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日本のOVAシリーズ ウィキペディアから
『フリクリ』(FLCL)は、GAINAX、Production I.Gにより製作された日本のOVAシリーズおよびメディアミックス。
フリクリ | |
---|---|
OVA | |
監督 | 鶴巻和哉 |
脚本 | 榎戸洋司 |
キャラクターデザイン | 貞本義行 |
音楽 | 光宗信吉、the pillows |
アニメーション制作 | Production I.G、ガイナックス |
発表期間 | 2000年4月26日 - 2001年3月16日 |
話数 | 全6話 |
映画:フリクリ オルタナ | |
原作 | Production I.G |
総監督 | 本広克行 |
監督 | 上村泰 |
脚本 | 岩井秀人 |
キャラクターデザイン | 高橋裕一 |
メカニックデザイン | 押山清高 |
音楽 | R・O・N |
制作 | Production I.G、NUT、REVOROOT |
製作 | 劇場版フリクリ製作委員会 |
配給 | 東宝映像事業部 |
封切日 | 2018年9月7日 |
上映時間 | 135分 |
映画:フリクリ プログレ | |
総監督 | 本広克行 |
監督 | 荒井和人、海谷敏久、小川優樹 井端義秀、末澤慧、博史池畠 |
脚本 | 岩井秀人 |
キャラクターデザイン | 久保田誓 |
メカニックデザイン | 押山清高 |
音楽 | R・O・N |
制作 | Production I.G(第1・3・4・6話) GoodBook(第2話) Signal.MD(第5話) |
製作 | 劇場版フリクリ製作委員会 |
配給 | 東宝映像事業部 |
封切日 | 2018年9月28日 |
上映時間 | 136分 |
小説 | |
原作・原案など | GAINAX |
著者 | 榎戸洋司 |
イラスト | 鶴巻和哉・今石洋之 |
出版社 | 角川書店 |
レーベル | 角川スニーカー文庫 |
刊行期間 | 2000年6月1日 - 2001年3月1日 |
巻数 | 全3巻 |
話数 | 全6話 |
漫画 | |
原作・原案など | GAINAX |
作画 | ウエダハジメ |
出版社 | 講談社 |
掲載誌 | 月刊マガジンZ |
レーベル | マガジンZKC |
巻数 | 全2巻 |
テンプレート - ノート | |
プロジェクト | アニメ・ライトノベル・漫画 |
ポータル | アニメ・文学・漫画 |
本編であるOVAは全6巻(全6話)。その本編を補完した小説は全3巻、漫画単行本は全2巻とそれぞれ発売されている。また、本編が2005年にDVD-BOX化、漫画単行本が2007年に新装判、2012年に文庫版として再版された。2010年8月にBlu-Ray Boxが発売された。
『FLCL』(フリクリ)は、2000年から2001年にかけて全6巻のOVAとしてリリースされた日本のアニメ作品である。『新世紀エヴァンゲリオン』の次作品である『彼氏彼女の事情』以降は、原作付のアニメ化しか制作していなかったガイナックスによる1年振りのオリジナル作品[1]。また、『FLCL』は『新世紀エヴァンゲリオン』で副監督を務めていた鶴巻和哉の初監督作品である。 一般的にビデオ・DVDのパッケージには作品解説・あらすじなどが記載されるものであるが、『FLCL』のパッケージはそれらを徹底して排したデザインになっており、同様にテレビコマーシャルでも内容に関する言及は全く無かった。
本作品の大きな特徴として、非常に凝った演出が挙げられる。唐突に全く異なる絵柄に切り替わるシーンや、本編途中から数分間にわたり漫画雑誌風の画面構成で進行する回があるなど、随所に実験的ともいえる演出が盛り込まれている。またアクションシーンでのテンポの良いカット割り、デザインやアニメーションの質の高さなど、映像面での評価も高い。TSUTAYAの「映画監督が選ぶ良作」として岩井俊二監督他から評価を得ている。 その一方で本作品はOVAのみのリリースであったため、同じガイナックスが製作に携わった『新世紀エヴァンゲリオン』と比較すると日本国内での知名度は低い(ただしこれは『新世紀エヴァンゲリオン』が稀有な大ヒット作品である点を考慮する必要がある)。しかし日本国外の市場ではかなりの成功を収めており、特にアメリカなどでは人気・知名度共に高いアニメ作品の一つである。アメリカのアニメ専門チャンネル、カートゥーンネットワークでは、英語吹き替え版がシリーズ放送(2003年8月)され、その後も再放送されている[2][3][4]。また、カナダのモントリオールで開催される国際映画祭、ファンタジア国際映画祭において2003年度アニメーション部門で銅賞を受賞している[5][6]。
『FLCL』には挿入歌が多くあり、かつ印象的、効果的な使い方がされていることも特徴。これら挿入歌とテーマ曲は一部を除き全て日本出身のロックバンドthe pillowsが担当した。このアニメ曲の人気にあやかり、the pillowsは、米テキサス州オースティン市のSXSWフェスティヴァルにおいて米国コンサートデビューを果たすなどしている[7]。北米版およびオーストラリア版DVDでは副音声で監督を務めた鶴巻和哉とアメリカ人スタッフによる日本語の音声解説が収録されている。作品制作における裏話や、場面ごとの解説が語られている。
『FLCL』は2006年5月15日からバンダイチャンネルにおいて有料配信もされている。
また『FLCL』で登場する機関名フラタニティは、同じ鶴巻和哉監督作品である『トップをねらえ2!』にも登場している。さらに『トップをねらえ2!』でエキゾチックマニューバという言葉が登場するが、それと似たシステムが『FLCL』にもあり、両作品の設定には若干の共通点が見られる。
キングレコードからDVDとVHSで同時リリースされた。各巻1話25分(最終巻のみ31分)収録で全6話。DVDの初回盤は紙製パッケージにパッケージ色に合わせたジュエルケースに入ったDVDと解説書が同梱されていた(通常版はプラスチック製のトールケース)。
2003年のファンタジア国際映画祭において、観客投票部門でベストアニメーション映画賞の銅賞を受賞[5][6]。
いずれもキングレコードから発売。
角川スニーカー文庫(角川書店)から全3巻が刊行された。企画・原作:GAINAX、著:榎戸洋司、イラスト:鶴巻和哉・今石洋之。アニメでは明かされなかった設定が披露されている。
「月刊マガジンZ」(講談社)に連載された後、マガジンZKCから全2巻が刊行された。原作:GAINAX、漫画:ウエダハジメ。アニメとは設定やストーリーが異なる上、雑誌掲載時とも内容が異なる。2007年には新装版が講談社BOXから、2012年には文庫版が星海社文庫から発売。新装版および文庫版には、DVD-BOXに収録された書下ろしである“The Fourth Studio”が収められている。
この節の加筆が望まれています。 |
2016年3月25日、『フリクリ』の続編をProduction I.Gと米国アダルトスイムが共同制作すると発表された[9]。スーパーバイザー:鶴巻和哉、キャラクター原案:貞本義行、総監督:本広克行、脚本:岩井秀人、米国では放送を2018年6月にブレグロ、9月にオルタナが放送。それぞれ全6話。日本では劇場用アニメとして2018年9月7日から9月27日まで『フリクリ オルタナ』、同年9月28日から10月18日まで『フリクリ プログレ』の2作品が上映された。[10][11]。なお、本作の原作権は2015年にガイナックスからProduction I.Gに譲渡されている[12]。
オルタナ | プログレ | |
---|---|---|
総監督 | 本広克行 | |
監督 | 上村泰 | 荒井和人、海谷敏久、小川優樹 井端義秀、末澤慧、博史池畠 |
副監督 | 鈴木清崇 | - |
スーパーバイザー | 鶴巻和哉 | |
脚本 | 岩井秀人 | |
キャラクター原案 | 貞本義行 | |
キャラクターデザイン | 高橋裕一 | 久保田誓 |
サブ キャラクターデザイン |
米山舞 | - |
メカデザイン | 押山清高(スタジオドリアン) | |
プロップデザイン | 細越裕治 秋篠Denforword日和(Aki Production) | 村山章子、久原陽子 |
衣装デザイン | - | 谷口宏美 |
美術監督 | 藤井綾香 | 荒井和浩 |
色彩設計 | 中村千穂 | 有澤法子 |
CGディレクター | さいとうつかさ | 高柳陽 |
撮影監督 | 田中宏侍 | 頓所信二 |
編集 | 神宮司由美 | 濱宇津妙子 |
音楽監督・音楽 | R・O・N | |
音響監督 | なかのとおる | |
主題歌:the pillows | 「Star overhead」 | 「Spiky Seeds」 |
アニメーション制作 | Production I.G NUT REVOROOT | Production I.G(第1、3、4、6話) GoodBook(第2話) Signal.MD(第5話) |
配給 | 東宝映像事業部 | |
製作 | 劇場版フリクリ製作委員会 | |
英語版スタッフ | ||
English Adaptation | NYAV Post | |
English ADR Directors | Michael Sinterniklaas Stephanie Sheh | |
Translation | Shizuki Yamashita | |
Production Manager | Clark Cheng |
フリクリ オルタナ | |||||||
---|---|---|---|---|---|---|---|
話数 | サブタイトル | 脚本 | 監督 | 絵コンテ | 演出 | 作画監督 | 総作画監督 |
#1 | フラメモ | 岩井秀人 | 上村泰 | 上村泰、谷口宏美 | 上村泰 | 高橋裕一 | - |
#2 | トナブリ | 鈴木清崇 | 杉本里菜 | 高橋裕一 | |||
#3 | フリコレ | 木村延景 | 後藤圭佑 | - | |||
#4 | ピタパト | 宍戸淳、谷口宏美、上村泰 | 宍戸淳 | 谷口宏美 | |||
#5 | フリステ | 小嶋慶祐 | 鈴木清崇 | 小嶋慶祐 | |||
#6 | フルフラ | 藤井俊郎 | 緒方歩惟、高橋裕一 | 高橋裕一 | |||
フリクリ プログレ | |||||||
#1 | サイスタ | 岩井秀人 | 荒井和人 | 久保田誓 | - | ||
#2 | フリハニ | 海谷敏久 | 高橋英樹 | ||||
#3 | ミズキリ | 小川優樹 | 須之内祐典 | 鈴木明日香、東島久志 もろゆき沙羅、田中什造 | |||
#4 | ラリルレ | 井端義秀 | 石毛理恵、安西俊之、鈴木かんち | ||||
#5 | フルプラ | 末澤慧 | 末澤慧、近藤圭一、中原久文 | ||||
#6 | アワラン | 博史池畠 | 片桐貴悠、鈴木明日香 中山みゆき、山口飛鳥 |
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