ペルージャ
イタリアの都市 ウィキペディアから
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ペルージャ(伊: Perugia ( 音声ファイル))は、イタリア共和国中部にある都市であり、人口約160,000人の基礎自治体(コムーネ)。ウンブリア州の州都であり、ペルージャ県の県都である。
ペルージャ Perugia | |
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行政 | |
国 | イタリア |
州 | ウンブリア |
県/大都市 | ペルージャ |
CAP(郵便番号) | 06121-06135 |
市外局番 | 075 |
ISTATコード | 054039 |
識別コード | G478 |
分離集落 | #分離集落参照 |
隣接コムーネ | #隣接コムーネ参照 |
公式サイト | リンク |
人口 | |
人口 | 162527 人 (2024-01-01 [1]) |
人口密度 | 361.2 人/km2 |
文化 | |
住民の呼称 | perugini |
守護聖人 |
聖ロレンツォ (san Lorenzo martire), san Costanzo |
祝祭日 | 1月29日 |
地理 | |
座標 | 北緯43度06分43.56秒 東経12度23分19.68秒 |
標高 | 493 (171 - 961) [2] m |
面積 | 449.92 [3] km2 |
| |
ポータル イタリア |
ペルージャ県中部に位置する。アレッツォから南東へ約57km、テルニから北北西へ約64km、シエーナから東南東へ約89km、フィレンツェから南西へ117km、首都ローマから北へ約135kmの距離にある[4]。東南東約19kmにアッシジがある[4]。市域中央部にはテヴェレ川が流れる。
隣接するコムーネは以下の通り。
市域はフェッロヴィーエ・デッロ・スタートのペルージャ駅周辺と、城壁の内部(ペルージャ大学やバスターミナルがある)などから成る。
ペルージャはイタリアの中央部に位置しているが、北イタリアの大部分と同じように温暖湿潤気候である。この地域の気候は高い数値と低い数値の隔たりが穏やかで、年間を通じて十分な降水量がある[5]。
ペルージャ (1971–2000, 極地 1967–)の気候 | |||||||||||||
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月 | 1月 | 2月 | 3月 | 4月 | 5月 | 6月 | 7月 | 8月 | 9月 | 10月 | 11月 | 12月 | 年 |
最高気温記録 °C (°F) | 17.3 (63.1) |
21.7 (71.1) |
25.6 (78.1) |
29.7 (85.5) |
35.0 (95) |
37.5 (99.5) |
39.6 (103.3) |
38.9 (102) |
35.3 (95.5) |
30.2 (86.4) |
24.0 (75.2) |
19.3 (66.7) |
39.6 (103.3) |
平均最高気温 °C (°F) | 8.9 (48) |
10.9 (51.6) |
14.1 (57.4) |
16.8 (62.2) |
22.1 (71.8) |
26.1 (79) |
30.0 (86) |
30.0 (86) |
25.5 (77.9) |
19.7 (67.5) |
13.3 (55.9) |
9.3 (48.7) |
18.9 (66) |
日平均気温 °C (°F) | 4.8 (40.6) |
6.0 (42.8) |
8.4 (47.1) |
11.0 (51.8) |
15.7 (60.3) |
19.4 (66.9) |
22.6 (72.7) |
22.8 (73) |
19.2 (66.6) |
14.4 (57.9) |
8.9 (48) |
5.5 (41.9) |
13.2 (55.8) |
平均最低気温 °C (°F) | 0.6 (33.1) |
1.1 (34) |
2.6 (36.7) |
5.1 (41.2) |
9.3 (48.7) |
12.6 (54.7) |
15.2 (59.4) |
15.6 (60.1) |
12.8 (55) |
9.1 (48.4) |
4.4 (39.9) |
1.8 (35.2) |
7.5 (45.5) |
最低気温記録 °C (°F) | −15.8 (3.6) |
−17.0 (1.4) |
−8.3 (17.1) |
−5.0 (23) |
−1.9 (28.6) |
5.2 (41.4) |
6.9 (44.4) |
6.0 (42.8) |
3.6 (38.5) |
−1.4 (29.5) |
−8.2 (17.2) |
−14.8 (5.4) |
−17.0 (1.4) |
降水量 mm (inch) | 52.7 (2.075) |
56.8 (2.236) |
54.0 (2.126) |
72.0 (2.835) |
75.6 (2.976) |
69.9 (2.752) |
37.4 (1.472) |
49.7 (1.957) |
87.6 (3.449) |
85.7 (3.374) |
94.7 (3.728) |
68.4 (2.693) |
804.5 (31.673) |
平均降水日数 (≥1.0 mm) | 7.1 | 7.1 | 7.0 | 8.7 | 8.4 | 7.1 | 4.7 | 4.9 | 6.5 | 7.7 | 8.4 | 7.8 | 85.4 |
% 湿度 | 83 | 77 | 73 | 74 | 74 | 71 | 68 | 69 | 71 | 76 | 82 | 85 | 75 |
出典:Servizio Meteorologico (humidity 1968–1990)[6][7][8] |
ペルージャにおけるイタリアの気候分類 (it) および度日は、zona E, 2289 GGである[9]。 また、イタリアの地震リスク階級 (it) では、zona 2 (sismicità media) に分類される[10]。
ペルージャはウンブリ人の居住区であったが、最初に文献に登場したのは、エトルリア人の12の連合市の一つである「ペルシア」(ラテン語: Perusia)としてである。 紀元前216年と205年に、ローマの援軍として第二次ポエニ戦争に加わった。 紀元前41年、en:Battle of Perugia。 ランゴバルド人の時代、ペルージャはトゥーシアの主要都市の一つと呼ばれていた。9世紀、ペルージャは教皇に屈服し、カール大帝とルートヴィヒ1世もこれに合意した。しかし11世紀までに、コムーネは自治を主張し、その後何世紀もの間、ペルージャは独立状態を維持した。その間、シエナ、アッシジ、アレッツォ、フォリーニョなどの近隣諸国と、何度も戦争状態となった。 1797年、フランス軍に占領された。1789年2月4日、ペルージャを首都とし、フランスの三色旗を国旗とするティベリーナ共和国が誕生。1799年にローマ共和国に併合される。 ウィーン会議により1860年まで再び教皇領に属し、その間の1832、1838、1854年に、ペルージャを地震が襲った。
ペルージャには以下の分離集落(フラツィオーネ)がある。
ペルージャは、チョコレートで有名である。これは当地に本社を置き、Baciというチョコレートを広く輸出しているペルジーナ社に拠るところが大きい。ペルージャのチョコレートはイタリアで大変人気があり、毎年10月に、街ではユーロチョコレート・フェスティバル(Festa del Cioccolato, Eurochocolate)が開催される。
2007年の人口は163,287人で、その47.7%が男性、52.3%が女性であった。 未成年者(18歳以下の子供)が16.41%で、一方の年金生活者は21.51%であった。イタリアの平均は、未成年者が18.06%、年金生活者は19.94%であった。ペルージャの住民の平均年齢は44歳で、イタリアの平均年齢は42歳である。2002年から2007年までの5年間で、ペルージャの人口は7.86%増加した。一方、イタリア全体では3.85%の増加であった。 2006年時点で、人口の90.84%はイタリア人で、欧州の他国から来た住民が3.93%(特にアルバニア、ルーマニアが多い)、アメリカ人が2.01%、北アフリカが1.3%であった。大多数の住民がローマ・カトリックを信仰している。
市域を東西にフォリーニョ=テロントラ線、南北にチェントラーレ・ウンブラ線が走る。フォリーニョ=テロントラ線は西にテロントラ(トスカーナ州アレッツォ県コルトーナ市)、東にアッシジを経由してフォリーニョを結ぶが市域を東西に走る。チェントラーレ・ウンブラ線は北にサンセポルクロ(アレッツォ県)、南にテルニを結ぶ。両路線はポンテ・サン・ジョヴァンニ駅で接続する。また、ポンテ・サン・ジョヴァンニ駅からはチェントラーレ・ウンブラ線のペルージャ・サンタンナ駅への支線が出ている。
このほか、市内にはミニメトロ(ピープルムーバー) (it:Minimetrò) が走っている。
アッシジとの市境にペルージャ空港 (it:Aeroporto di Perugia) がある。
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