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イギリス系アメリカ人の脚本家 (1937-2024) ウィキペディアから
デヴィッド・サイドラー(David Seidler, 1937年8月4日 - 2024年3月16日)は、イギリス系アメリカ人の舞台、テレビ、映画の脚本家である[1][2]。
父方の祖父母をホロコーストによって失っている[3]。幼児期はロンドンで過ごし、中産階級家庭で育てられた[4]。父のバーナードは毛皮ブローカーだった。第二次世界大戦時のザ・ブリッツで住んでいたアパートが爆撃されると、一家はサリーのリングフィールドに移った[1]。さらに戦争が続くと一家はアメリカニューヨーク州ロングアイランドに逃れ、そこへボートで旅している頃にサイドラーは吃音になってしまう[5]。サイドラーは、自分の吃音は戦争による精神的ストレスが原因であると考え、10代の頃は吃音で他人が不愉快にならぬよう、無口な人間として過ごしてきた[4]。
40歳の時にフランシス・フォード・コッポラ監督の『タッカー』の脚本を書き、ハリウッドでのキャリアがスタートする[1]。
2010年には長年脚本を温めていた、ジョージ6世が吃音を克服する姿を描いた映画『英国王のスピーチ』が公開され、これがトロント国際映画祭などで絶賛され、以後様々な賞を受賞する。サイドラー自身もアカデミー脚本賞、英国アカデミー賞オリジナル脚本賞などを受賞した。
サイドラーは2005年後半に咽喉癌と診断されたが、2011年2月現在は鎮静している[1]。
賞 | 年 | 部門 | 作品名 | 結果 |
---|---|---|---|---|
英国アカデミー賞 | 2010年 | オリジナル脚本賞 | 英国王のスピーチ | 受賞 |
アカデミー賞 | 2010年 | 脚本賞 | 受賞 | |
ゴールデングローブ賞 | 2010年 | 脚本賞 | ノミネート | |
放送映画批評家協会賞 | 2010年 | オリジナル脚本賞 | 受賞 | |
英国インディペンデント映画賞 | 2010年 | 脚本賞 | 受賞 | |
サテライト賞 | 2010年 | オリジナル脚本賞 | 受賞 | |
ロサンゼルス映画批評家協会賞 | 2010年 | 脚本賞 | 次点 | |
サンディエゴ映画批評家協会賞 | 2010年 | オリジナル脚本賞 | ノミネート | |
シカゴ映画批評家協会賞 | 2010年 | オリジナル脚本賞 | ノミネート | |
ワシントンD.C.映画批評家協会賞 | 2010年 | オリジナル脚本賞 | ノミネート | |
オンライン映画批評家協会賞 | 2010年 | オリジナル脚本賞 | ノミネート |
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