動物園へGO!この子の親は? | 青山貴洋 | 6.5%[48] | |
第4話 | 11月 | 1日誕生日は幸せな日 | 6.5%[49] | ||
第5話 | 11月 | 8日母親に会いに行くーー | 泉正英 | 6.1%[50] | |
第6話 | 11月15日 | 姉の決意と真実 | 坪井敏雄 | 6.6%[51] | |
第7話 | 11月22日 | ライオンを守るための旅行 | 青山貴洋 | 7.0%[52] | |
第8話 | 11月29日 | 姉の覚悟…そして別れのとき | 泉正英 | 6.2%[53] | |
第9話 | 12月 | 6日ライオンを助けたい! | 坪井敏雄 | 6.0%[54] | |
第10話 | 12月13日 | 最大の嵐…愛の掛け違い | 泉正英 | 7.7%[55] | |
最終話 | 12月20日 | 僕たちの新しい始まり | 坪井敏雄 | 8.0%[56] | |
平均視聴率 6.5%(視聴率は関東地区・ビデオリサーチ社調べ) |
受賞
脚注
外部リンク
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