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ドイツのファッションブランド ウィキペディアから
ヒューゴ・ボス(HUGO BOSS)は、ドイツのファッションデザイナー、および紳士服の高級ファッションブランドである。
種類 | 合資会社Aktiengesellschaft |
---|---|
市場情報 | FWB: BOS3 |
業種 | 高級品 |
設立 | 1924 |
創業者 | ヒューゴ・フェルディナント・ボス |
本社 |
メッツィンゲン 、 |
主要人物 | クラウス=ディートリヒ・ラース(CEOおよび取締役会会長)、ヘルムート・アルブレヒト(監査役会会長) |
製品 | ハイファッション衣類、アクセサリー、靴 |
売上高 | €1.729 billion(2010)[1] |
営業利益 | €263.9 million(2010)[1] |
利益 | €185.9 million(2010)[1] |
総資産 | €1.355 billion(end 2010)[1] |
純資産 | €361.2 million(end 2010)[1] |
従業員数 | 9,940(end 2010)[1] |
親会社 | ヴァレンティノ・ファッション・グループ |
ウェブサイト | hugoboss.com |
1923年にヒューゴ・フェルディナント・ボス(Hugo Ferdinand Boss)がドイツのメッツィンゲンに設立。
ナチス・ドイツ時代の制服の生産
創立者ヒューゴ・フェルディナント・ボスはナチス党員であった。ナチス政権の1932年の第3四半期までに、ヒューゴ・ボス社は、ナチス親衛隊の制服のデザインを担当し、ドイツ国防軍に対し大規模な生産、供給を行なった。1933年よりヒトラー政権下の秘密国家警察の制服の生産を開始する。後に武装親衛隊の制服の生産にも注力した。1938年までには、同社はドイツ国防軍の制服の生産を一手に担うナチス政権主力の制服ブランドとなっていた。
戦争が終わり不況が続くが1953年に発表した男性用のスーツが人気を呼び、スーツのブランドとして定着していった。1980年代に入ると、香水や靴、ボディウェアなどの製品にも着手。1996年にはレディースウェアも発表する。現在はイタリアのヴァレンティーノグループの傘下にある。
1992年に発売されたサントリーのコーヒー「BOSS」がノベルティグッズの一つである「ボスジャン」にそっくりのロゴを使用したため争いとなり、商標権侵害を理由に同社がサントリーを訴えたこともあるが、その後サントリー側がロゴの使用時に条件を付けることを了承したため和解した。
モータースポーツとの係わりが深いことでも有名で、1982年からF1のマクラーレンチームのスポンサーとしてドライバーやチームスタッフ用のスーツ・ユニフォームなどを供給し続けていた。なおマクラーレンとの契約は2014年で終了し、2015年からは新たにメルセデスAMG F1とパートナーシップを組んだが[2]、2017年限りでF1からは撤退し、フォーミュラEの2017 - 2018シーズンよりオフィシャルアパレルパートナーを務める[3]。
2022年、5年ぶりにF1に復帰し、アストンマーティンF1のオフィシャルファッションパートナーを務めることになった[4]。また2024年からは「HUGO」ブランドでRB・フォーミュラワン・チームのパートナーも務めることになり[5]、2チームを別々のブランドでサポートする形となっている。
1980年代後半のバブル景気時には、日本の丸晶興産(レイトンハウスの親会社)が同社を買収したが、丸晶興産の経営難に伴いイタリアのマルゾット家に売却している[6]。マルゾット家は2007年に、ヒューゴボスの株式およそ51%を所有していたヴァレンティーノをペルミラ・アドバイザーズ傘下のレッド・アンド・ブラック・ラックスに売却したが、同社は2015年にヒューゴ・ボスの株式を市場で売却した[7]。
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