トゥイーティー(Tweety Bird)は、ワーナー・ブラザースによるアニメ『ルーニー・テューンズ』に登場する黄色い鳥のキャラクター。白と黒の猫シルベスターに追いかけられ、トゥイーティーが知恵であしらい、逃げきるコメディーアニメが主。特徴としては、全身が黄色く、瞳はブルー。頭と足が大きく、長いまつげと、頭に3本の毛が生えている。トゥイーティーの主演作品は少なくシルベスターの短編の方が多い。
プロフィール
- 名前:Tweety Bird
- トゥイーティー(またはトゥイティー)
- 正式に出版された書物やDVDなどでも「トゥイーティー」と書かれていたり「トゥイティー」と書かれており、その表記はまちまちである。日本での発音は「トゥイーティー」に近い。
- 性別:オス♂
- 住所:アメリカ合衆国ロサンゼルス
- グラニーなどの人物にペットとして飼われていることが多いが、シナリオによっては野生の場合もある。
- 誕生日:11月21日
- 年齢:不明、自分自身もわからないようである(シナリオによっては生後間もない雛という設定の場合もある)。
- 種類:カナリア(「TWEETYという、珍しい品種の鳥」という設定の場合もある)。
- 性格:賢く、勇敢だがシルベスター以外の相手には猫被っており、腹黒いところもある。
- 恋愛に積極的。アウーガという恋人がいる。
- 口癖:「見た!見た!ネコたん!」、その後シルベスターを見て、「やっぱい、やっぱい見た!ネコたん!」(旧版では「今確かにネコたん見たでしゅ」)
- 原語版は「I TAW, I TAW PUDDY TAT!!(I SAW, I SAW PUSSY CAT!!)」
- 口調:さ行の発音をた行で、ま行、た行、ら行の発音をあ行でしゃべる。
- ほとんどの動物を「○○たん」として呼ぶ(シルベスターのことを、「ネコたん」と呼ぶなど)。また、大人(特に、飼い主グラニー)の口真似をすることも多い。
- 4代目(旧版)は「性悪(しょうわう)のネコたん」と呼んでいた。
出演作品
短編映画
- ネコたちの大作戦(A Tale of Two Kitties、1942年)
- Birdy and the Beast(1944年)
- かわいいあの子をつかまえろ(A Gruesome Twosome、1946年)
- 部屋の中で大バトル(Tweetie Pie、1947年)
- 食うか食われるか(I Taw a Putty Tat、1948年)
- わういネコたん(Bad Ol' Putty Tat、1949年)
- 公園は楽しいわが家(Home Tweet Home、1950年)
- 旅はネコ連れ(All A Bir-r-r-rd、1950年)
- カナリヤ横丁(Canary Row、1950年)
- ネコたん大騒ぎ(Putty Tat Trouble、1951年)
- お騒がせなお忍び客(Room and Bird、1951年)
- トゥイーティー、S.O.S(Tweety's S.O.S、1951年)
- 森は楽しいトゥイーティー(Tweet Tweet Tweety、1951年)
- 贈り物に舌つづみ(Gift Wrapped、1952年)
- 犬のいぬ間に(Ain't She Tweet、1952年)
- 悪知恵合戦(A Bird In Guilty Cage、1952年)
- 雪の日の出来事(Snow Business、1953年)
- 鳥の取り違え(Fowl Weather、1953年)
- ネコ族の襲撃(Tom Tom Tomcat、1953年)
- 欲望というあだ名のシルベスター(A Street Cat Named Sylvester、1953年)
- インチキヒーロー(Catty Cornered、1953年)
- ブルドックにご用心(Dog Pounded、1954年)
- 吠えるが勝ち(No Barking、1954年)(カメオ出演)
- 狙われたお引越し(Muzzle Tough、1954年)
- 悪魔の呼び声(Satan's Waitin'、1954年)
- ネコの海岸物語(Sandy Claws、1955年)
- ネコたん、サーカス乱入(Tweety's Circus、1955年)
- おばあちゃんにご用心(Red Riding Hoodwinked、1955年)
- 留守にはご用心(Tweet and Sour、1956年)
- トゥイーティー危機一髪(Tree Cornered、1956年)
- ボートで楽しく(Tugboat Granny、1956年)
- たのしい動物園(Tweet Zoo、1957年)
- シルベスターと豆の木(Tweety and the Beanstalk、1957年)
- 鳥中毒撲滅協会(Birds Anonymous、1957年)
- 動物病院の懲りない面々(Greedy For Tweety、1957年)
- スパゲッティ・カナリヤン(A Pizza Tweety Pie、1958年)
- ハッとしてカナリヤ(A Bird in a Bonnet、1958年)
- ネコたんVSネコたん(Trick or Tweet、1959年)
- 鳥にウットリ、命とり(Tweet and Lovely、1959年)
- 悩めるシルベスター(Tweet Dreams、1959年)
- 小鳥ちゃんは殺人鬼(Hyde and Go Tweet、1960年)
- 世界グルメ一周(Trip For Tat、1960年)
- 戦場のメッセンジャー(The Rebel Without Claws、1961年)
- 良心のささやき(The Last Hungry Cat、1961年)
- 空飛ぶ鳥カゴ(The Jet Cage、1962年)
- ハワイアン・ホリデー(Hawaiian Aye Aye、1964年)
- クリスマス・キャロル(Bugs Bunny's Christmas Carol、1979年)
- キャロットブランカ(Carrotblanca、1995年)
- スーパー・ダック(Superior Duck、1996年)(カメオ出演)
- 見た見たねこたん (I taw I taw a putty tat、2012年)
長編映画
テレビ放送
声優
オリジナル版
オリジナルではメル・ブランクが担当[1]、ブランク氏の死去後は多数の声優が担当している。
担当声優 | 担当作品 |
---|---|
ダニー・ケイ | 1951年 カバー曲『I Taut I Taw a Puddy Tat』[2] |
ギルバート・マック | 1961年 キャラクターソング『Bugs Bunny Songfest』[3][4] |
ジェフ・バーグマン | タイニー・トゥーンズ ルーニー・テューンズ・ショー |
ボブ・バーゲン | キャロットブランカ スペース・ジャム ルーニー・テューンズ:ワールド・オブ・メイヘム 新 ルーニー・テューンズ スペース・プレイヤーズ |
キース・スコット | Looney Tunes Radio Showなど[5][6] |
グレッグ・バーソン | アニマニアックス |
ジョー・アラスカイ | シルベスター&トゥイーティー ミステリー |
エリック・ゴールドバーグ | 1996年の短編映画『スーパー・ダック』 ルーニー・テューンズ:バック・イン・アクション |
サムエル・ビンセント | ベビー・ルーニー・テューンズ |
トム・ケニー | Looney Tunes: Stranger Than Fiction(ヴァンパイア・トゥイーティー役) |
ビリー・ウェスト | 2003年の短編映画『Museum scream』 |
ケビン・シニック | Mad |
パトリック・ウォーバートン | ファミリー・ガイ |
ディー・ブラッドリー・ベイカー | 新 ルーニー・テューンズ(モンスター・トゥイーティー) |
エリック・バウザ | ルーニー・テューンズ:ワールド・オブ・メイヘム(モンスター・トゥイーティー) ルーニー・テューンズ・カートゥーンズ |
日本語版
太字は現役声優。
担当声優 | 担当作品 | 担当時期 |
---|---|---|
武藤礼子 | バッグス・バニー劇場 | 1961年 - 1964年 |
吉田理保子 | TBSテレビ版『マンガ大作戦』(途中まで) | 1971年 - 不明 |
三輪勝恵 | TBS版テレビ版『マンガ大作戦』(途中から) | 不明 - 1974年 |
増山江威子 | 静岡第一テレビ版『バッグス・バニーとゆかいな仲間たち』 | 1980年代 |
貴家堂子 | 静岡第一テレビ版『バッグス・バニーとゆかいな仲間たち』(スペシャルのみ) | 1980年代 |
坂本千夏 | ロジャー・ラビット | 1988年12月 |
土井美加[7] | バッグス・バニーのぶっちぎりステージ タイニー・トゥーンズ | 1989年 - 1992年 |
こおろぎさとみ[8] | ルーニー・テューンズ'96以降の作品 | 1996年10月 - |
高柳明音 | ぴあ トムとジェリーDVD傑作集 おまけ作品『森は楽しいトゥイーティー』 | 2010年07月 |
日本でのキャラクター起用
関連項目
脚注
外部リンク
Wikiwand in your browser!
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.