Loading AI tools
ウィキペディアから
ハロルド・E・パーマー(Harold Edward Palmer, 1877年3月6日 - 1949年11月16日)は、イギリス出身の応用英語学者・英語教育学者・音声学者。大正・昭和期の日本で活躍した。
Speechとしての言語(言語運用)と、Codeとしての言語(言語体系)を区別して、これを言語教育に適用し、20世紀の応用言語学の発展に寄与した。またspeechをさらに第一次伝達(Primary Speech)と第二次伝達(Secondary Speech)の二要素に分けている。
オーラルメソッド(口頭教授法)を提唱し、英語教授研究所(現在の財団法人語学教育研究所)を設立して日本の英語教育改善に大きく貢献した。女子学習院、東京文理大、東京外語大の講師も務めた。フランス語が堪能であった。イギリス・ロンドン出身。
1928年、パーマーは、長沼直兄と和文で『機構的文法』『機構的英文法解説』を執筆。このとき、長沼から日本語教育における「文型」を紹介され、パーマーは、construction-type(構型)とsentence-type (文型)を同じ意味で用い、英語の27動詞型について執筆し、これがやがて英語教育における基本5文型の礎となった[1]。
パーマーの考えた習慣形成に関する5段階は、
である。
Palmerは自分の名前をカナで「パーマ」と書いていたが、今日では美容院でのパーマと混同されるのを避けるため「パーマー」と表記するようになった。
パーマーの功績を称えて創設された語学教育研究所の「パーマー賞」は、素晴らしい実践をしている中学校・高等学校の英語教師(または団体)に与えられる最高の栄誉として認められている。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.