セーブオン
日本の群馬県前橋市にあるコンビニエンスストアチェーンおよびその運営会社 ウィキペディアから
株式会社セーブオン(英記:Save On Corp.)は、ベイシアグループで群馬県に本社を置く企業である。コンビニエンスストアチェーン「ローソン」のメガフランチャイジーである[1]。
店舗例:旧セーブオン佐渡両津店 (現・ローソン佐渡両津店) | |
市場情報 | 株式会社 |
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略称 | セーブオン |
本社所在地 |
日本 〒379-2187 群馬県前橋市亀里町900 |
設立 | 1984年 (昭和59年)3月1日[1] |
業種 | 小売業 |
法人番号 | 7070001004879 |
事業内容 | コンビニエンスストアのフランチャイズチェーン展開 |
代表者 | 代表取締役 平田 実 |
資本金 | 3億9,200万円(2022年2月末現在) |
売上高 | 489億7,400万円(2022年2月実績) |
従業員数 | 119名(2022年2月末現在) |
支店舗数 | 338店舗(2022年2月、ローソンブランド店舗数) |
外部リンク | http://www.saveon.co.jp/ |
(現・ローソン小千谷元中子店)
概説
かつては自社独自ブランドのコンビニエンスストア「セーブオン」を展開するフランチャイザーで、最盛期には10県で600店舗以上のセーブオン店舗を展開していた[2]。2016年よりローソンのメガフランチャイジーとなるが、株式会社ローソンとは資本提携等は行われておらず、ベイシアグループのコンビニ事業会社として存続している。また、2021年にはコインランドリーブランド「ALKALI」を立ち上げ、自社で運営するローソン店舗の敷地内を中心に展開予定[3]
歴史
- 1983年(昭和58年)8月 - 母体企業のいせや(当時)がコンビニエンスストア事業に進出、群馬県渋川市に1号店となる渋川行幸田店[4]を開店[2]。
- 1984年(昭和59年)3月 - いせやから分離・独立し株式会社セーブオン設立[1]。
- 2008年(平成20年)3月1日 - 「セーブオン波志江PA店」で高速道路PAに初出店[広報 1]。
- 2010年(平成22年)
- 2012年(平成24年)
- 2014年(平成26年)1月18日 - 伊勢崎市の焼まんじゅう店「忠治茶屋」とコラボレーションした店舗開店[広報 7]。
- 2015年(平成27年)7月 - 長野県から撤退、店舗は会社分割によりローソンへ承継[広報 8]。
- 2016年(平成28年)4月 - 山形県・福島県・茨城県において、ローソンFC経営を開始[広報 9]。
- 2017年(平成29年)
- 2018年(平成30年)
- 2021年 (令和3年)
出店地域
主に旧セーブオンブランド店舗の転換とその後の新店により会社所在地の群馬県を筆頭に、山形県・福島県・茨城県・埼玉県・千葉県・栃木県・新潟県(群馬以外転換順)で2023年5月現在、ローソン338店舗を運営している。[9]
旧セーブオン店舗は、最盛期には関東・北陸・東北地方にて約600店舗展開していたが、2012年以降、県単位で順次撤退した[2]。当初は株式会社ローソンへセーブオン各店舗の一切の権利を譲渡した上で、ローソン店舗に転換されていた[広報 8]。しかし、2016年以降は株式会社ローソンとメガフランチャイズ契約を締結、株式会社セーブオン運営のままローソン店舗へと転換されている[広報 9]。
- 富山県:2012年6月末をもって撤退、ローソンが店舗を継承した[5]。
- 長野県(27店舗[広報 8]):ローソンに事業の一部を吸収分割で譲渡し、2015年7月頃より順次、同社の店舗に転換する形で同県より撤退した[広報 8][10]。
- 山形県・福島県・茨城県(計75店舗中、約50店舗転換[広報 9]):2016年3月上旬から中旬にかけて順次閉店し、うち約50店舗を4月に順次ローソンに看板を変えて営業を開始[広報 9]。なお、これまでの撤退・事業譲渡とは異なり、株式会社セーブオン自身が、ローソンのメガフランチャイジーとなり、ローソン店舗をFC経営していくことになった[広報 9]。なお、後日専門の子会社を設立予定[広報 12]とされており、後にこれら転換店舗の店員募集などをセーブオンと同じ場所に本社を置く、株式会社ノエバスという会社が行っていた[11]が、この会社は2017年9月1日付でセーブオンに吸収合併されている[12]。
- 群馬県・栃木県・新潟県・埼玉県・千葉県(計501店舗+長野県2店舗):2017年1月にローソンとの間で残る5県全てにおけるメガフランチャイズ契約を締結、2月1日に発表した。2017年夏頃より全店舗を2018年までに順次ローソンに転換することになった[広報 13]。プレスリリースによると長野県に残存する2店舗を含む全503店舗とも読み取れるが、2店舗を転換するかは今後の協議によるとの報道もある[13]→前述の通り2018年5月末までに閉店、今後は不明。これは、かつてローソンに譲渡した店舗や、看板をローソンに付け替えて営業を継続している店舗において、セーブオン時代に比べて売上が増えていることから、基盤地域においてもローソンとして運営していくことで売上増が見込めるため決断したという[14]。「全店舗を転換」としていたものの、2018年5月の時点で埼玉・千葉・栃木・新潟計322店舗中、約4割の約130店舗が完全閉店。ローソン転換店舗はセーブオンとしての閉店前にその旨を店舗に表示された。
特徴


セーブオンとローソンのダブルネームのサインが掲げられている
当店で発売していたオリジナル菓子シリーズとしていい味みつけた(いいあじみつけた)が存在した[広報 14]。
群馬県以外の地域におけるセーブオンからローソンに転換された店舗は、特段セーブオンの独特な特徴(後述)は見られず、通常のローソン店舗との違いが見られない。ポイントカード(Ponta・dポイントカード)、クレジットカード、電子マネーの対応状況も通常のローソンと同様。セーブオンでは利用できなかったクオカードはローソンに転換してからは利用可能になった。
群馬県内の店舗が一斉閉店(一部先行閉店済み)になる前日の2018年8月30日、「伊勢崎緑町店」及び「前橋南インター店」において、セーブオンの特徴のうち、以下の3点について残すことをセーブオンとローソン連名で発表した[広報 15]。
特筆性のある店舗
要約
視点
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店名の後ろに◎のある店舗はローソンに転換された店舗。
- 一般店舗
- 前橋亀里店◎ - 群馬県前橋市鶴光路町14-2[広報 16]
- 医薬品取扱店舗第一号店として、同店が2010年11月1日より取扱開始した[広報 4]。
- 前橋北代田店◎ - 群馬県前橋市北代田町37-1[広報 17][広報 18]
- 吾妻岩島店◎ - 群馬県吾妻郡東吾妻町大字岩下95[広報 19]。
- 2014年6月27日開店。次世代自動車用急速充電器設置の第1号店であり、焼まんじゅう「忠治茶屋」とのコラボレーション店舗。焼きたての焼まんじゅうを供食[広報 20]。先述の通り、2018年8月30日現在では焼きまんじゅう販売継承対象店に含まれていない。
- 次世代自動車用急速充電器設置について「2014年夏以降、年度内に群馬県4店舗に急速充電器を順次設置」と発表[広報 21]。吾妻岩島店開店以降、2014年は、前橋南インター店[広報 22]、北軽井沢店[広報 23]、松井田バイパス店[広報 24]の順に設置された。
- 株式会社忠治茶屋とのコラボレーションとなる焼まんじゅう取扱店舗の第一号店は、伊勢崎連取本町店だが、現在同店では焼まんじゅうの取扱いはしていない[広報 7]。2016年10月現在、焼まんじゅうの調理・供食するための設備を持つ店舗は吾妻岩島店のほか、前橋力丸店・本庄沼和田店・高崎南新波店・吉岡上野田南店・伊勢崎韮塚西店の6店舗となる[広報 25]。先述の通り、2018年8月30日現在ではこれまで焼きまんじゅうを取り扱っていなかった伊勢崎緑町店への新規導入のみ発表されている。
- 2014年6月27日開店。次世代自動車用急速充電器設置の第1号店であり、焼まんじゅう「忠治茶屋」とのコラボレーション店舗。焼きたての焼まんじゅうを供食[広報 20]。先述の通り、2018年8月30日現在では焼きまんじゅう販売継承対象店に含まれていない。
- 前橋南インター店◎ - 群馬県前橋市新堀町48[広報 26]
- 川越脇田本町店◎ - 埼玉県川越市脇田本町15-10 三井生命川越駅前ビル1F[広報 33]
- 前橋亀里店◎ - 群馬県前橋市鶴光路町14-2[広報 16]
- 病院内の店舗
- 新小山市民病院店◎ - 栃木県小山市大字神鳥谷2251-1 新小山市民病院1F[広報 40][広報 41]
- 2015年12月18日開店の軽食とインストアベーカリーを備えた病院内店舗。衛生医療品・お見舞い用のプリザーブドフラワーを取り扱い。[広報 42]
- 渋川医療センター店◎ - 群馬県渋川市白井378-2 渋川医療センター1F[広報 43][注釈 3]
- 独立行政法人国立病院機構西群馬病院と渋川市立渋川総合病院が統合・新築し、2016年4月1日に外来診療開始した渋川医療センターの1階に2016年3月29日開店した病院内店舗。インストアベーカリーとイートインスペースを備え、衛生医療品・見舞い用のプリザーブドフラワー取扱い。[広報 44]。群馬県内の一斉閉店に先駆けて、仮店舗営業を経て、2018年8月16日ローソンに転換完了。
- 新小山市民病院店◎ - 栃木県小山市大字神鳥谷2251-1 新小山市民病院1F[広報 40][広報 41]
- 駅ビル・ショッピングセンター内の店舗
- エキータ前橋店 - 群馬県前橋市表町二丁目30番地8 エキータ前橋1階[広報 45]
- 軽井沢・プリンスショッピングプラザ店 - 長野県北佐久郡軽井沢町大字軽井沢字中谷地1178 軽井沢プリンスショッピングプラザ「イースト」エリア[広報 48]、E-24[広報 49]。先述の通り、閉店済みで、跡地にはファミリーマートが出店した。
- 伊勢崎緑町店◎ - 伊勢崎市緑町6-19[広報 50]
- グループ会社であるベイシア電器店舗内への出店。「からあげ 縁 - YUKARI - 」「三代目茂蔵豆富」「MOCHICREAM[広報 51]」とのコラボレーション店舗として、2015年10月3日開店。[広報 52]。先述の通り、からあげ販売を継承したほか、新たに焼きまんじゅうの取り扱いを開始したが、焼きまんじゅうの取り扱いは2020年6月28日に終了した[15]。
- からあげ 縁 - YUKARI - とのコラボレーションとなる第一号店は先述の川越脇田本町店[広報 39]。
- 三代目茂蔵豆富が「茂蔵工場直売所」として公認しているセーブオン店舗は、埼玉県・群馬県に多数存在する[広報 53]。先述の通り、2018年8月30日現在では茂蔵豆富販売は全て継承対象外となっている。
- 2016年10月現在、MOCHICREAMがコラボレーション店舗として店舗紹介しているセーブオン店舗は、当店のほか前橋北代田店・伊勢崎富塚店・安中駅西店・神川元阿保店・前橋堀越西店・大泉上小泉店・北橘町八崎店・富岡七日市店の各店舗[広報 54]。先述の通り、2018年8月30日現在ではMOCHICREAMは全店販売継承対象外となっている。
- グループ会社であるベイシア電器店舗内への出店。「からあげ 縁 - YUKARI - 」「三代目茂蔵豆富」「MOCHICREAM[広報 51]」とのコラボレーション店舗として、2015年10月3日開店。[広報 52]。先述の通り、からあげ販売を継承したほか、新たに焼きまんじゅうの取り扱いを開始したが、焼きまんじゅうの取り扱いは2020年6月28日に終了した[15]。
- 大学キャンパス内の店舗
- 官庁庁舎内の店舗
- 高速道路パーキングエリア内の店舗
- ガソリンスタンド内の店舗
- ジェイクエスト佐久平店 -
- ジェイクエストが開店したセルフガソリンスタンドJOMO佐久平店の売店を兼ねる形で開店。ローソンへの転換時には閉店し、跡地にファミリーマートジェイクエスト佐久平店が開店した。
- ジェイクエスト佐久平店 -
- 転換以前に閉店した店舗
脚注
関連項目
外部リンク
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