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「ビューティフル・デイ」(Beautiful Day)は、U2が2000年に発表した楽曲。アルバム『オール・ザット・ユー・キャント・リーヴ・ビハインド』(2000年)からの先行シングルとしてリリースされた。
「ビューティフル・デイ」 | ||||
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U2 の シングル | ||||
初出アルバム『オール・ザット・ユー・キャント・リーヴ・ビハインド』 | ||||
リリース | ||||
規格 |
12インチ・シングル カセット・シングル 12cmCDシングル | |||
録音 | 2000年 | |||
ジャンル | ロック | |||
レーベル | アイランド・レコード | |||
作詞・作曲 | U2 | |||
プロデュース | ブライアン・イーノ、ダニエル・ラノワ、スティーヴ・リリーホワイト | |||
チャート最高順位 | ||||
U2 シングル 年表 | ||||
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シングルのB面に収録されたAlwaysが元[15]。ボー・ディドリーとイギー・ポップのLust For Life」インスパイアされた曲なのだという。当初はさほどいい曲のように思われなかったが、イーノがビート・ボックスを使ってコードをエレクトロニクス化し、イントロのストリングス・パートを思いつくと一気に突破口が開き、さらにボノがサビの部分を思いついて完成した。原点回帰的といわれるが、細部で工夫を凝らし、90年代の成果を生かしているとのこと。[16]
あれは本当にまとめるのが難しかったんだ。いわば“船の上に釣り上げる”のがね。とてつもなく素晴らしいモノがあって、例えばフロリダ沖で捕まえる最高のカジキみたいなもんだとするよね。船の上に釣り上げるのに腕が折れそうなぐらいなんだ (ボノ)[17]
歌詞はボノのジュビリー2000の経験に影響されたもので、「すべてを失っても、今あるものに喜びを見出す人間」についての曲ということである。[18]
みんなで曲を聴いたとき、全員が元気づけられたような気がしたんだ。歌詞には日常的な絶望感が描かれているよね。アイスキャンディーみたいな(甘い)内容じゃない。自分でも興味深い考え方だと思うけど、人間関係や所有物……すべてのものを失ったそんなときにさ、人はドン底のときにこそ、本当の自分や自分の能力に気づくという考えは救われるよね(ボノ)[19]
『Pop』で痛手を受けたU2は「ヒットしそうな曲でできるまでアルバムをリリースしない」と決めていたのだが、アメリカとヨーロッパを行ったり来たりしてバンドの様子を窺っていたジミー・アイオヴィンの前でこの曲を演奏すると、彼が「これは必ずヒットする」と言ったので、アルバムの1曲目にしてリードシングル持ってきたが、結果は吉と出て、この曲はロビー・ウィリアムズとカイリー・ミノーグのデュエット曲「Kids」を押しのけて、UKシングルチャート1位に輝いた[16]また、アメリカのグラミー賞では、最優秀レコード賞、最優秀楽曲賞、最優秀ロック・パフォーマンス賞(グループ)の3部門を受賞した[20]。
この曲は新たなU2の代表曲となり、2000年にはNBCのシドニーオリンピック報道番組「Images Of The Games」やUKのプレミアリーグ紹介番組「The Premiership」で使われ、2002年にU2がスーパーボールのハーフタイムショーに出演した際は、ファン投票で「Desire」「Pride」「I Still Haven't Found What I'm Looking For」などの過去の名曲を押しのけて、この曲が選ばれた。
2008年のバラク・オバマ大統領キャンペーンにも使われた。
これについてボノは次のような感想を述べている。
とても嬉しいよ。例えば自分がロックバンドの一員だと想像してみると、ポップチャートは必要ないと思えるかもしれないけれど、それでもポップチャートは必要なんだ。シングルはロックをシャープなものにする。そして僕たちはシングルに関しては、あまり芳しい成果を収めてこなかった。僕たちがどんなに興奮しているのか伝えるのは難しい。僕たちはしばらく舞い上がっていたよ。ラジオからこの曲が流れてくると、特別な気持ちになった。[21]
メンバー4人に加えて、プロデューサーのブライアン・イーノがシンセサイザーのプログラミングを担当し、ダニエル・ラノワはジ・エッジと共にバッキング・ボーカルで貢献している。1990年代の実験的なスタイルから、U2の原点であるロックへ回帰した楽曲であり、本作のリミックス・ヴァージョンを制作したポール・オーケンフォールドは「素晴らしい、彼らはロックン・ロールの日々へ戻った。僕のヴァージョンはそうでなくて、動きの激しいファンキーなハウスなんだけどね」とコメントしている[22]。またR.E.M.のマイケル・スタイプも「僕はあの曲が好きだ。自分でも書いてみたいと思うし、彼らもそのことを知っている。それは嬉しいんだけれど、腹立たしいことに、僕には作れなかったんだ」と感想を述べている。ただこの曲はリリース当初からA - Haの「The Sun Always Shines On TV」との類似が指摘されている。[要出典]
本作をリード・トラックとしたシングルは、様々な形態で発売された。オリジナル・アルバム未収録の「Always」「Summer Rain」をカップリング曲として収録したパターン、ライヴ・テイクをカップリング曲としたパターン、それら両方を含むパターンがある。また、イギリスでは2001年6月、「ビューティフル・デイ」と「エレヴェイション」の様々なリミックス・ヴァージョンを収録した2枚組アナログ盤が発売された[23]。
またこの曲はU2のシングルとして初めてダウンロード販売されたものであり、シングル盤が店頭に並ぶ前にファンクラブ会員向けにU2.comでダウンロード販売された。
ミュージック・ビデオはパリのシャルル・ド・ゴール国際空港で撮影された。
カナダや韓国等でも、同様の形態で発売された。オーストラリアで発売された限定盤では、この3曲に"Last Night on Earth"のライヴ映像が追加されている。
by Quincey & Sonance
(「Stuck in a Moment」「Elevation」「Walk on」収録)
by David Holmes
(「Stuck in a Moment」「Elevation」『Artificial Horizon』収録)
by Andy Gray, Paul Oakenfold
(「Stuck in a Moment」「Elevation 収録)
by Paul Oakenfold
(「Creamfields (2004)」収録)
by Amaal Mallik
(「The Eternal Remixes」収録)
Beautiful Dayの元曲。All 218 U2 Songs, Ranked From Worst to Bestでは「もっとも過大評価されている曲と酷評され、216位にランクインしている。
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