マインザットバード

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マインザットバード (Mine That Bird) [2][3]アメリカ合衆国生産の競走馬。おもな勝ち鞍に2009年ケンタッキーダービー2008年グレイステークス英語版(G3)など。2008年のソヴリン賞最優秀2歳牡馬に選出された。

概要 マインザットバード, 欧字表記 ...
マインザットバード
欧字表記 Mine That Bird[1][2]
品種 サラブレッド[1][2]
性別 [1][2]
毛色 鹿毛[1][2]
生誕 2006年5月10日[1][2]
Birdstone[1][2]
Mining My Own[1][2]
母の父 Smart Strike[1][2]
生国 アメリカ合衆国(ケンタッキー州)[1][2]
生産者 Lamantia Blackburn
& Needham/Betz Thoroughbreds
[1]
馬主 Dominion Bloodstock
D. Ball and HGHR Inc.
→Double Eagle Ranch
and Bueno Suerte Equine
[1]
調教師 David Cotey(カナダ
→Richard E. Mandella(アメリカ
→Bennie L Woolley Jr(アメリカ)
→Darrell Wayne Lukas(アメリカ)
[1]
競走成績
タイトル ソヴリン賞最優秀2歳牡馬(2008年)[1]
生涯成績 18戦5勝[1][2]
獲得賞金 2,228,637USドル[1]
勝ち鞍
G1ケンタッキーダービー2009年
G3グレイステークス2008年
Listedシルヴァーデピュティステークス2008年
Listedスインフォードステークス2008年
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戦績

要約
視点
  • 特記事項なき場合、本節の出典はEQIBASE[1]

2008年7月20日、カナダのデビット・コティ厩舎所属馬としてウッドバイン競馬場のメイドン競走でデビューし、5着。2戦目で勝ちあがるとリステッド競走のシルヴァーデピュティステークス、スインフォードステークス、G3競走グレイステークスをも勝って4連勝を記録する。グレイステークスののち、アメリカ合衆国のリチャード・マンデラ厩舎に移籍してブリーダーズカップ・ジュヴェナイルに出走するが、ミッドシップマンから9馬身4分の3差離された12頭立ての最下位に終わる[4]。2歳時はカナダ時代の5戦を含めて重賞1勝を含む6戦4勝、ソヴリン賞の最優秀2歳牡馬に選ばれた。

ブリーダーズカップ・ジュヴェナイルのあと、ベニー・ウォーレイ厩舎に移籍。2009年を迎えて2つのリステッド競走、ボーダーランドダービーとサンランドダービーに出走するがそれぞれ2着と4着に終わる。その後ケンタッキーダービーに出走するが、評価は低く19頭立ての17番人気、配当も50対1(51倍見当)と明らかな不人気であった[3][5]。レースでは道中最後方に位置し、直線にかかるや内側から抜け出して2着パイオニアオブザナイルに6馬身4分の3差つけて優勝[3]。着差は1946年三冠馬アソールトの8馬身差に次ぐ史上2番目に大きい着差、2ドルをかけると103ドルになって戻ることを意味する50対1の配当は1913年ドーンレイル英語版に次ぐ記録となった[6][7]。鞍上のカルヴィン・ボレルは前日のケンタッキーオークスレイチェルアレクサンドラで制しており[3]、史上7人目の同一年ダービー・オークス制覇となった。2冠目のプリークネスステークスではボレルがレイチェルアレクサンドラに騎乗するためマイク・スミスが騎乗し、レースでは逃げるレイチェルアレクサンドラを追い込むが1馬身とどかず2着[8]ベルモントステークスで鞍上はボレルに戻ったがサマーバードの3着に終わる[9]。その後は8月1日のウェストヴァージニアダービーに出走したが、ボレルはベルモントステークスのあとに降板を申し出ており[10]、スミスの手綱で出走も3着。その後は鞍上が再びボレルに戻ったもののグッドウッドステークス6着、ブリーダーズカップ・クラシックでも9着と6着以下の成績が続き、古馬になった2010年にはウェイン・ルーカス厩舎に移籍するも勝てない競馬が続いて、11月6日のブリーダーズカップ・ダートマイルで10着に終わったのが最後の競馬となった[11]

引退後は、ニューメキシコ州ロズウェル近郊にあるダブルイーグルランチの農場に繋養されている[5]功労馬繋養施設オールドフレンズからの譲渡申し入れもあったが、ダブルイーグルランチのオーナーであるマーク・アレンの「彼は私たちの家族の一員だから」という意向により断っている[5]

2022年からはテキサス州のトレーニングセンターHVランチのステーブルポニーとなっている[12]

競走成績

以下の内容は、EQIBASE[1]の情報および記載法に基づく。

さらに見る 出走日, 競馬場 ...
出走日競馬場競走名距離着順騎手着差1着(2着)馬
2008.07.20ウッドバイン未勝利AW6f 5着C. モンペリエ9 1/4馬身Oconee
2008.08.04ウッドバイン未勝利AW6f 1着C. モンペリエ1 3/4馬身(Trip Permit)
2008.08.23ウッドバインシルヴァーデピュティSLAW6.5f 1着C. サザーランド2馬身(Oconee)
2008.09.14ウッドバインスインフォードSLAW7f 1着C. サザーランドクビ(Win And Reign)
2008.10.05ウッドバイングレイSG3AW8.5f 1着C. サザーランド1/2馬身(Bear's Conductor)
2008.10.25サンタアニタブリーダーズカップ・ジュヴェナイルG1AW8.5f12着C. サザーランド5馬身Midshipman
2009.02.28サンランドパークボーダーランドダービーLD8.5f2着C.ランバートクビScorewithcater
2009.03.29サンランドパークサンランドダービーLD9f4着C.ランバート3 1/4馬身Kelly Leak
2009.05.02チャーチルダウンズケンタッキーダービーG1D10f 1着C. ボレル6 3/4馬身(Pioneerof the Nile)
2009.05.16ピムリコプリークネスSG1D9.5f2着M. スミス1馬身Rachel Alexandra
2009.06.06ベルモントパークベルモントSG1D12f3着C. ボレル2 3/4馬身Summer Bird
2009.08.01マウンテニアパークウェストヴァージニアダービーG2D9f3着M. スミス1 3/4馬身Soul Warrior
2009.10.10サンタアニタグッドウッドSG1AW9f6着C. ボレル3 1/4馬身Gitano Hernando
2009.11.07サンタアニタブリーダーズカップ・クラシックG1AW10f9着C. ボレル11馬身Zenyatta
2010.07.04チャーチルダウンズファイアークラッカーHG2D9f8着C. ボレル7 3/4馬身Tizdejavu
2010.08.07サラトガホイットニーHG1D9f5着C. ボレル12 1/2馬身Blame
2010.09.04サラトガウッドワードSG1D9f7着R. マラージ21 1/4馬身Quality Road
2010.11.06チャーチルダウンズブリーダーズカップ・ダートマイルG1D8f10着M. スミス10 1/2馬身Dakota Phone
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血統表

マインザットバード (Mine That Bird)血統(血統表の出典)[§ 1]
父系ミスタープロスペクター系

Birdstone
2001 鹿毛
父の父
Grindstone
1993 黒鹿毛
Unbridled Fappiano
Gana Facil
Buzz My Bell Drone
Chateaupavia
父の母
Dear Birdie
1987 栗毛
Storm Bird Northern Dancer
South Ocean
Hush Dear Silent Screen
You All

Mining My Own
2001 栗毛
Smart Strike
1992 鹿毛
Mr. Prospector Raise A Native
Gold Digger
Classy'n Smart Smarten
No Class
母の母
Aspenelle
1990 栗毛
Vice Regent Northern Dancer
Victoria Regina
Little to Do Dynastic
Tribal to Do
母系(F-No.) (FN:23-b) [§ 2]
5代内の近親交配 Mr. Prospector 3 × 5 = 15.62%、Northern Dancer 4 × 4 = 12.50%、Nashua 5 × 5 = 6.25% [§ 3]
出典

脚注

外部リンク

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