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コンピュータシステムで使用される記憶装置の一種 ウィキペディアから
マスクROM(マスクロム、Mask ROM)とは、コンピュータシステムで使用される記憶装置の一種で、記録されている内容を書き換えることができない不揮発性メモリのことを指す。
マスクROMは集積回路の配線によって記憶情報を構成し、読み出せる内容が半導体製造に用いるフォトマスクによって固定されることから、マスクROMと呼ばれる。 一般にCPUの主記憶の一部として利用されるが、外部記憶装置の形で利用される場面も多い。 大量生産時にチップ単価を安く抑えられる点から、ボリュームの出る(数万台以上の出荷が見込める)ゲーム機のソフトや組み込み機器で多く使われている。
近年の組み込み機器に関しては、後述するデメリットから、1980年代にはPROMやUV-EPROMに、1990年代中頃以降はフラッシュメモリに置き換えられているものも多い。
漢字ROMや音色ROMのように、内容の変更が不要なものに最も向いている。例えば、セイコーエプソン製のメロディICのROMにはマスクROMが用いられている。
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メリット
デメリット
半導体プロセスの微細化に伴い、大容量の製品も製造が可能になり、容量あたりの単価も年々下がっている。 1980年代前半のゲーム機であるファミコンの初期のROMカートリッジに搭載されたマスクROMは32KByte程度であったが、2011年2月26日登場のニンテンドー3DS用のものは発売時点で最大2GByteであり、2012年1月には4GByteを採用するソフトの発売が予定されている。
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