『ツーハンマン』は、2002年7月5日から同年9月20日までテレビ朝日系「金曜ナイトドラマ」枠にて放送されたドラマ作品のタイトル、およびそれに登場する覆面プレゼンテーターの名前。
『通販マン』と誤記される事も多い。
生放送による商品プレゼンテーションを売り物とする大手通販企業、パラダイスコーポレーションを舞台に、仮面を付けた謎の通販プレゼンテーター・ツーハンマンの活躍を描く。
毎回キャストの一人に焦点が当てられ、彼らに振りかかるトラブルや悩み事に、ツーハンマンが新商品の口上の中でアドバイスを送り、問題を解決に導いていく。
また、シリーズ全体を通しては主人公のジミーとトッププレゼンテーターのユカリン、そしてツーハンマン(実はジミー)とのふしぎな三角関係の行方が描かれる。
深夜枠らしいユニークな設定、ツーハンマンの名口上、草刈正雄のはじけた演技などが本作の特色である。全11話。
- 山田 誠 27歳
- 演 - 中村俊介
- 本作の主人公。パラダイスコーポレーションの苦情処理課に勤める目立たない地味な青年で、社内でのあだ名はジミー。本来はプレゼンテーションに関わりは無いが、ある時から怪傑ゾロのような仮面で顔を隠しツーハンマンと名乗って番組に乱入、人の心を掴む口上で商品を売りまくる事に。好物はそうめん。
- 立木 結花 28歳
- 演 - 川原亜矢子
- 本作のヒロイン。パラダイスコーポレーションの通販番組「shoppingパラダイス」では「ユカリン立木」の名前で出演するショッピング・クイーン。ジミーの憧れの女性だが社長と社内不倫中。そのことをたまたまジミーに知られてしまい、よりによってジミーを不倫の隠蔽工作に協力させる。ツーハンマン(実はジミー)に対しては淡い恋心を抱くとともにNo.1プレゼンテーターという自分のポジションを脅かす存在として敵視気味。
- マイケル寺岡 52歳
- 演 - 草刈正雄
- パラダイスコーポレーションのやり手社長。本名は寺岡優介。入り婿で妻の麗子も愛しているが現在ユカリンと社内不倫中。ひょんなことでその秘密をジミーに知られてしまったが、「実はツーハンマン」というジミーの秘密を知る社内唯一の人物でもある。ジミー(ツーハンマン)の才能を見抜き、毎回新商品をジミーに届けてはプレゼンをさせる。
- 寺岡 麗子 40歳
- 演 - 真矢みき
- パラダイスコーポレーション社長夫人にしてパラダイスコーポレーションの筆頭株主。また社長に負けないバイタリティの持ち主でもある。夫の浮気を疑い続けている。ツーハンマンのファン。社長の海外出張中はレイラ寺岡としてMCを務めた。
- 金子 幸彦 24歳
- 演 - 小橋賢児
- 苦情処理課の後輩。誠実なジミーとは正反対のチャラ男くん。面倒な事はジミーに押し付け要領よく立ち回っている。
- 森本 邦子 22歳
- 演 - しらたひさこ
- 苦情処理課の後輩。秘かにジミーを慕っている。
- 相沢 宗男 53歳
- 演 - 二瓶鮫一
- 苦情処理課課長。ジミーの直接の上司。年頃の娘の行動が気になる中間管理職。
- 山田 澄江 58歳
- 演 - 草村礼子
- ジミーの母。ジミーにはテキ屋だった父親のようにならず、地味に目立たず生きてほしいと願っている。プレゼン前のジミーとの夕食での会話が、ツーハンマンの口上につながっていく。
- マッチョ松本 31歳
- 演 - 菊池均也
- パラダイスコーポレーションのプレゼンテーター。フィットネス商品担当。厚塗り日焼けメイクだが実は肌が弱い。実家は宮城で牧場経営。
- アリー藤野 21歳
- 演 - ベッキー
- パラダイスコーポレーションのプレゼンテーター。コスメ系商品担当の通称「コスメの女王」。帰国子女を装っているが実は茨城の元ヤン。
- グラディス菅原 33歳
- 演 - 鈴木砂羽
- パラダイスコーポレーションのプレゼンテーター。主婦向けの家庭用品担当だが当人は現在独身(小二の子持ち)。AD平林と交際中。
- ツボマン桑原 35歳
- 演 - 田口浩正
- パラダイスコーポレーションのプレゼンテーター。健康グッズ担当。千葉(富津)の老人ホームにいる母と絶縁中。
- 原田 修一 37歳
- 演 - 橋本さとし
- 通販番組「shoppingパラダイス」の敏腕ディレクター。自他共に認める不良中年だが、バツイチで高校生の娘がいる。
- 大谷 洋子 29歳
- 演 - 牛尾田恭代
- 通販番組「shoppingパラダイス」のサブ・ディレクター。
- 平林 健 23歳
- 演 - 玉木宏
- 通販番組「shoppingパラダイス」のAD。
- ナレーション
- 演 - キートン山田、ケイ・グラント
- 脚本 - 鈴木聡 (脚本家)
- 音楽 - 本多俊之
- 演出 - 土方政人(第1・2・6・10・11話)、松田秀知(第3・4・7・8話)、杉山登(第5・9話)
- 演出補佐 -根本和政、田澤裕一、寺西里世、高橋健太郎
- CGタイトル -岩下みどり
- プロデューサー -黒田徹也(テレビ朝日)、杉山登(テレビ朝日)、船津浩一、鈴木伸太郎
- チーフプロデュース - 黒田徹也(テレビ朝日)
- プロデューサー補佐 -大久保なみ、大川武宏、永井麗子
- 制作 - テレビ朝日、共同テレビ
- 「Sweat」
- 作詞・作曲 - 武井康朋、編曲・歌 - ブロッサム
- 売るのは愛だ(2002年7月5日)
- 恋人のフリします(2002年7月12日)
- 安眠枕で親子救う(2002年7月26日)
- スキャンダル発覚(2002年8月2日)
- 社内恋愛のススメ(2002年8月9日)
- 競争に疲れた君へ(2002年8月16日)
- 突然のキス(2002年8月23日)
- 大トロを盗んだ男(2002年8月30日)
- 恋はしゃぶしゃぶ(2002年9月6日)
- 全部バレちゃった(2002年9月13日)
- 完全燃焼な告白(2002年9月20日)
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