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主にイタリア北部に見られる、扉口の建築構造 ウィキペディアから
プロティロ(イタリア語:protiro)は、イタリア北部のロマネスク建築に見られる、扉口に張り出した建築構造である[1]。プロテュルム(ラテン語:Prothyrum[2])とも[3][4]。日本語では「柱廊式玄関[5]」、「車寄せ」などと表記されることがある [注 1]。
下から順に、ライオンなどの彫像、その上に円柱が伸び、円柱にかかる屋根で締めくくられる、という決まったパーツの組み合わせで構成される[4]。
下部の彫像についてはライオンが多いが、象や雄牛の場合もある[5]。
屋根は扉口のタンパンとヴシュール(タンパンを囲むアーチのこと。この集合体がアーキヴォルト[7])を完全に覆うように設置され、基本的に形状は切妻屋根[4]で多くは2層構造、内側は短い筒型ヴォールトである[1]。
上部にある屋根にもいくつかの彫像(聖人像[8]や擬人像)を配置した大掛かりなプロティロもあるが、計画倒れになったケースもあったとされる[9]。
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