パタパタママは、『ひらけ!ポンキッキ』で使われた楽曲。1976年に発表された。作詞:高田ひろお、作曲・編曲:佐瀬寿一

概要 「パタパタママ」, のこいのこ の シングル ...
「パタパタママ」
のこいのこシングル
初出アルバム『ホネホネ・ロック パタパタママ』
B面 ホネホネ・ロック
(歌・子門真人
リリース
ジャンル 童謡
レーベル キャニオン・レコード
作詞・作曲 高田ひろお佐瀬寿一
チャート最高順位
のこいのこ シングル 年表
パタパタママ
(1976年)
ハッスルばあちゃん
(1976年)
ひらけ!ポンキッキ 年表
およげ!たいやきくんのマーチ(並足用)」キャニオン・オーケストラ
(CX-104/1976年)
「パタパタママ」のこいのこ
(CX-105/1976年)
「ハッスルばあちゃん」のこいのこ
(CX-106/1976年)
試聴
パタパタママ - YouTubeポニーキャニオン提供YouTubeアートトラック)
ホネホネ・ロック - YouTube(ポニーキャニオン提供YouTubeアートトラック)
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概要

1976年6月25日にキャニオン・レコード(現・ポニーキャニオン)からシングル発売。型番はCX-105。『ひらけ!ポンキッキ』の番組内では発売に先立って1976年6月1日から放送が開始された[1]

軽快なポップサウンドに合わせ、歌詞にちょっとした言葉遊びを盛り込んだ楽曲で、紙人形による独特の映像も注目を浴びた。キャラクターデザイナーは「およげ!たいやきくん」やバボちゃんのデザインも手がけた田島司[2]。また、子供の視点で家事に勤しむ母親の様子をおもしろおかしく歌い上げた歌詞が、子供だけでなく親からも強く支持され、特に育児に勤しむ主婦層からのリクエストが非常に多かったという。リクエストの数はこの曲の放送が開始された6月には280通、翌7月には380通を集め、他の曲を寄せ付けないほどだった[1]。一方で、つまみ食いや居眠りをしたり、隣のママとお喋りをしたりなどといったこの曲の歌詞の内容が「怠慢」と見られて「私はそんなに怠慢じゃない」「昼寝する暇なんかありません」「子供に対して母親の印象を悪くするのでは」などと言った否定的な意見の投書が多い時で一日40通ほど寄せられたという[1]。歌詞は子供視点の楽曲のため夜8時までで終わっている。オリジナル歌手はのこいのこで、彼女の軽快で明るい歌声もあってヒットを遂げ、「およげ!たいやきくん」らと共に同番組を代表する楽曲の一つとなった。

姉妹曲として日曜日の父親の一日と哀愁を歌った「サンデーパパ」がある[3]

なお、シングル盤のB面は、子門真人の「ホネホネ・ロック」であり、この曲も同番組を代表する非常に有名な人気曲である。作詞:高田ひろお、作曲:佐瀬寿一。エフェクトの利いたエレキギターの音に、酋長の太鼓に合わせガイコツが躍るという弾けた(今日では放送コードに引っかかる部分もあるため、カバーバージョンでは一部歌詞が刷新され[4]、オリジナル映像を流す際は2番目だけを放送)歌詞、そして「およげ!たいやきくん」とは全く毛色の違う子門真人の、雄叫びを含め豪快で伸びのある歌唱に惹かれた子供(この曲は男の子に支持された)も多く、同LP盤の売上を後押しした。音楽ディレクターの小島豊美によると、「ホネホネ・ロック」を番組内で最初に歌っていたのは作曲者の佐瀬寿一であったが、子門真人の歌う「およげ!たいやきくん」がヒットしたため、キャニオン・レコードの意向により子門真人の歌に差し替えられた[5]。一方、佐瀬本人は「ホネホネ・ロック」を歌ったのを覚えていないという[6]

尚、「ホネホネ・ロック」のジャケットには「片面:パタパタママ」と書かれており、事実上同シングルはダブルA面扱いである。

「およげ!たいやきくん」で子供向けの楽曲が注目されていた社会的背景もあり、この二つの話題曲を収録したシングルは60万枚を売り上げた[7]

カバー

パタパタママ
ホネホネ・ロック
  • POT SHOT(2000年発売『P-kies Oldies New Trax』収録)
  • 花団(2005年発売『恋のマグニチュード』収録)

脚注

関連項目

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