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モータースポーツへの参画やパーツ開発・販売などを行うSUBARUの連結子会社 ウィキペディアから
スバルテクニカインターナショナル株式会社(SUBARU TECNICA INTERNATIONAL INC.、略称STI)は、SUBARU(旧・富士重工業)の連結子会社である。モータースポーツへの参画やパーツ開発・販売なども担当する。
STI三鷹ショールーム(STIギャラリー) | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | 非上場 |
略称 | STI |
本社所在地 |
日本 〒181-0015 東京都三鷹市大沢三丁目9番6号 |
設立 | 1988年4月2日 |
業種 | 輸送用機器 |
法人番号 | 4012401012635 |
代表者 | 代表取締役社長 賚寛海 |
資本金 | 2億5,000万円 |
純利益 |
△1億6,243万8,000円 (2024年3月期)[1] |
総資産 |
46億9,043万6,000円 (2024年3月期)[1] |
主要株主 | 株式会社SUBARU(100%) |
外部リンク | https://www.sti.jp/ |
国籍 | 日本 |
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本拠地 | 東京都三鷹市 |
チーム代表 | 平岡泰雄 |
関係者 | 辰己英治(総監督) |
活動期間 | 1988年 - 現在 |
カテゴリ | WRC、JGTC、SUPER GT |
公式サイト | STI |
2022年のSUPER GT(GT300) | |
エントリー名 | R&D SPORT |
レーサー |
井口卓人 山内英輝 |
マシン | 61. SUBARU BRZ R&D SPORT |
タイヤ | ダンロップ |
2022年のニュルブルクリンク24時間レース(SP3T) | |
エントリー名 | STI NBR Challenge |
レーサー |
カルロ・ヴァン・ダム ティム・シュリック 佐々木孝太 マルセル・ラッセー |
マシン | SUBARU WRX STI NBR Challenge 2022 |
タイヤ | ファルケン |
所在地はSUBARUの東京事業所内。レースへの参加、パーツ開発及び販売、エンジンチューニングが主な業務である[2]。
設立当時の活動の場が日本、イタリア、イギリスだったため、日本語、イタリア語、英語の会社名となっている。製品名には以前、小文字のiの「STi」の表記を行っていたが、2005年4月25日から会社の略称と同じ「STI」に統一された。過去に富士重工業で製造されていたスクーター「ラビット」のペットマークをあしらったステッカーや、現行の六連星エンブレムも販売している。また、「安全性と機能性への追及」という車造りと共通の観点からSTIマークとシリアルナンバーが入った子供用ランドセルが限定で発売されたこともある[3]。
代表取締役社長は賚寛海(タモウヒロミ)(2024年4月1日 - )。
STIの主格を担う「Sシリーズ」(後述)はレガシィS401から取締役商品企画部長であった伊藤健(初代レガシィ、初代・2代目インプレッサの開発者)が指揮を取ってきた。また車両の開発責任者として富士重工業からSTI車両実験部に辰己英治が転籍している。伊藤健は、STIについて「BMWにおけるBMW M社のような位置づけ」になることが目標であると語っている[4]。
スバルでサファリラリー参戦などのモータースポーツ活動に係わっていた久世隆一郎が代表となり、1988年4月2日に発足。当時のスタッフはわずか5名。1989年に発表されたレガシィのプロモーション活動として、10万km世界速度記録挑戦を企画運営したのが最初の大仕事だった[2]。
1989年2月、イタリアのミラノに海外拠点スバルテクニカヨーロッパ(STE)を設立。1983年のサファリラリーで5位入賞した高岡祥郎が代表に就任し、エンジンビルダーのモトーリ・モデルニと提携して水平対向12気筒を開発。1990年にはコローニに搭載してF1に参戦したが、半年で撤退する失敗に終わる[5]。
1989年12月にはレガシィRSタイプRAのエンジンやECUの調整を担当し、のちにSTIバージョンとして発展していく。
1990年にはイギリスのプロドライブと提携して世界ラリー選手権(WRC)への参戦をスタート[2][注 1]。当時現役最多勝を挙げていた「無冠の帝王」マルク・アレンと契約し、レガシィRSの開発を進める。1993年は555タバコのスポンサードを獲得し、ニュージーランドにてコリン・マクレーがスバルのWRC初勝利を獲得。続けて新車インプレッサを投入し、1995年〜1997年にマニュファクチャラー部門3年連続チャンピオンを獲得[2]。欧米における"スバル"ブランドの浸透に貢献した。
1997年のワールドラリーカー(WRカー)規定導入に伴いインプレッサWRCを開発したが、2000年代は欧州車の巻き返しによりマニュファクチャラーズタイトルを獲得できず、2005年のラリーGBでペター・ソルベルグが挙げたメーカー47勝目を最後に勝利から遠ざかる。2008年シーズン終了後、本社業績悪化の影響によりWRCから撤退した[2]。ただし、プロダクション部門(PWRC、2013年よりWRC2)のドライバー支援は継続しており、インターコンチネンタル・ラリー・チャレンジ(IRC)では2010年よりマニュファクチャラー登録を行なって参戦した[6]。
また、R&D SPORTと提携し、2009年よりSUPER GTのGT300クラスにレガシィB4を投入[7]。2012年よりBRZにスイッチした[8]。
2008年から3代目インプレッサWRX STIでニュルブルクリンク24時間レースに参戦。いずれも完走し、2011年にSP3Tクラスでクラス優勝(総合21位)[9]、翌2012年にも同クラスでクラス優勝(総合28位)、2連覇を果たした[10]。2014年度からVA型WRX STIをベースとしたモデルで参戦。以降、2015年(総合18位)[11]、2016年(総合20位)[12]、2018年(総合62位)[13]、2019年(総合19位)とクラス優勝を果たしている[14]。
STI仕様は大きく分けて、通常販売のカタロググレード(WRX STI、STi version、STI Sportなど)と、生産台数・受注期間限定の特別仕様車「Sシリーズ[注 2]」や「tuned by STI = tS」などのコンプリートカーがある[15]。また「tuned by STI」は2010年にグレード名を「tS」に略称して改名した[16]。
以下の一覧を車種別にグレード名にて記載する。
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