Loading AI tools
ウィキペディアから
『バトルスピリッツ サーガブレイヴ』は、2019年6月15日から2020年1月24日までYouTubeにて全3話で配信された、バンダイナムコピクチャーズ(BN Pictures)制作のWebアニメ作品。キャッチコピーは「その戦い、いまだ終わらず。」。通称『サーガブレイヴ』[1]。
トレーディングカードゲーム『バトルスピリッツ』を元にしたアニメシリーズ(以下“ バトスピ ”)の第9弾。シリーズ前作『バトルスピリッツ ダブルドライブ』までのテレビアニメという形式に代わり新たにWeb配信というスタイルが採られている。本作品はシリーズ第2作『バトルスピリッツ 少年激覇ダン』および第3作『バトルスピリッツ ブレイヴ』の直接的な続編でもあり、主題歌も『少年激覇ダン』のそれを手がけたJAM Projectが約10年ぶりに担当している[2]。監督は『バトルスピリッツ 覇王』(後期)から『最強銀河 究極ゼロ 〜バトルスピリッツ〜』で監督を手掛けていた渡辺正樹が再登板した。またキャストも『少年激覇ダン』や『ブレイヴ』と同一の声優陣で固定しているが、稀に新規声優も本作に出演している。
ネット配信に伴い、暴力・流血表現や専門用語など『ブレイヴ』以上にシリアスな作風を強めている。バトスピのルールやカードは神煌臨編・超煌臨編を基準にしているが、「煌臨」「創界神」といった新ルール・新効果などの解説は尺の都合もあって最低限にとどめている。
2018年12月26日にYouTubeで配信された「バトルスピリッツ 2019年 最新情報 大発表会」にて制作決定が[3][4]、2019年3月27日の配信番組『バトスピ エクストリームゲーム #96』にてタイトルとロゴがそれぞれ発表された[5][6]。
本作品の第1話の配信を記念して、配信前後には物語上の前作に当たる『ブレイヴ』の無料配信が話数・期間限定にて行われた。[7][8]さらに第1話配信日前日の6月14日には、YouTube Liveにて、特別配信番組「サーガブレイヴ前夜祭」と共に先行配信を実施[9][10]。第1話配信日の夜には、YouTube急上昇ランキング1位を獲得する[11]など話題となった。
第2話[12]は、同年7月に制作途中であることが発表され[13]、8月頃に完成[14]。9月19日開催の「サンライズフェスティバル2019風月」にて前半部分が先行上映[15]された。また同話数の配信前後には、物語上の前々作に当たる『少年激覇ダン』の無料配信も話数・期間限定で実施された。[16][17]10月25日の第2話配信日には、これを記念して「バトスピNight ~2019 秋の陣~」[18]と「フォロー&ツイートキャンペーン」[19]も行われた他、最終話となる第3話の配信予定日が、2020年1月24日であることも併せて発表された[20]。
第3話は同年11月末頃に完成が発表された[21]。同話数の配信に合わせ、『少年激覇ダン』『ブレイヴ』の一部無料配信[22][23]と、2020年1月24日から26日にかけて「バトスピ SPECIAL 3DAYS」[24]と題した3日間にわたる企画も実施。初日である1月24日にはYouTube Liveでの「バトスピNight」にて第3話を配信[25]し、新作Webアニメの企画『バトルスピリッツ 赫盟のガレット』を発表[26]。3日目である1月26日の19~21時にはBS11にて「バトルスピリッツ アニメ祭」と題し、『バトルスピリッツ ブレイヴ』50話と『サーガブレイヴ』全3話を放送[27]。
2021年4月30日を以ってYouTubeでの無料配信を終了[28][29]。以降はバンダイチャンネルにて視聴が可能[30]。7月26日には視聴可能な動画配信サービスにAmazonプライムビデオが追加された[31]。また9月3日から9月17日までの3週間には、YouTube「BN Picturesチャンネル」にて毎週1話ずつの全話無料配信を実施[32]。
9月20日には、本作品のブルーレイ化である「バトルスピリッツ サーガブレイヴ コレクターズBOX」計画が始動[33][34]。シリーズ前作までと同様に、一定の申込数を超えたら発売決定となる受注生産限定版であり、発売決定後もさらに一定の申込数を超えれば追加特典が同梱される仕様となっている。
11月4日に申し込みが締め切られ、最終受注数は1711個。特典として、設定資料集・描き下ろし「馬神弾」SDキャララバーストラップ・絵コンテ集(全3話)・冨岡淳広書き下ろしの「少年激覇ダン」と「ブレイヴ」のサイドストーリーを描いたオリジナル小説『バトルスピリッツ 少年激覇ダン 第51話「暁闇(あかつきやみ)」』が同梱[35][36]。2020年3月末に発送された[37]。
2022年1月13日から毎週木曜日22時30分よりTOKYO MXとBS11にて、『サーガブレイヴ』『赫盟のガレット』『ミラージュ』3作品の計12話を放送[38]。
異界魔族と人類がバトルスピリッツによる代理戦争で争っていた27世紀の地球。魔族が地球の中心近くに打ち込んだコアの影響により、星の自浄作用で全てを滅ぼす「地球リセット」が起きようとしていた。過去から人類の勝利のために招かれた馬神 弾(ばしん ダン)たちは、人も魔族も救える者達は全て救うべく奔走。
12宮Xレアと超古代文明の遺産である「神々の砲台」を用い、弾は自らが引き金となることでコアを破壊して地球リセットの回避に成功し、人類と魔族も和平を結んで新たな時代に向けて歩んでいた。
その魔族と人類の戦争終結から10年となる西暦2661年の地球。人類主幹クラッキーや魔族主幹バローネ達を中心として人類と魔族の統一政府による統治が続いていたが、魔族を憎む一部の人々は首魁レオス・ギデオンの元、過激派組織『人類至上戦線カーディナル・サイン』を結成。カーディナル・サインによるテロ活動が社会問題に。
そんな時、弾の仲間だった、クラッキー・現代に戻っていた硯達・異界グラン・ロロのズングリーらの前に謎のカード「激突王のキセキ」が現れる。
クラッキー達はそのことに驚きながらも、カーディナル・サインを鎮圧しようとするクラッキーとバローネ達の戦いの最中、馬神弾は帰ってきた。
魔術を扱うギデオンに囚われ呪いをかけられようとしている12宮Xレアに呼ばれ、現世に姿を現した弾の魂。弾は時空を超え、未来や異界グラン・ロロを訪れてかつての仲間達と再会しながら、世界のバランスを保つため・世界に悪しき影響を出さないために12宮Xレアを取り戻していく。
そして、ギデオンの元を訪れるダン。お互いの12宮Xレアをかけたバトルの中で、ギデオンの行動の出発点が「紛争や戦争といった歪み・矛盾に満ちた今の世界に絶望したこと」「かつてのダンが世界の変革を目指した異界王を倒したこと」にあり、ギデオンが異界魔族を根絶し自分の支配の元に世界から紛争といった“痛み”を無くすことが目標だと知る。
ギデオンは12宮Xレアを取り戻そうとするダンの目標を「12宮Xレアの力による人間としての復活」と誤認し、魔族殲滅達成後にダンへ12宮Xレアを渡すことを条件にダンを仲間に勧誘したが、自分の為してきた選択・人生に後悔の無いダンはその提案を拒絶しギデオンに勝利。しかし、諦めることのないギデオンは12宮Xレアの力で並行世界を生み出してその世界に逃亡し、ダンは彼を追うことになる。
ダンと再会したクラッキーやズングリー、硯、紫乃宮まゐ達はダンとの思い出を胸に、改めてよりよき世界のために努力していく日々を送る。
世界を守るため時空を超えて戦い続けるダンの魂が、混沌に満ちた世界に絶望することがないのは、まゐ達をはじめ様々な人間が世界をより良いものにしようと少しずつでも知恵をしぼり努力をしており、そんなまゐ達との絆が自分の心にあるから。
ダンは、人間が知恵によって精神的に成長して「他者を傷つける人間の歪み・矛盾」を克服しお互いに慈しみあえるようになるその日まで、戦いを続けていく。
本編で紹介しきれなかった登場人物については、公式サイトのキャラクター紹介で説明されている[39]。
西暦2020年の地球。元コアの光主たちは、世界の矛盾について訴えた過去の経緯から、世界経済を牛耳るフィクサーに命を狙われかねない危険な立場にある。
西暦2661年の地球。
主に人類軍上層部と魔光殿にいた異界魔族主要メンバーで構成される。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.