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アメリカの州立大学 ウィキペディアから
ニューヨーク州立大学ビンガムトン校/ビンガムトン大学(英語: The State University of New York at Binghamton/ Binghamton University)は、ニューヨーク州ヴェスタルに本部を置くアメリカ合衆国の州立大学。1946年創立、1946年大学設置。大学の略称はビンガムトン大学(SUNY-BU)。
ニューヨーク州立大学ビンガムトン校/ビンガムトン大学 | |
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大学設置/創立 | 1946年 |
学校種別 | 州立 |
設置者 | ニューヨーク州立大学機構 |
本部所在地 | ニューヨーク州ヴェスタル |
学生数 | 16,818、18,124 |
キャンパス | ニューヨーク州ヴェスタル |
学部 |
Harpur College Arts and Sciences The college of Community and Public Affairs The Decker School of Nursing |
研究科 |
The School of Education The School of Management Thomas J. Watson School of Engineering and Applied Science Harpur College Art and Science The college of Community and Public Affairs The Decker School of Nursing |
ウェブサイト | http://www.binghamton.edu/ |
同校は全米の州立大学のうちアイビーリーグと同等の教育を受けられる名門大学群を指すパブリック・アイビー (Public Ivy)の一つに数えられる。またニューヨーク州立大学機構に所属する大学の中では最難関校の一つに数えられており[1]、 その一方で比較的安価な学費で質の高い教育研究を受けられる"トップバリューな州立大学"としてプリンストンレビューにて例年全米トップ10入りを果たしている。学生数は学部生・大学院生合わせて15,000人ほどである。
ビンガムトン大学はニューヨーク市から北西200kmほどの小都市にあり、そのキャンパスは3.6km²で皇居の3倍以上になる。同校には6つの専門スクールが存在し現在約12,000人以上の学部生と3,000人近くの大学院生が在籍している。全体の学生数の内、約2000人は留学生であり、留学生の出身国はおよそ90ヶ国にのぼる。[2] 同校の頭文字をとって「BU (SUNY・BU)」または、「BING」と表記される場合もある。大学の色は緑と白で、マスコットはBearcat(Bearcatはレッサーパンダであるが英語の意味上「勇敢な人(動物)」に転じる)。経済規模は5,200万ドル(約60億円)。2011年11月から7代目大学長として、Harvey G. Stenger, Jrが迎えられた。2016年度秋学期には2,600名の新入生枠に36,696人が出願し、入学者のSATスコア中央値は1800-2060、 ACTスコア中央値は26-31であり、高校でのGPA中央値は3.3-3.9(4.00満点)であった。[3]Barron's Profiles of American Colleges 2009年度版によれば、ビンガムトン大学の入学難易度はカリフォルニア大学バークレー校、ミシガン大学アナーバー校、ボストン大学などと並び"Highly Competitive Plus"に設定されている。[4]
IBMの初代社長で大富豪だったトーマス・J・ワトソンはビンガムトン大学の設立に大きく関与した。エンディコット村にIBMの起源となった事業所の一つがあったこともあり、近くで生まれたワトソンは同地域に大きな可能性が秘められていることを信じ、1940年代前半に地元の議員達と大学の開設を企画し、同社が使用していたエンディコット村の土地を寄付した。それがTriple Cities Collegeとなり、後のハーパー・カレッジ、ビンガムトン大学に繋がった。大学のキャンパスは1954年にヴェスタル市へ移転したが、ワトソンは大学設立の恩人として記憶され、1967年には先端技術研究科が設置され、1983年にはThomas J. Watson School of Engineering and Applied Science(トーマス・J・ワトソン応用科学研究科)となった。
2,000億円以上の資産を持つニューヨーク州立大学機構からの援助で、ビンガムトン大学のキャンパスには大小120もの校舎があり、最新の学生寮、大学スポーツなどのイベントが実施される多目的ホールなどが設置されている。2007年には、ビンガムトン市のダウンタウンにあるビンガムトン大学ダウンタウン・センターに、新たな競技場、その他2つの学生寮、体育館、学生会館、科学研究所などが設置された。キャンパスはサスケハナ川の南側に3.6 km²(887エーカー)の広大な土地を有し、190エーカーの自然保護区と湿地帯、6エーカーの湖(沼)を含む。2,900万ドルをかけて新たに設置した大学ダウンタウン・センターが現在建設中であり完成するとthe College of Community and Public Affairsの新たな校舎として使用される予定。
同校のスポーツチーム「Bearcats」(旧Colonials)は全米大学体育協会NCAAのディヴィジョン1に属している。 スポーツチームは以下である。[5]
・野球・ソフトボール・サッカー・バスケットボール・クロスカントリー・ラクロス・スイミング・ゴルフ・バレーボール・陸上競技・レスリング ほとんどのチームは男子、女子と2チームあるが、野球・ゴルフ・レスリングは男子のみ、ソフトボール・バレーボールに関しては女子のみとなっている。
Bは学士 (Bachelor)、Mは修士 (Master)、Dは博士 (Doctor)。
最も歴史が古く大きな教育研究部局で約7,500名の学部生、1,000人強の大学院生が学んでいる。
1970年に発足したBinghamton University School of Managementは2012年時点で1,369人が在籍する、BUの中でも合格率約24%、平均SATスコア1600点中1346点の最も難易度の高いビジネス専門スクールである。2011年にSchool of ManagementはBusiness Week紙面上において全米公立大学13位、全米ビジネススクール37位にランクづけされ、 ニューヨーク州内のビジネススクール学士課程においては私立のコーネル大学、ニューヨーク大学に次ぐ第3位にあたる。[6]SOMは、主に会計学部と経営学部に分かれ、経営学部生は、入学後広く経営学を学ぶと共にそれぞれが自身にあった専門分野を以下の9分野から選ぶこととなる。
また、会計学部では5ヵ年修士プログラムが実施されており、学部4年、修士課程1年の計5年間で学士・会計修士の両学位を取得できると共に、米国公認会計士CPAやBig 4と呼ばれる4大大手会計事務所に数多くの卒業生を輩出している。学部内のプログラムには、PricewaterhouseCoopers Scholars Programと呼ばれる在学中の成績優秀者による現在プライスウォーターハウスクーパースに勤める先輩卒業生をゲストに迎えた交流会や、Ernst & Young's Mentor Programと呼ばれる現在アーンスト・アンド・ヤングに勤める卒業生による就職アドバイスなど大手会計事務所との繋がりも強い。
現在最も進化している学門であり、最先端科学、ナノテクノロジーなどは学会からもその功績をたたえられている。6,000万ドル(約70億円)程の研究費、施設費が州より出資される予定。同学門に通う生徒は1年生の時から専用の図書館、コンピュータールームを使用できるという待遇を取っている。
the School of Education and Human Developmentが2006年7月に改名。約400名の学部生と300名の大学院生が学ぶ小規模な教育研究部局である。
1969年に創設され、約400名の学部生、100名弱の大学院生が学ぶ校内で最も小規模な看護学専門の教育研究部局である。同学門の学生の11%が男子学生で全米平均の8%に比べるとやや多い。
The College of Community and Public Affairsから分離し2006年に創立された。教育学専門大学院。
ビンガムトン大学は有数の研究機関であり「ニューヨーク州の卓越した研究機関」を宣言している。他大学の研究に対する影響も大きく下記はその抜粋である。
その他ビンガムトン大学では多面的な学術研究が行われており、それらはユニヴァーシティ・センターの管轄下にある。これらの研究機関はさらに充実した設備と多岐に渡る学問のエキスパートを求めており国際的巨大コネクションを現在構築中である。
ビンガムトン大学にある学生寮は7つのコミュニティに分類されており、これはイギリスのオックスフォード大学をモデルとしている。以前学生寮コミュニティは大学院生が中心に住んでいたが現在は学部生も含む
専門大学院
上記は2セメスター分の学費と1セメスター寮費、入寮した場合の食費である。(寮によっては自炊が可能な場合もらりこの限りではない。)尚、学費に関しては大多数の学生が籍を置く学門Harpur College of Arts and Sciencesに沿ったものであり、理工学系、ビジネス系の学部はやや高額となっている。
1セメスターは約4ヵ月であり通常学生は2セメスター(秋学期、春学期)、8か月受講することが多いため、1年間にかかる学費は州内出身学生で$8,619、留学生及び州外出身学生で$20,259(約240万円)となっている。(数字は2015年度のもの)
上記をまとめると1年間(8ヵ月)在籍する場合、大学寮に住む学生の総経費は州内出身学生で約$18,000~20,000、州外出身学生及び留学生で約$29,000~30,000程かかる。(雑費は除く)
大学寮以外の地域に住まう場合は当然寮費と食費の支払いを強制されることは無いがキャンパスにいる可能性の高いランチ(昼食)の食費を払い込む学生はいる。ビンガムトン地域の物価は東京やニューヨーク市に比べると安く、家賃はルームシェアで300ドルほどからある。通学は車か、バスとなる。Off Campus College Transport Inc. (OCCT) が提供しているバスと、ビンガムトン市営のバスを無料で利用する事ができる(OCCTが提供するバスは深夜帯にも数本のサービスを提供しており、すべて生徒によって運営されている)。
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