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バカラ(Baccarat)は、フランスのクリスタルのラグジュアリーブランド。16区イエナ大通り界隈エタ=ジュニ広場にあるバカラの美術館やブティック、レストランバー等が併設されているバカラ・メゾン・パリの他、パリ8区のフォーブール=サントノレ通り本店等の店舗がある。
製造された商品のうち消費者の手に渡るのは6 - 7割。残りは品質基準の高さゆえに破棄されてしまう。フランスの「M.O.F.」(国家最優秀職人章)を受章した職人を50人以上輩出している。
ルイ18世を皮切りに、フランス王室・イギリス王室・ロシア皇室などのヨーロッパの王室、モロッコ王室、タイ王室、さらには日本の皇室もバカラを注文している。特に1921年、当時皇太子であった昭和天皇は、旅行でパリのバカラショップを訪れている。
商品は、テーブルウェア(各種グラス・デキャンタ等)はもちろん、アクセサリー・花瓶・香水瓶・置物・シャンデリアなどに及ぶ(時に噴水を作ったこともあった)。
1825年、アルクール公爵の注文から誕生。どっしりとした台座を持ち、力強いフォルムが特徴。
2001年に誕生。金彩がゴージャス感を出している。
1980年に誕生。「勝利の申し子」と呼ばれたナポレオン時代のフランス軍人アンドレ・マッセナにちなんで命名。華やかなカットが特徴的。
2003年秋にパリ16区イエナ大通り界隈のエタ=ジュニ広場 (合衆国広場) 付近にオープンした、バカラのギャルリー・ミュージアム、ブティック、レストラン&バーの複合施設。
建物自体は、芸術関連のメセナや、建築上「ノアイユ子爵夫妻邸 (ヴィラ・ノアイユ)」で知られるシャルル・ド・ノアイユ (fr)の妻マリ=ロール・ド・ノアイユ (fr) が社交や居住に用いた館であった。そのノアイユ子爵夫人の私邸であった建物を改装して、10区パラディ通りにあった美術館が移転し開館した。
157灯の巨大シャンデリアや13.5メートルのガラステーブルをはじめ、バカラの作品が多数並び、バカラの歴史が表されている。レストランではグラスにバカラのアルクールが使用されている。
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