メルシャン軽井沢美術館

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メルシャン軽井沢美術館(メルシャンかるいざわびじゅつかん、フランス語Musée d'art Mercian KARUIZAWA)は、かつて長野県北佐久郡御代田町にあった美術館日本の酒類メーカー・メルシャンが1995年(平成7年)に開館した私立美術館であったが、2011年(平成23年)に閉館した。

概要 メルシャン軽井沢美術館, 施設情報 ...
メルシャン軽井沢美術館
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(2011年7月28日撮影)
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施設情報
前身 ウイスキー蒸留所の貯蔵庫群[1]
専門分野 ヨーロッパ(主にフランス)の近現代美術[2]
来館者数 累計90万人以上[1]
事業主体 メルシャン[1]
建物設計 ジャン・ミシェル・ヴィルモットフランス語版[2]
開館 1995年[1]
閉館 2011年11月6日[1]
所在地 389-0207
長野県北佐久郡御代田町馬瀬口1799-1[2][3]
位置 北緯36度19分20.36秒 東経138度30分27.45秒
アクセス 御代田駅から徒歩7[4]
軽井沢駅佐久平駅からタクシー[4]
佐久ICからで10分[4]
プロジェクト:GLAM
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概要 種類, 本社所在地 ...
株式会社メルシャン軽井沢美術館
種類 株式会社
本社所在地 389-0207
長野県北佐久郡御代田町大字馬瀬口1799番地1号
業種 サービス業
事業内容 美術館運営
代表者 代表清算人:山本治男(2011年12月1日時点)
資本金 3000万円(2010年12月31日時点)
純利益 △1502万5000円(2010年12月期)
純資産 705万円(2010年12月31日時点)
総資産 3723万4000円(2010年12月31日時点)
決算期 12月末日
外部リンク http://www.mercian.co.jp/musee/
特記事項:2011年11月17日に法人解散
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歴史

1995年、文化・教育の振興と発展に寄与することを目的として、メルシャンの軽井沢蒸留所[5]に併設される形で開館した[2]

建物は既存のウイスキー蒸留所の樽貯蔵庫群を改修したもので、設計者はフランスの建築家であるジャン・ミシェル・ヴィルモットフランス語版[2]ギャラリーにはヨーロッパ(主にフランス)の近現代美術作品を展示していた[2]。施設全体のコンセプトは「1つの村」(ヴィラージュ)[2]シラカンバカラマツが生い茂る敷地内には、美術館以外にもウイスキー蒸留所(「メルシャンプラザ」として内部の見学や酒類の試飲も可能)やミュージアムショップ、レストラン、カフェが点在していた[2]

メルシャンを吸収・合併したキリンホールディングスによるグループ内事業再編により、軽井沢蒸溜所が閉鎖され、付属施設であった当美術館も2011年11月6日をもって閉館した[1]。開館以来、29回の展覧会を開催し、累計来場者数は90万人超であった[1]

その後、御代田町土地開発公社は、2013年3月27日付けでメルシャン株式会社から美術館を含む土地を買収[6]。取得した土地のうち、美術館が利用していた土地と建物については、広告写真分野の大手企業アマナに有償で貸与されることが2017年1月12日に発表された[7]。なお、蒸溜所部分には2018年5月、御代田町が町役場庁舎を移転した[8]

脚注

参考文献

関連項目

外部リンク

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