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日本の雑誌 ウィキペディアから
『ヤングアニマルZERO』(ヤングアニマルゼロ)は、白泉社が発行する日本の隔月刊青年漫画雑誌[2]。2019年9月9日創刊[4][1]。奇数月9日発売[5]。『ヤングアニマル』(同社)の増刊誌[2]。定価は850円[6]。判型はB5判[7]。雑誌のテーマは「戦う青年コミック誌」[8]。
2018年6月1日に月刊青年漫画雑誌『ヤングアニマル嵐』(白泉社)が休刊となり、同誌の誌面にて新雑誌の創刊が発表された[9]。同年9月に「エロ系」の作品を掲載する電子雑誌『ハレム』と、同年末に「YAの遺伝子を継ぐ、“戦う”青年コミック誌!!!」というキャッチコピーによる、『ヤングアニマルレジスタンス(仮)』が創刊される予定であった[9]。同年11月29日、「エロス」がテーマの『ハレム』(同社)が創刊[10]。
2019年7月、「“戦うもの達”の物語」を雑誌のテーマとした『ヤングアニマル』(同社)の増刊誌『ヤングアニマルZERO』の創刊を発表し、連載作品と作家の第1弾が公開される[2]。久世岳の『ニラメッコ』、宮月新の原作とおちゃうの作画による『去勢転生』、作家は押切蓮介、稲井カオル、稲葉そーへー、メイジメロウ、岡村星、松本明澄がラインナップされていた[2]。同年8月5日発売の『花とゆめ』(同社)19号にて、福山リョウコの『聴けない夜は亡い』が本誌で連載されることを発表[11]。8月9日発売の『ヤングアニマル』16号の誌面上にて、第2弾として福山の作品と藏丸竜彦、杉山惇氏の連載が発表される[12]。8月23日発売の同誌17号にて、三浦建太郎の原作とプロデュースによる『ドゥルアンキ』の連載を告知[13]。三浦のほかには、「各誌で活躍中」の漫画家が集められた[14]。
2019年9月9日に「戦う青年コミック誌」のキャッチコピーを掲げて創刊[4][8]。創刊号は630ページの量で[3]、表紙は三浦建太郎とスタジオ我画による『ドゥルアンキ』のイラストが担当[4]。創刊時には三浦、久世、福山の連載や押切の読み切りが「マンガ好きに刺さ」り、話題となった[3]。創刊号や2019年12月1日号では『ベルセルク』[4][15]、2020年2月1日号では『ドゥルアンキ』のクリアファイルが付属していたが[16]、2021年2月1日号では漫画作品ではない2.5次元モデルのあまつまりなのクリアファイルが付属している[17]。白泉社によると本誌の人気掲載作品は『ドゥルアンキ』、『聴けない夜は亡い』、『ニラメッコ』[14]。
本誌のメディアミックス作品として、テレビアニメ化が決定して『マンガPark』(同社)から移籍した技来静也の『拳奴死闘伝セスタス』が、2020年12月1日号より連載されている[18][19][20]。
2021年5月6日に三浦建太郎が死去し[21]、『ドゥルアンキ』の連載が同年8月1日号で終了[22]。編集部の三浦の初期作を読者に届けたいという思いにより、同年10月1日号より『王狼』のリバイバル連載が企画される[23]。
「ユニセックス」を目標として創刊[24]。群像劇、「涙のドラマ」、サスペンス、アクション、コメディなど「様々なジャンル」の「幅広いテーマの漫画」が掲載されているが[8][25]、「コアなマンガファンを満足させる、“戦う”キャラクターを押し出した」作品が連載されている[14]。編集部によると、「いま自分がイチバン面白いと、部員が思う作品が載ってる雑誌」である[3]。
プロデューサーの佐久間宣行によると、「バラエティ豊かなラインナップ」で「いろんなジャンルのマンガ」が掲載されており、「『面白いものを作るんだ』という気概」が伝わってくる雑誌となっている[3]。
2024年6月1日号(2024年5月9日)現在。
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