ネイビーシールズ (2012年の映画)
2012年の映画 ウィキペディアから
『ネイビーシールズ』(原題:Act of Valor)は、2012年のアメリカ映画。アメリカ海軍特殊部隊Navy SEALsの活動を描いたアクション映画[4]。PG-12指定[2]。原題のAct of Valorは直訳すると「勇気ある行為」[5]。
ネイビーシールズ | |
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Act of Valor | |
![]() | |
監督 |
スコット・ウォー マイク・マッコイ |
脚本 | カート・ジョンスタッド |
製作 |
スコット・ウォー マイク・マッコイ |
製作総指揮 |
マイケル・J・メイリス ジェイソン・クラーク マックス・ライトマン |
出演者 |
ローク・デンバー ロゼリン・サンチェス ジェイソン・コットル |
音楽 | ネイサン・ファースト |
撮影 | シェーン・ハールバット |
編集 |
スコット・ウォー マイケル・トロニック |
配給 |
レラティビティ・メディア[1] ギャガ[2] |
公開 |
2012年2月24日[3] 2012年6月22日[2] |
上映時間 | 109分[2] |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $12,000,000[3] |
興行収入 | $81,272,766[3] |
製作

監督・製作は、短編ドキュメンタリー『Navy SWCC』を手掛けたスコット・ウォーと、マイク・マッコイ。当初、隊員役に俳優をキャスティングする予定だったが、現役の隊員が出演する事となった[6]。
本作に登場する武器・兵器は本物を使用しており、実弾で撮影を行った[7][8]。また現役のNavy SEALs隊員[7][8]、及びSWCC(海軍特殊舟艇チーム)[9]が出演している。なお隊員たちの本名は伏せられている[7]。
ストーリー
NavySEALs"チーム7"のローク大尉は、休暇中に副官のデイブと家族ぐるみで交流し、絆を深めていた。 そんな中、コスタリカで麻薬カルテルに監禁された、CIA女性エージェント、モラレスの救出指令が下る。 ジャングルで救出したモラレスからの情報により、麻薬カルテルとイスラム系テロリストの関与が浮上する。 麻薬カルテルの大物ディーラー、クリストを逮捕するため、SEALsは海上でクリストの豪華クルーザーを急襲する。 しかし捕らえたクリストは、イスラム系テロリストのシャバルが、米国内の主要都市で自爆テロを計画していると白状する。 テロリストの拠点がメキシコにあるため、SEALsはメキシコ軍特殊部隊と共同で急襲作戦を決行する。 麻薬組織とテロリストの大軍を相手に、SEALsの死闘が始まる。
キャスト
- ローク大尉/ローク・デンヴァー("チーム7"隊長):本人(日本語吹替:山野井仁)
- デイブ/("チーム7"副長):本人(日本語吹替:中谷一博)
- リサ・モラレス(CIA諜報員):ロゼリン・サンチェス(日本語吹替:花園潤)
- ウォルター・ロス(CIA諜報員):ネスター・セラーノ(日本語吹替:山本格)
- アブ・シャバール(イスラム・テロリスト) :ジェイソン・コットル(日本語吹替:谷昌樹)
- クリスト(麻薬ディーラー):アレックス・ヴィードフ(日本語吹替:山内健嗣)
- マイキー : 本人 (日本語吹替:潮卓也)
- エイジェイ : 本人 (日本語吹替:菅原雅芳)
- シニア・チーフ : ミラー ヴァンD (日本語吹替:多田野曜平)
- その他の日本語吹き替え :竹内栄治/高橋英則/川原慶久/志賀麻登佳/森谷里美/ふしだ里穂/西村太佑
評価
制作費1,200万ドルに対し、全世界興行収入が8,100万ドルを超えた[3]。2012年のパームスプリングス国際映画祭にて注目監督賞(Directors to Watch)をスコット・ウォーとマイク・マッコイが受賞した[10]。
批評家の反応は割れている。映画批評サイトのRotten Tomatoesでは、136件のレビューで評価は僅か26%、平均点は4.5/10、批評家の相違として「実際の隊員やキャストに敬意を表すが、本作は陳腐な脚本、大げさな演技、戦争の複雑さを無視したジンゴイズム的な姿勢で崩れた」と酷評している[11]。また、Metacriticでは、34件のレビューで加重平均値は40/100である[12]。
一方、厳しい評価で知られる映画評論家ロジャー・イーバートは、4つ星中3.5星と高いスコアを付けた[7]。イーバートは本作の俳優が現役の隊員であること、本名が伏せられていることや、撮影に実弾が使われたことについて触れた上で[7]、オリバー・ストーン監督の『プラトーン』や、キャスリン・ビグロー監督の『ハート・ロッカー』を引き合いに出し、両作品は最初から説得力のある物語を披露しているが、本作はアクションに重点を置いており、作中の人間関係(ドラマ)についてはそれほど重要ではないと評している。また本作のキャストに対して、彼らは個性を出さず、裏話もなく、派手な対話もしない。SEALと記述されたクレジットが実際のSEAL隊員が演じていたならば、私は彼らには説得力があった、ドラマチックな要素は必要ないと言いたい、などと好意的な評価を寄せた[7]。
脚注
関連項目
外部リンク
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