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ハイノキ(灰の木[2]、学名: Symplocos myrtacea)はハイノキ科ハイノキ属の常緑小高木。別名イノコシバ[1][3]。
和名「ハイノキ」の由来は、この樹木の木灰が、近縁のクロバイ同様、染色の媒染剤として利用されたことから「灰の木」の名がある[3][2][4]。九州ではイノコシバ(猪の子柴)と呼ばれた。狩りで獲た猪を縛るのに、この木の丈夫な枝を用いたためという[5]。
日本の本州(近畿地方以西)、四国、九州に分布する[3][2]。南限は屋久島。暖地の山地に生える[3][2]。
常緑広葉樹の低木から高木で、高さは12メートル (m) ほどになる[3][2]。樹皮は暗視褐色[2]。葉は互生し、長さ4 - 7センチメートル (cm) の狭卵形から長楕円形[2]。葉身には光沢があり、短い葉柄がついて、葉縁には浅い鋸歯がある[3][2]。
花期は4 - 5月[3][2]。前年枝の葉腋から総状花序を出して、小さな白い花をたくさん咲かせる[3][2]。1つの花序には花が3 - 6個つく[3]。花冠は5深裂し、直径は12ミリメートル (mm) ほどある[2]。雄蕊は多数で花冠の外に突き出している[2]。雌蕊は1個[2]。果期は10 - 11月[2]。果実は長さ6 - 8 mmの狭卵形で、秋に黒紫色に熟す[3][2]。
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