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『スチューデント』 (L'Étudiante) は、クロード・ピノトー監督による1988年のフランス・イタリア合作映画。原題は「学生」の女性形。
『ラ・ブーム』『ラ・ブーム2』とほぼ同じ制作スタッフで、主演も同じくソフィー・マルソー。イタリアではラ・ブームの第3作を意味するIl tempo delle mele 3[4]と題されているが、主人公の名前や出身などの設定が異なっている。
ヴァランティーヌ:バスク出身、正義感が強く直情的でやきもちやき、ソルボンヌの古典文学を専攻する学生、バカロレア対策の予備校で、また外のコレージュ(中学校)でも補助教員として授業をしながら、教員資格取得に向け試験準備に忙しい。
ネッド:政治に無関心で女にルーズな28歳、離婚経験あり、国立音楽院を卒業した売れない作曲家、ジャズロックのバンド"Vol de Nuit"(夜間飛行)のキーボード・シンセサイザー奏者として地方公演に出ながら、映画音楽採用に向けデモテープ製作に忙しい。
性格も、嗜好も、住む世界も、生活時間帯も対照的な2人。スキー場のロープウェイ車内で出会った2人は電話でお互いの声を確かめ、衝突しながらも時間をやりくりしてふたりの時を重ねる。
筆記も終わり、大詰め口述試験、ヴァランティーヌがくじで引いた課題はモリエールの『人間嫌い』だった。行き違いをただそうと公聴会会場に追ってきたネッドを視野に認め、答弁を進める中で自らの感情を確かめた。
ウラディミール・コスマの作曲による主題歌You Call It Loveは、ユーロビジョン1988年大会のノルウェー代表Karoline Krüger (en fr no) が歌っている。
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