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トロ・ロッソ STR4(Toro Rosso STR4)は、スクーデリア・トロ・ロッソが2009年のF1世界選手権に投入したフォーミュラ1カー。デザイナーはエイドリアン・ニューウェイ。
セバスチャン・ボーデがテストドライブするSTR4 | |||||||||||
カテゴリー | F1 | ||||||||||
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コンストラクター | トロ・ロッソ | ||||||||||
デザイナー | エイドリアン・ニューウェイ | ||||||||||
先代 | トロ・ロッソ STR3 | ||||||||||
後継 | トロ・ロッソ STR5 | ||||||||||
主要諸元 | |||||||||||
エンジン | フェラーリTipo056 | ||||||||||
主要成績 | |||||||||||
チーム | スクーデリア・トロ・ロッソ | ||||||||||
ドライバー |
セバスチャン・ボーデ セバスチャン・ブエミ ハイメ・アルグエルスアリ | ||||||||||
出走時期 | 2009年 | ||||||||||
通算獲得ポイント | 8 | ||||||||||
初戦 | 2009年オーストラリアGP | ||||||||||
最終戦 | 2009年アブダビGP | ||||||||||
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STR4はレッドブル・テクノロジーで設計され、U字断面のモノコック、プルロッド式リアサスペンション、ディフューザーに連結したリアウィング翼端板といった各部の特徴は、レッドブル・RB5と共通していた。しかし、テクニカルディレクターのジョルジオ・アスカネッリはレッドブル・レーシングとは搭載するエンジンが異なるので、燃料系・冷却系・駆動系などの設計はトロ・ロッソの本拠地ファエンツァで行われたと説明した[1]。実際、RB5に搭載されるルノーエンジンと比べると、STR4のフェラーリエンジンは排熱量が大きく、エンジンカバーの開口部を拡げる必要があった[2]。また、搭載されなかったがフェラーリ製の運動エネルギー回生システム (KERS) を取り入れる設計もされていた[3]。
シーズン中にはRB5と同じく、扁平なノーズコーンやダブルディフューザーがアップデートされた。しかし、更新スケジュールは本家レッドブルから数戦遅れとなり、特にダブルディフューザーは全チーム中最後となる第10戦ハンガリーGPまで待たねばならなかった[4]。
開幕戦ではルイス・ハミルトンの失格によりセバスチャン・ブエミが7位、セバスチャン・ボーデが8位にダブル入賞した(ブエミはF1デビュー戦での入賞)。しかし、その後は予選Q1脱落・決勝ノーポイントという不振が続いた。ハンガリーGPよりボーデが解雇され、リザーブドライバーのハイメ・アルグエルスアリがシートを獲得した。
前年後半戦の好調から一転して、2009年のコンストラクターズランキングは最下位の10位に終わった。アスカネッリはセバスチャン・ベッテルの離脱(レッドブルへの移籍)の影響が予想以上に大きかったことを認めた[3]。
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