スヴェトラーナ (フリゲート)

ウィキペディアから

スヴェトラーナ (フリゲート)

スヴェトラーナ(ロシア語:Светланаスヴィトラーナ)は、ロシア帝国スクリューフリゲート(Винтовой фрегат)である。1856年から1892年にかけてロシア帝国海軍に所属した。艦名は、キリスト教聖人である聖スヴェトラーナに由来する。

概要 スヴェトラーナ Светлана, 艦歴 ...
スヴェトラーナ Светлана
スヴェトラーナ
スヴェトラーナ
艦歴
起工1856年10月1日 Kredit Maritaime & Arschan造船所
進水1858年3月3日
就役1858年10月2日
所属 ロシア帝国海軍バルト艦隊
ロシア帝国海軍近衛艦隊
退役1888年10月10日
解体1892年2月15日
要目
艦種フリゲート
艦級スヴェトラーナ級
排水量3188 t
全長77.6 m
全幅14.6 m
全高6.6 m
機関 水平蒸気機関1 基
ボイラー6 基
出力1100 ihp
スクリュー1 基
燃料搭載量212 t
速力10.5 kn
航続距離2000 近く
乗員 士官24 名
水兵414 名
武装 60ポンドNo.228 門
36ポンド砲4 門
30ポンド砲8 門
閉じる

概要

スヴェトラーナは、1856年8月20日にロシア帝国艦隊に編入された。建造は同年10月1日からフランスボルドーにある造船所Kredit Maritaime & Arschanで開始された。艦はを併用する蒸気船で、材料にはオークマホガニーが用いられた。同時代の多くの艦と同様、スヴェトラーナは装甲を有しなかった。主兵装はNo.2/60 ポンドとされた。

スヴェトラーナは、1858年3月3日進水した。同年10月2日には戦力化され、翌1859年クロンシュタットへ回航された。蒸気機関を搭載するスヴェトラーナは、当時としては高速の10.5 knの速力を発揮した。シュナイダー・クレゾ工場製の蒸気機関は、1100 指示馬力(ihp)の力を発揮した。

1860年から1862年にかけて世界一周の航海を実行した。1868年から1870年の間は、基本修理のためクロンシュタット汽船工場にあった。この際、兵装は8 inch(203 mm)砲10門に改められた。この内6 門は艦内に設置され残る4 門は開放式とされたが、のちにこれら4 門は撤去された。

1883年2月5日から1884年10月5日にかけては、近衛艦隊所属となった。しかし、さすがに戦力的な旧式化は否めず、1888年10月10日には戦列から外されクロンシュタット軍港で保管された。1892年2月15日には解体工場へ回航された。1895年、艦名は新造する防護巡洋艦に受け継がれた。

脚注

関連項目

外部リンク

Wikiwand - on

Seamless Wikipedia browsing. On steroids.