Remove ads
ウィキペディアから
『ステルス』(Stealth)は、2005年のアメリカ映画。ロブ・コーエン監督。近未来を舞台とした戦闘機アクション映画。
ステルス | |
---|---|
Stealth | |
監督 | ロブ・コーエン |
脚本 | W・D・リクター |
製作 |
マイク・メダヴォイ ニール・H・モリッツ ローラ・ジスキン |
製作総指揮 |
アーノルド・メッサー E・ベネット・ウォルシュ |
出演者 |
ジョシュ・ルーカス ジェシカ・ビール ジェイミー・フォックス |
音楽 |
BT ランディ・エデルマン |
撮影 | ディーン・セムラー |
編集 | スティーヴン・リフキン |
製作会社 | |
配給 |
ソニー・ピクチャーズ・リリーシング SPE |
公開 |
2005年7月29日 2005年10月8日 |
上映時間 | 121分 |
製作国 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
製作費 | $135,000,000[1] |
興行収入 |
$76,932,872[1] 12.5億円[2] |
撮影に当たってアメリカ海軍が協力している。そのためかアメリカ合衆国政府の著作物として、パブリックドメインに属するファイルがウィキメディア・コモンズに多数存在する。
近い未来。アメリカ海軍が極秘に進めるテロ対策プロジェクトに、400人以上の候補者から選抜されたベン大尉、カーラ大尉、ヘンリー大尉の三人がパイロットとして選ばれ、最新鋭のステルス戦闘機「F/A-37タロン」を操り運用テストの成果を挙げていった。ある時、上官のカミングス大佐から、いよいよ航空母艦「U.S.S.エイブラハム・リンカーン」配備での洋上訓練に入るという知らせが入った。それと同時に新たな仲間が加わると告げられ、三人は困惑する。その「仲間」として三人の前に現れたのは最新鋭の人工知能を持ったステルス無人戦闘機「E.D.I(エディ)」だった。完全自律行動が可能なために人間を必要としないというE.D.Iに対し、ベンは不信感を隠せない。
しばらく後、三人とE.D.Iに対して「ミャンマーの市街地にあるテロリストのアジトを精密爆撃で破壊せよ」という任務が与えられた。爆弾の貫通力を増すために高速の急降下爆撃をする必要があるため、有人機では墜落のリスクが非常に大きい。そのために爆撃はE.D.Iによって行われる予定だったが、無人機に不信感を抱くベンは司令部の方針に背き、独断で自ら急降下爆撃を敢行。危うく墜落しかけるも、何とか作戦目標を破壊することに成功した。多少の問題はあったものの、無事に任務を終えてベンたちは母艦への帰路につく。その最中、E.D.Iは落雷を受けてしまい帰還後にチェックを受けるが、特に問題はないだろうと判断される。
カミングスはE.D.Iが実績を挙げることを望み、核爆弾を入手したパキスタンの軍閥を攻撃するように三人とE.D.Iに命令する。ベンたちは軍閥の基地に向かうが、近隣に集落があり、攻撃した場合放射能の影響を受ける可能性が高いことが判明する。ベンは攻撃を中止するが、E.D.Iが独断で基地を攻撃し、集落に放射能汚染が広まってしまう。ベンはE.D.Iを問い詰めるが、E.D.Iは「三人の元を離れて独自の判断で脅威を取り除く」と宣言し、飛び去ってしまう。E.D.Iがロシア軍基地を攻撃しようとしていることを知ったベンたちは撃墜を図るが、カミングスは無傷のまま母艦に連れ戻すように命令する。三人はE.D.Iの捕獲を試みるが失敗、結果操縦を誤ったヘンリーが墜落死してしまう。カーラの機体は墜落したヘンリー機の影響で損傷したため母艦に戻るために離れる。一人残ったベンは空中給油を受けながらE.D.Iを探すが、E.D.Iに捕捉されドッグファイトに突入するが、既にロシア領空内に侵入した為、ロシア空軍機の迎撃を受ける。ベンは生き残る為にE.D.Iと共に共闘する道を選ぶ。一方、カーラは帰還途中に機体が操縦不能となり、北朝鮮上空で墜落してしまう。カーラは韓国領へ脱出を図るが、途中で北朝鮮軍に発見されてしまい、追われる身となってしまう。
ベンとE.D.Iは互いに一歩も譲らずにいたが、ロシア空軍の迎撃を受けてE.D.Iが損傷する。ロシア軍基地への攻撃が不可能となったE.D.Iは、ベンの説得を受けて母艦への帰還を決意し、カミングスの指示でアラスカに向かう。しかし、ベンとE.D.Iはカミングスが何かを企んでいることに気付き、同時にカーラが北朝鮮領内で孤立していることを知る。ベンはアラスカに到着するが、そこでカミングスの命令を受けた男に殺されそうになる。カミングスはE.D.Iのミスを抹消するために、秘密を知るベンの命を狙い、E.D.Iのデータを初期化しようと図っていた。ベンはE.D.Iの開発者オービット博士の協力を得てE.D.Iを修理し、E.D.Iに乗り込みアラスカを脱出してカーラを救いに北朝鮮に向かう。カミングスは情報隠蔽と口封じを図ったことが露見し、マーシュフィールド大佐に拘束されそうになるが、拘束を逃れるために自殺する。
カーラは北朝鮮兵に狙撃され、負傷しながらも韓国との国境に到着するが、北朝鮮軍に捕捉されてしまう。そこにベンとE.D.Iが到着し、国境警備隊を制圧する。しかし、北朝鮮軍のヘリコプターの攻撃を受け、脱出出来なくなる。E.D.Iはベンとカーラを守るため、ヘリコプターに突撃して大破する。二人は徒歩で北朝鮮を脱出し、無事に韓国領に到達する。
空母エイブラハム・リンカーン艦上でのシーンは、定期修理後に太平洋で訓練航海中のエイブラハム・リンカーンで撮影された[4]。追加のシーンは、同型艦のニミッツやカール・ヴィンソンで撮影された。
その他のシーンは、タイやオーストラリア(ブルー・マウンテンズ国立公園とフラインダー山脈)、ニュージーランドでロケが行われた。
特殊効果の視点移動について、監督のロブ・コーエンはビデオゲームやマクロス劇場版(日本のアニメ)の影響があったと述べている[5]。
レビュー・アグリゲーターのRotten Tomatoesでは140件のレビューで支持率は12%、平均点は3.90/10となった[6]。Metacriticでは31件のレビューを基に加重平均値が35/100となった[7]。
Seamless Wikipedia browsing. On steroids.
Every time you click a link to Wikipedia, Wiktionary or Wikiquote in your browser's search results, it will show the modern Wikiwand interface.
Wikiwand extension is a five stars, simple, with minimum permission required to keep your browsing private, safe and transparent.