『トールド・アンド・アントールド』(原題:Stories Told & Untold)は、バッド・カンパニーが1996年に発表した通算12作目のスタジオ・アルバム。ロバート・ハート加入後としては2作目に当たる。
概要 『トールド・アンド・アントールド』, バッド・カンパニー の スタジオ・アルバム ...
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ポール・ロジャース在籍時に発表された曲のセルフ・カヴァー7曲、ロバート・ハート加入後に作られた新曲6曲、それにカントリー・ミュージシャンのヴィンス・ギルが1992年にシングル・ヒットさせた曲「アイ・スティル・ビリーヴ・イン・ユー」のカヴァーから成る。CDブックレットに記載された手書きのトラック・リストには、セルフ・カヴァーに「Told」、その他の曲に「Untold」と記載されている。レコーディングは主にアメリカのテネシー州で行われたが、ミック・ラルフスのギター・パートのレコーディングはイングランドで行われた[1]。
本作の「オー・アトランタ」にはヴィンス・ギルとアリソン・クラウスがゲスト参加しており[2]、クラウスは本作に先駆けて、自身のアルバム『Now That I've Found You: A Collection』(1995年)で同曲をカヴァーしている[3]。更にベッカ・ブラムレット(英語版)、キム・カーンズ、リッチー・サンボラ等がゲスト参加した[4]。
セールス的には大きな成功に結び付かず、アメリカではBillboard 200入りを逃した[5]。
- ワン・オン・ワン - "One on One" (Robert Hart, Dave Colwell) - 4:01
- オー・アトランタ - "Oh, Atlanta" (Mick Ralphs) - 3:41
- ユア・ネヴァー・アローン - "You're Never Alone" (R. Hart, D. Colwell) - 4:37
- アイ・スティル・ビリーヴ・イン・ユー - "I Still Believe in You" (Vince Gill, John Barlow Jarvis) - 4:37
- レディ・フォー・ラヴ - "Ready for Love" (M. Ralphs) - 4:36
- ウェイティング・オン・ラヴ - "Waiting on Love" (R. Hart, Simon Kirke) - 4:32
- キャント・ゲット・イナフ - "Can't Get Enough" (M. Ralphs) - 3:41
- イズ・ザット・オール・ゼア・イズ・トゥ・ラヴ - "Is That All There Is to Love" (R. Hart, S. Kirke) - 3:33
- ラヴ・ソー・ストロング - "Love So Strong" (R. Hart, D. Colwell, S. Kirke) - 3:49
- シルヴァー・ブルー・アンド・ゴールド - "Silver, Blue and Gold" (Paul Rodgers) - 3:38
- ダウンポア・イン・カイロ - "Downpour in Cairo" (R. Hart, S. Kirke) - 3:47
- シューティング・スター - "Shooting Star" (P. Rodgers) - 5:17
- シンプル・マン - "Simple Man" (M. Ralphs) - 4:36
- ウィープ・ノー・モア - "Weep No More" (S. Kirke) - 3:57
日本盤ボーナス・トラック
- ステイ - "Stay (One More Night)" (R. Hart, D. Colwell)
アディショナル・ミュージシャン
CD英文ブックレットに記載されたクレジットを元に作成。
- ヴィンス・ギル - エレクトリック・ギター・ソロ(on #2)
- アリソン・クラウス - フィドル(on #2)、バックグラウンド・ボーカル(on #2, #5)
- マット・ローリングス - ピアノ(on #2, #8, #10, #14)
- バリー・ベケット - エレクトリックピアノ(on #2)
- ジム・キャパルディ - パーカッション(on #2)
- ビル・クオモ - シンセサイザー(on #3, #4, #6)
- ティモシー・B・シュミット - バックグラウンド・ボーカル(on #3, #4, #5, #6)
- ジェフ・ボヴァ - シンセサイザー(on #4, #8)
- カール・マーシュ - シンセサイザー(on #4, #8)
- マックス・カール - バックグラウンド・ボーカル(on #4, #5, #11)、パンプ・オルガン(on #14)、ハモンドオルガン(on #14)
- ゲイル・メイズ - クワイア指揮(on #4)
- Yvonne Hodges, Cedric Sesley, Armirris Palmore, Juanita L. Edwards, Gavin Sesley, Anastasia Walker, Ann McCrary, Reginald Reid, Duawne Starling, John Primm, Demetna Slayden, Angela Primm, Teresa Verge, Shonte Johnson - クワイア(on #4)
- ジョン・ホブス - ハモンドオルガン・ソロ(on #6)、ピアノ・ソロ(on #11)
- ベッカ・ブラムレット - バックグラウンド・ボーカル(on #7)
- ファッツ・カプリン - アコーディオン(on #10, #11)
- キム・カーンズ - バックグラウンド・ボーカル(on #10, #12)
- ジョシュ・レオ - ギター・ソロ(on #12)
- リッチー・サンボラ - 12弦アコースティック・ギター(on #12)
- ディーン・ハワード - ギター(on #14)
- クリス・ダン、ダグ・モフェット、デニス・ソウルズ、ヴィンセント・チェセールスキー、ウィリアム・ファニング - ホーン・セクション(on #14)
Moseley, Willie G. (2002年4月). “Vince Gill”. Vintage Guitar. 2015年4月22日閲覧。