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日本の映像制作・販売会社 ウィキペディアから
株式会社h.m.pは、1981年に創業した日本のアダルトビデオメーカー。一般向け映像ソフトの制作・販売も行う。
この項目には性的な表現や記述が含まれます。 |
h.m.p | |
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グループ | 芳友 |
主なレーベル |
h.m.p 芳友会 ビデオバンク |
ジャンル |
オムニバス 人気シリーズ 女優ベスト |
シリーズ |
Bomb 大全集 Candy など |
DVD発売日 | 毎月第一金曜 |
代表者 | 賀山茂 |
公式サイト | h.m.p公式サイト |
ビデ倫系AVメーカー最大手の一つであり、以下の各社で構成する芳友グループの中核企業である(2006年1月現在)。
本項では発売元となっている1~4の各社を中心に取り上げる。5はピンク映画の監督として知られた笠井雅裕が率いる制作会社。なお後述するが、現在の芳友舎は1998年に設立された社内企業であり、旧芳友舎の流れを汲むのはh.m.pの方である。
オーナーの賀山茂が1979年に東京・六本木に開設した会員制SMサロン、「SAMM」を母体に1981年に創業。サロンの名を冠した「サム・ビデオ・センター」として、当初は「本格派のSM」をうたったマニアックなSM作品をリリースしていた[1]。
1984年3月、株式会社芳友舎が設立され、サムは同社のメインレーベルとなるとともに、作品の傾向も一般的な路線へとシフトした。1985年、九鬼で監督デビューしていた豊田薫が加入。「マクロ・ボディ 奥までのぞいて」等の性表現の限界を追求した作品群を世に送り出し、サムへの注目度を一気に高めた。豊田は1990年にダイヤモンド映像に移籍するまでの間、斉藤唯の「禁姦色II」などのヒット作品を数多く制作し、80年代のサムの牽引役となった。また神野龍太郎、東良美季などの職人肌の監督が、キャッチーかつハード路線というサムのレーベルカラーを演出。1988年ごろから始まった「淫乱ブーム」では、80年代中盤の美少女ブームを主導した宇宙企画が失速する一方で、サムは存在感を強くアピールした。
サムと並行して、芳友舎は1984年に「ミス・クリスティーヌ(Miss Christine)」レーベルを設置。1社が複数のレーベルを持つ先駆け的なケースであり、社員監督・島村雪彦の女優の外見的な質を重視した作風は、サムのハード路線と並ぶ芳友舎の一方の個性となった。1986年には株式会社クリスティーヌとして分社化され活動を本格化、葉山レイコの「処女宮 うぶ毛のヴィーナス」などのヒット作を生んでいる。1989年にはクリスティーヌ傘下に、トップクラスの美少女ものだけをリリースするという「ティファニー(Tiffany)」レーベルも設けられた。また1986年には芳友舎とクリスティーヌの合同レーベルとして「ゴールデン・サム(Golden SAMM)」(後の「小さな映画会社」)が発足。複数キャストによる映画的な作品を制作するレーベルで、武智鉄二や片岡修二といった映画畑の監督が作品を残した。
1990年代初頭のレーベル再編で、ミス・クリスティーヌ、ティファニーはサムとともに芳友舎が発売元となった。また小さな映画会社は活動を停止し、「スーパー過激レーベル」をうたった「エックス(X)」が短期間設けられた。1992年には株式会社エイトマンが設立され、複数キャスト専用のレーベル「エイトマン」、単体レーベルの「メビウス(MOBIUS)」などが設置された。1993年には芳友舎初の企画もの専門レーベルである「Q」が始動している。1990年代の芳友舎は、総合プロデューサーである島村雪彦の方針を反映して、星野ひかるや白石ひとみ、浅倉舞など美少女系AV女優の作品でヒットを量産し、1980年代にサムが打ち出したハード路線はやや影を潜めた感があった。
1995年には株式会社芳友メディアプロデュースに改称。1997年には株式会社エイチエムピィ(h.m.p)へと改称された(2004年にはh.m.p株式会社に改称)。1998年には株式会社芳友舎ジェイ(芳友舎J)を設立、厳選した美少女だけをリリースするという「フォー・ユー(for you)」レーベルを設置した。2001年には芳友舎ジェイを株式会社芳友舎と改称するとともに、「プラチナティファニー(PLATINUM Tiffany)」、「ダイヤモンドティファニー(DIAMOND Tiffany)」の各レーベルを設けて、フォー・ユーとティファニーを吸収している。なお美少女路線を牽引した島村雪彦は1999年に同社を離れている。2000年代のh.m.p/芳友舎では美少女系を重視しつつも、総合メーカーとしての色彩を強めている。また多くのレーベルの再編がこれまでになく頻繁に行われるようになり、ミス・クリスティーヌは2003年、サムも2004年を最後にリリースが停止されている。 モザイクの処理に問題が発覚。
なお1994年にはSM雑誌「奇譚クラブ」の商標権を譲り受けていたオーナーの賀山茂が、自ら監修する同名のSM専門レーベルを設立。同レーベルは息の長い活動を続け、h.m.p/芳友舎の一角で特異な存在感を示している。
銀河映像株式会社は元々販社の位置づけで1989年に設立されたが、1990年代から2000年代にかけて、「姦」レーベルや「SEX 9」レーベル等で独自に作品をリリースしている。株式会社ビデオバンクは1993年に設立され、映像コンテンツの再活用による編集版を中心にリリースしている。一時、バクシーシ山下監督による「DOCUMENT」レーベル元となったこともある。
2020年時点の代表である菊間は営業時代を振り返り、芳友舎といえば単体女優の会社、エイチエムピィに社名変更してからは、総合デパート的なメーカーというイメージだあったと答えている[1]
この他書籍扱い編集版専用の10(テン)、Roku文庫などのレーベルが設置された。
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