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株式会社ヤサカバス(やさかバス)は、京都府京都市右京区に本社を置くヤサカグループのバス事業者である。彌榮自動車の完全子会社。京都市洛西地区および醍醐地区、向日市において乗合バス事業を行う。
ヤサカグループでは従来よりヤサカ観光バスとして貸切バス事業を行ってきたが、2002年12月2日に当社を設立し、同年の改正道路運送法施行による規制緩和に合わせて、翌2003年1月14日より乗合バス事業に新規参入を果たした。
従来、京都市西京区の洛西ニュータウンおよび桂坂地区からJR京都線方面へのアクセスは京都市交通局、京阪京都交通(当時は京都交通)などが運行する京都駅までのバス路線が主力であったが、1時間ほどの所要時間があった。より近いJR向日町駅への路線バスの要望は強かったが、同駅所在地が向日市であるため京都市交通局は路線が開設しにくい状態にあった[1](ただし京都市営バスは一部長岡京市内までの路線を設定している)。ヤサカバスの参入により、これらの地区から向日町駅へのアクセスが大幅に増強された。
また、2003年3月に開業した阪急京都本線洛西口駅から洛西ニュータウン地区へのアクセス路線への参入という性格も強い。2008年10月18日のJR京都線桂川駅開業に伴い全路線が同駅にも乗り入れ、一部のバスは同駅止まりとなった。
開業以来の乗合バス事業に加えて、2007年春より貸切バス事業にも参入しており、ヤサカ観光バスが保有しない小型貸切バスの運行を行っている。
イオンモール京都桂川の開業による2014年10月10日のダイヤ改正により、7号系統と8号系統が新設された[2]。
2021年3月27日のダイヤ改正により、JR向日町~JR桂川駅前間の運行は1号系統に限定された[3]。
ヤサカバスは2024年4月にスルッとKANSAIに加盟した[4]。現在はICOCA、PiTaPaなどのICカードでの支払いは対応していないが、令和6年度中に対応することになっている[5]。しかし、利用開始時期については未定となっている。なお独自の乗車カードは発行していない。ただし京都市域バス共通回数券は利用できる。
系統番号の正式な呼称は、一般路線と醍醐コミュニティバスとで異なっており、前者では「X号系統」と、後者は「X号路線」とそれぞれ称する。
各系統番号において「1A」「2A」などAがつくものはJR向日町行き、そうでないものはJR桂川駅前行きを表す。また同様にSがつくものは短縮路線を表す。
開業時より「醍醐コミュニティバス市民の会」から委託を受けて運行している。なお、車庫は南区上鳥羽(伏見区との境界線付近)にあるため、バスは長距離の回送となる。そのため中久世一丁目付近に操車場が設けられている。
ヤサカバスの路線車はいすゞ自動車と日野自動車製を保有する。グループのヤサカ観光バスが保有している三菱ふそうトラック・バス製の車両は導入していない。
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