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イギリス王室の成員 (1988-) ウィキペディアから
ベアトリス王女(Princess Beatrice、全名:ベアトリス・エリザベス・メアリー(Beatrice Elizabeth Mary)、1988年8月8日 - )は、イギリス王室の成員で、ヨーク公アンドルー王子とセーラ・ファーガソン(1996年に離婚)の長女。チャールズ3世国王の姪。英国王位継承順位は父アンドルーに次ぎ、2022年9月9日現在では9番目にある。2歳年下の妹にユージェニー王女がいる。容貌は父親似と言われている。誕生から結婚前まではベアトリス・オブ・ヨーク王女(Princess Beatrice of York)と呼ばれた。2020年に結婚後は、エドアルド・マペッリ・モッツィ夫人ベアトリス王女(Princess Beatrice, Mrs Edoardo Mapelli Mozzi)と称されている[1]。曽祖父はジョージ6世、高祖父はジョージ5世。
ベアトリス Beatrice | |
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2018年11月7日、リスボンにて | |
続柄 | ヨーク公爵アンドルー王子第1女子 |
全名 |
Beatrice Elizabeth Mary ベアトリス・エリザベス・メアリー |
身位 | Princess(王女) |
敬称 | Her Royal Highness(殿下) |
出生 |
1988年8月8日(36歳) イギリス イングランド、ロンドン、ポートランド病院 |
配偶者 | エドアルド・マペッリ・モッツィ |
子女 | シエナ・マペッリ・モッツィ |
家名 | マウントバッテン=ウィンザー家 |
父親 | ヨーク公爵アンドルー王子 |
母親 | セーラ・ファーガソン |
ロンドンのポートランド病院で生まれる。出生当時のイギリス王室では、エリザベス2世の長女であるアン以来、38年ぶりの王女の誕生だった。“ベアトリス”という名前は、ヴィクトリア女王とアルバート公の末娘ベアトリス王女に由来するものである。王の男系の孫であるため、公式に"Princess"(王女)の称号と“Her Royal Highness”(殿下)の敬称を付される。
7歳になった時点でも、当時5歳だった妹のユージェニー王女が簡単な読み書きが出来るようになったのにもかかわらず、なかなか読み書きの習得が出来なかったことから、ディスレクシア(識字障害)と診断され、本人もそのことを2004年にカミングアウトしている。そのため、週2回の専門家によるディスレクシアの子供たちを対象とした補習授業を受けながら学校に通っていた。文字の読み書きが苦手なことから好きな歴史学を存分に学ぶことは出来なかったが、フランス語や演劇、数学関連の科目は得意であり、バークシャーのアスコットにあるセント・ジョージ・スクールでは、首席で卒業している。
また、2007年の大学入学資格試験(Aレベル)では、演劇では「A」、歴史と映画研究では「B」という成績を修めた[2][3]。
2008年にロンドン大学のゴールドスミス・カレッジに進学し、2011年に同校を卒業した。
2019年9月26日、王室はベアトリスが実業家のエドアルド・マペッリ・モッツィと婚約したことを発表した。2人はイタリアで週末を過ごしている際に婚約した。
結婚式は、当初の予定では、2020年5月29日にセント・ジェームズ宮殿のチャペルで行われ、続いてバッキンガム宮殿の庭園でプライベートレセプションが行われるはずだったが、最初にレセプション、次に結婚式自体が新型コロナウイルス感染症流行のため延期された[4][5] 。結婚式は最終的に、2020年7月17日にウィンザー城内のオールセインツ・チャペルで近親者のみを集めて行われ、事前に公表されなかった[6]。 2021年9月18日、23時42分にウエストミンスター病院にて第1子となる長女を出産、シエナ・エリザベス・マペッリ・モッツィと名付けられた。
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