『ファミリーワイド』は、1982年10月7日から1985年9月26日までフジテレビ系列局が編成していたフジテレビ製作の単発特別番組枠である。
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概要
『火曜ワイドスペシャル』に続く単発特別番組枠として、1982年10月7日に『木曜ファミリーワイド』と題して編成された。
それから1年後の1983年10月、同時間帯に『木曜おもしろバラエティ』枠が編成されるのに合わせて金曜日へ移動。その際に枠名が『金曜ファミリーワイド』と改められ、1984年9月28日まで同タイトルで編成され続けた。
さらにその後の1984年10月4日、『木曜おもしろバラエティ』との枠交換によって木曜日へと戻り、枠名も元の『木曜ファミリーワイド』へ戻った(一方の『木曜おもしろバラエティ』は、この移動で『金曜おもしろバラエティ』と改題した)。その後、単発ドラマ枠の『木曜ドラマストリート』が新設されたことによって1985年9月26日に終了。フジテレビ系列の単発特別番組枠は『火曜ワイドスペシャル』と『金曜おもしろバラエティ』の2本になった。
『木曜ファミリーワイド』(第1期)から『金曜ファミリーワイド』までは、オープニングテーマにABCの「THE LOOK OF LOVE」のメロディを使用していた。また、『スターどっきり㊙報告』を月に1回ペースで放送したり、サスペンスドラマを中心とする単発ドラマを不定期放送したりしていた。
枠名と編成時間の変遷
編成時間はいずれも日本標準時。直前の時間帯には予告ミニ番組『今夜のファミリーワイド』を放送。
- 木曜ファミリーワイド(第1期)
- 木曜 20:02 - 21:48 (1982年10月7日 - 1983年9月)
- 金曜ファミリーワイド
- 金曜 20:02 - 21:48 (1983年10月7日 - 1984年9月28日)
- 木曜ファミリーワイド(第2期)
- 木曜 20:02 - 21:48 (1984年10月4日 - 1985年9月26日)
放送番組一覧
- スターどっきり㊙報告[1]
- ムツゴロウとゆかいな仲間たち[1]
- アルプスの少女ハイジ[1] - テレビアニメの再編集版アニメ映画を放送。
- 思えば遠くへ来たもんだ[1] - 映画版。
- 伊豆の踊子[1] - 山口百恵主演映画版。
- 絶唱[1] - 同上(1983年2月17日放送)。
- 俺とあいつの物語(1983年6月16日)
- 全国学習塾対抗・偏差値クイズ王決定戦! - 1983年8月4日・1984年8月31日放送。全国97の学習塾から各3名が参加し、学習系クイズに挑戦。司会:高島忠夫・山村美智子(当時局アナ。現:美智)
- プロ野球珍プレー・好プレー大賞
- 松本清張の地の骨 - 田村正和主演版(1984年3月9日放送)。
- プロ野球を10倍楽しく見る方法 - 映画版を放送(1984年4月6日)。
- ライオンスペシャル '85春・ファッション!歌う国技館 - 両国国技館の竣工記念番組およびこけら落とし番組として、1985年2月28日に放送(司会:芳村真理、井上順、堺正章)。当時同局系で放送されていた音楽番組『夜のヒットスタジオ』(塚田茂、疋田拓、広瀬健次郎ほか)のスタッフが制作を担当。また通常の本枠は複数社提供だが、この番組はライオン株式会社の一社提供で、ライオンのオープニングキャッチも存在した。なお後年フジ系で放送される『名曲お宝音楽祭』では、2018年9月26日放送分でチェッカーズが『ジュリアに傷心』を歌う場面、2020年4月4日放送分で柏原芳恵・石川秀美・早見優が『春一番』を歌う場面が、それぞれ放送された。
- ドリフのクリスマスプレゼント
- いじわる看護婦 - 中原理恵主演版第1作。1982年11月4日放送。第2作以後の作品は『月曜ドラマランド』で放送。
- '83出発進行だよ!サザエさん - 星野知子主演版。1983年1月6日放送。なお、1984年3月2日には同じ時間帯に『サザエさん』とのクロスオーバー作『サザエさんVS意地悪ばあさんVSいじわる看護婦』が放送されたが、これは本枠放送番組とはされなかった。
- 宇宙戦艦ヤマト[1] - アニメ映画版。
- これがギネスブックだ[1]
- 日本の祭りシリーズ - 『火曜ワイドスペシャル』枠より移動。
- ドリフだワッショイ!'83日本の祭り[1] - 1983年8月18日放送。
- サヨナラ日本の祭り 熱きファイナル - 1984年8月24日放送。1971年から続いたシリーズの最終回。
- 鈴木健二の気くばりのすすめ[1]
- キタキツネ物語 - 1983年10月7日(金曜移動初回)。『南極物語』公開記念。放送枠は19:30 - 21:48。
- Dr.SLUMP ほよよ! 宇宙大冒険 - 1983年7月14日放送。
- 女王蜂[1] - 石坂浩二主演映画版(1983年11月18日放送)。放送枠は19:30 - 21:48。
- うる星やつら オンリー・ユー[1]
- 大江戸花火まつり[1]
- どすこい大五郎 高見山物語 ジェシー振り向かないで[1] - 1984年に相撲界を引退した高見山大五郎(元関脇)の現役時代の活躍を描いたドラマで、高見山本人も出演。このドラマの放送当日は、直前の時間帯に放送されていた特撮ドラマ『TVオバケてれもんじゃ』にも高見山がゲスト出演していた。
- のぶ子マイウェイ[1]
- 世界の超豪華・珍品料理[1]
- さよならジュピター
- これが世界の心霊だ!
- オール・ザッツ・タカラヅカ - 1984年9月7日放送。宝塚歌劇団70周年を記念し、宝塚にまつわるクイズを出題する番組。各組から、出演がある。司会:桂三枝(後の六代目桂文枝)と、元タカラジェンヌの鳳蘭。
脚注
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