『ボストン ストロング 〜ダメな僕だから英雄になれた〜』(ボストン ストロング ダメなぼくだからえいゆうになれた、Stronger)は、2017年のアメリカ合衆国の伝記映画。監督はデヴィッド・ゴードン・グリーン、主演はジェイク・ジレンホールが務めた。本作は2013年のボストンマラソン爆弾テロ事件によって両足を失ったジェフ・ボーマンがブレット・ウィッターとともに2014年に上梓した回顧録『Stronger』を原作としている。
ボストン ストロング 〜ダメな僕だから英雄になれた〜 | |
---|---|
Stronger | |
監督 | デヴィッド・ゴードン・グリーン |
脚本 | ジョン・ポローノ |
原作 | ジェフ・ボーマン、ブレット・ウィッター『Stronger』 |
製作 |
ジェイク・ジレンホール ミシェル・リトヴァク スコット・シルヴァー トッド・リーバーマン デヴィッド・ホバーマン |
製作総指揮 |
ゲイリー・マイケル・ウォルターズ リーヴァ・マーカー アンソニー・マッテロ ピーター・マクギガン ニコラス・スターン ジェフリー・ストット アレクサンダー・ヤング |
出演者 |
ジェイク・ジレンホール タチアナ・マスラニー |
音楽 | マイケル・ブルック |
撮影 | ショーン・ボビット |
編集 | ディラン・ティチェナー |
製作会社 |
ボールド・フィルムズ マンデヴィル・フィルムズ ナイン・ストーリーズ・プロダクションズ |
配給 |
ライオンズゲート、ロードサイド・アトラクションズ ポニーキャニオン |
公開 |
2017年9月22日(限定公開) 2017年9月29日(拡大公開) 2018年5月11日 |
上映時間 | 119分[1] |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $30,000,000[2] |
興行収入 |
$8,437,818[3] $4,211,129[3] |
ストーリー
2013年4月、ジェフ・ボーマンは恋人のエリンがゴールする姿を見届けるため、ボストンマラソンのゴール付近にいた。ボウマンは挙動不審な男を発見したが、その後すぐに爆弾が爆発した。爆発に巻き込まれたジェフは、両足を失うほどの重傷を負い、意思の疎通にも困難をきたす状況にあったにも拘わらず、必死の思いで犯人の風貌を警察に伝達した。ジェフの証言もあって、4日後にテロ事件の犯人は逮捕された。彼の勇気が全米中で称賛されていた頃、ジェフは両足を失ったという現実に直面していた。失意のうちにあったジェフだが、義足を使ってもう一度自力で歩くべく、リハビリを開始した。
キャスト
※括弧内は日本語吹替
- ジェフ・ボーマン: ジェイク・ジレンホール(高橋広樹)
- エリン・ハーリー: タチアナ・マスラニー(山賀晴代) - ジェフのガールフレンド。
- パティ・ボーマン: ミランダ・リチャードソン(三沢明美) - ジェフの母。
- ジェフ・ボーマン・シニア(ビッグ・ジェフ): クランシー・ブラウン(谷内健) - ジェフの父。
- カルロス: カルロス・サンス(菊池通武)
- サリー: リチャード・レイン・Jr(清水裕亮)
- ゲイル・ハーリー: フランキー・ショウ - エリンの妹。
- ラリー: ジミー・レブランク
- ジェンおばさん: パティ・オニール
- ケヴィン: ダニー・マッカーシー
製作
2014年7月14日、ライオンズゲートがジェフ・ボーマンの回顧録『Stronger』の映画化に着手しているとの報道があった[4]。2015年7月17日、デヴィッド・ゴードン・グリーンが監督に起用されたと報じられた[5]。29日、ジェイク・ジレンホールが本作の出演交渉に臨んでいると報じられた[6]。10月7日、タチアナ・マスラニーにオファーが出ているとの報道があった[7]。2016年2月2日、ボールド・フィルムズが本作に出資すると発表した[8]。4月5日、ミランダ・リチャードソンとクランシー・ブラウンの出演が決まった[9]。29日、フランキー・ショウが本作に出演するとの報道があった[10]。
公開
2017年9月8日、ガラ・プレゼンテーションに出品されていた第42回トロント国際映画祭でプレミアを迎えた[12]。
興行収入
2017年9月22日、本作は全米573館で封切られ、公開初週末に161万ドルを稼ぎ出し、週末興行収入ランキング初登場8位となった[13]。
評価
本作は批評家から絶賛されている。映画批評集積サイトのRotten Tomatoesには125件のレビューがあり、批評家支持率は96%、平均点は10点満点で7.7点となっている。サイト側による批評家の見解の要約は「『ボストン ストロング 〜ダメな僕だから英雄になれた〜』は精選された俳優陣の力によって成立している作品であり、観客の心に響くファクトベースの物語を提供している。それは感動的なドラマの定型を乗り越えている。」となっている[14]。また、Metacriticには39件のレビューがあり、加重平均値は76/100となっている[15]。なお、本作のCinemaScoreはA-となっている[16]。
出典
外部リンク
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